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衛藤晃平

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
衛藤晃平
Kohei Eto
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1982-12-27) 1982年12月27日(41歳)
出身地 大阪府
キャリア情報
高校 住吉高校
大学 金沢大学
指導者期間 2006–現在
経歴
コーチ時代:
2006-2008金沢大学
2008浜松大学
2009マンチェスター・ミルラッツ
2009-2010富山グラウジーズ(AC)
2010-2011富山グラウジーズ
2011-2013新潟アルビレックスBBラビッツ(AC)
2013-2015新潟アルビレックスBBラビッツ
2015-2017バンビシャス奈良
2017-2019香川ファイブアローズ
2022-2024アースフレンズ東京Z
エグゼクティブ時代:
2022-2023アースフレンズ東京Z(GM)

衛藤 晃平(えとう こうへい、1982年12月27日 - )は、大阪府出身のバスケットボール指導者である。bjリーグ・富山、Wリーグ・新潟、Bリーグ奈良香川のヘッドコーチを歴任した。2022年6月よりアースフレンズ東京Zのゼネラルマネージャー(GM)、同年11月よりヘッドコーチ代行を務めている。

経歴

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住吉高校から金沢大学、金沢大学院に進み指導者を目指す。

2006年、金沢大ヘッドコーチに就任。2008年3月まで務め、その間、石川県学生選抜、北信越学生選抜のコーチも務めた。

その後2008年4月から12月まで浜松大学のアシスタントコーチを務めたのち、2009年1月から3月まで、アメリカの独立リーグ・PBL英語版マンチェスター・ミルラッツ英語版でアシスタントコーチを務めた[1]

帰国後、金沢大学のヘッドコーチに復帰するとともに、これと兼任する形で、この年bjリーグに新規参入した富山グラウジーズのアシスタントコーチに就任し、ヘッドコーチのチャールズ・ジョンソンを補佐した。

2010-11シーズンにはジョンソンに代わりヘッドコーチに昇格、2010年10月23日の浜松・東三河フェニックス戦では、前のシーズンで優勝した浜松に対し66-55で勝利を収めたが、チームは2011年1月末の時点で8勝18敗の最下位に沈み、2月2日、富山は衛藤を解任した[1]

富山退団後の2011-12シーズンより2シーズン、Wリーグ新潟アルビレックスBBラビッツアシスタントコーチを務める。2013年、荒順一ヘッドコーチの退任を受けヘッドコーチに昇任[2]WJBL 2013-14シーズンは11勝22敗で12チーム中8位に終わる。WJBL 2014-15シーズンは、当時6連覇中だったJX-ENEOSサンフラワーズに対し接戦を演じることもあったが、最終的には5勝25敗で9位に終わった[3]。2014-15シーズン終了後、契約満了をもって退任した[4]

2015年6月、bjリーグのバンビシャス奈良のヘッドコーチに就任[5]。衛藤が就任する前のbjリーグ 2014-15シーズン、奈良は12勝40敗で最下位だった。就任1期目のbjリーグ 2015-16シーズン、奈良は17勝35敗で12チーム中9位に入る。Bリーグが発足した2016-17シーズンはレギュラーシーズン60試合中24勝36敗の成績を挙げ、チーム創設以降最高勝率となる.400の成績を残した[6]。シーズン終了後の2017年5月、奈良は衛藤との契約を更新せず、衛藤は退任した[7]

2017年7月12日、B2の香川ファイブアローズのヘッドコーチに就任した[8]

2019年8月8日、Bリーグは香川ファイブアローズ所属選手に対して暴力行為や暴言があったとして、衛藤に1年間の公式試合に関わる全職務の停止を科したと発表した[9]。これに伴い、衛藤の不適切な行為を止めることが出来なかった代表取締役社長と取締役兼エグゼクティブコーチにけん責及び制裁金の処分が、ファイブアローズに制裁金の処分が下された[9][10]。衛藤は香川のヘッドコーチを退任した。

2022年6月、アースフレンズ東京Zに新たにGM職が設置され、衛藤が就任した[11]。同年11月、ヘッドコーチを務めていた橋爪純の契約解除に伴い衛藤がヘッドコーチ代行に就任した[12]

2023-24シーズンはGM職を廣瀬幹に譲り[13]、ヘッドコーチに専念することとなった[14]

出典

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  1. ^ a b 富山グラウジーズ元ヘッドコーチ、衛藤晃平氏インタビュー”. basketballnavi (2011年3月24日). 2017年7月13日閲覧。
  2. ^ 新潟アルビレックスBBラビッツ ヘッドコーチ契約合意のお知らせ』(プレスリリース)新潟アルビレックスBBラビッツ、2013年3月18日http://www.albirexbb-rabbits.com/?p=12092017年7月13日閲覧 
  3. ^ 【新潟・アスリートブック】 監督2年目、かく敗れたり。されど…~バスケットボール女子・新潟アルビレックスBBラビッツ監督 衛藤晃平さん”. GATAポスト. ニューズ・ライン (2015年3月17日). 2017年7月13日閲覧。
  4. ^ 衛藤 晃平ヘッドコーチ契約満了のお知らせ”. 新潟アルビレックスBBラビッツ (2015年3月19日). 2017年7月13日閲覧。
  5. ^ 衛藤晃平ヘッドコーチ就任のお知らせ”. バンビシャス奈良 (2015年6月10日). 2016年4月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月13日閲覧。
  6. ^ 奈良が衛藤HCとの契約満了を発表「選手の努力が実ることを祈念している」”. バスケットボールキング. フロムワン (2017年5月9日). 2017年7月13日閲覧。
  7. ^ 衛藤 晃平ヘッドコーチ 契約満了のお知らせ』(プレスリリース)バンビシャス奈良、2017年5月8日https://bambitious.jp/news/24295.html2017年7月13日閲覧 
  8. ^ 2017-18シーズン新ヘッドコーチ契約合意のお知らせ』(プレスリリース)香川ファイブアローズ、2017年7月12日https://www.fivearrows.jp/news/29257.html2017年7月13日閲覧 
  9. ^ a b 香川ファイブアローズ、衛藤HCが1年間の全職務停止…暴力行為や暴言が発覚”. バスケットボールキング. フロムワン (2019年8月8日). 2019年8月8日閲覧。
  10. ^ 繰り返された暴力と暴言、香川ファイブアローズ指揮官の衛藤晃平が全職務停止”. バスケット・カウント. ティーアンドエス (2019年8月8日). 2019年8月8日閲覧。
  11. ^ 衛藤 晃平氏 ゼネラルマネージャー就任のお知らせ”. アースフレンズ東京Z (2022年6月15日). 2022年12月17日閲覧。
  12. ^ 橋爪 純氏 ヘッドコーチ契約解除並びに衛藤 晃平氏 GM兼ヘッドコーチ代行就任のお知らせ”. アースフレンズ東京Z (2022年11月4日). 2022年12月17日閲覧。
  13. ^ 衛藤GMの退任及び新GM就任のお知らせ”. アースフレンズ東京Z (2023年4月30日). 2023年7月29日閲覧。
  14. ^ 衛藤 晃平ヘッドコーチ契約(継続)のお知らせ” (2023年6月16日). 2023年7月29日閲覧。

外部リンク

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