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芦野駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
芦野駅
あしの
Ashino
猿払 (4.8 km)
(6.3 km) 鬼志別
所在地 北海道宗谷郡猿払村字芦野
北緯45度18分14秒 東経142度10分44.4秒 / 北緯45.30389度 東経142.179000度 / 45.30389; 142.179000
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 天北線
キロ程 87.4 km(音威子府起点)
電報略号 アノ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1920年大正9年)11月1日[1]
廃止年月日 1989年平成元年)5月1日[1]
備考 天北線廃線に伴い廃駅
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1977年の芦野駅と周囲約500m範囲。左上が南稚内方面。側線は全て撤去され、無人化に伴い駅舎ホーム側に棒線化されているが、かつては周囲の駅と同じく相対ホーム2面2線と副本線、貨物ホームに引込み線をもつ木材出荷駅だった。右上に見える猿骨川からストックヤードまで伸びた水路の跡が残されている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

芦野駅(あしのえき)は、かつて北海道宗谷支庁宗谷郡猿払村字芦野に設置されていた、北海道旅客鉄道(JR北海道)天北線廃駅)である。電報略号アノ事務管理コードは▲121912[2]

歴史

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駅名の由来

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「開駅当時はこの地一帯はアシが群生している平野であったので[5]」命名したとされている。

駅構造

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廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、線路の西側(南稚内方面に向かって左手側)に存在した[6]分岐器を持たない棒線駅となっていた。かつては2面2線の相対式ホームを有する、列車交換可能な交換駅であった。

無人駅(駅舎内で乗車券を発券する、簡易委託駅)となっていたが、有人駅時代の駅舎が残っていた。駅舎は構内の西側に位置し、ホーム中央部分に接していた。出入口だけアルミサッシに変更された古い木造駅舎であった[6]。なお、ホームには花壇が設けられていた[6]。1983年(昭和58年)時点の簡易委託の駅務員は、70歳を過ぎた老人男女であった[6]

利用状況

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乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均
1978年(昭和53年) 28 [7]

駅周辺

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駅跡

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猿払駅 - 鬼志別駅間の線路跡は、北海道道1089号猿払鬼志別線に転用されている。2001年(平成13年)時点では猿払駅跡から当駅跡までは完成済み、鬼志別駅跡までは工事中の状況であった[10]。2010年(平成22年)時点では鬼志別駅跡まで完成し、上下2車線の立派な道路となっている[11]。2011年(平成23年)時点でも同様であった[8]。当駅の跡地は、交通公園として整備されている。

隣の駅

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北海道旅客鉄道
天北線
猿払駅 - 芦野駅 - 鬼志別駅

脚注

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  1. ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、906頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、241頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362023年2月11日閲覧 
  3. ^ “日本国有鉄道公示第148号”. 官報. (1972年9月14日) 
  4. ^ 「通報 ●天北線上音威子府駅ほか11駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1973年9月14日、4面。
  5. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、188頁。ASIN B000J9RBUY 
  6. ^ a b c d e f 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)190ページより。
  7. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、894頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  8. ^ a b 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社2011年9月発行)251ページより。
  9. ^ a b c 書籍『北海道道路地図 改訂版』(地勢堂、1980年3月発行)17ページより。
  10. ^ 書籍『鉄道廃線跡を歩くVIII』(JTBパブリッシング2001年8月発行)42ページより。
  11. ^ 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』(JTBパブリッシング、2010年4月発行)18ページより。

関連項目

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