福井勝義
福井 勝義（ふくい かつよし、1943年11月18日[1]- 2008年4月26日）は、日本の文化人類学者。
経歴[編集]
島根県生まれ。京都大学大学院農学研究科農林生物学修士課程修了。1973年「エチオピアの栽培植物の呼称の分類とその史的考察」で京大農学博士。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所研究員、国立民族学博物館助教授を経て、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。2007年定年退任。
2008年4月26日、急性心不全のため京都市左京区の病院で死去。64歳没[2]。
著書[編集]
共編著[編集]
- 『牧畜文化の原像 生態・社会・歴史』谷泰共編著 日本放送出版協会 1987
- 『民族とは何か』川田順造共編 岩波書店 1988
- 『文化の地平線 人類学からの挑戦』井上忠司,祖田修共編 世界思想社 1994
- 『講座地球に生きる 4 自然と人間の共生 遺伝と文化の共進化』 雄山閣出版 1995
- 『水の原風景 自然と心をつなぐもの』 TOTO出版 1996
- 『世界の歴史 24 アフリカの民族と社会』赤阪賢・大塚和夫共著 中央公論新社 1999。中公文庫 2010
- 『戦いの進化と国家の生成』春成秀爾共編 東洋書林(人類にとって戦いとは) 1999
- 『近所づきあいの風景 つながりを再考する』(講座人間と環境 第8巻) 昭和堂 2000
- 『イデオロギーの文化装置』新谷尚紀共編 東洋書林(人類にとって戦いとは) 2002
- 『社会化される生態資源 エチオピア絶え間なき再生』京都大学学術出版会 2005
- 『サハラ以南アフリカ』竹沢尚一郎・宮脇幸生共編 明石書店(講座世界の先住民族) 2008
翻訳[編集]
- レニ・リーフェンシュタール『ヌバ 遠い星の人びと』新潮文庫 1986
記念論集・参考文献[編集]
- 『フロンティアを求めて 人類学者福井勝義の挑戦』ブックポケット 2010
脚注[編集]
- ^ 『著作権台帳』
- ^ “福井勝義氏死去 元京都大教授”. 共同通信社. 47NEWS. (2008年4月27日) 2012年11月7日閲覧。
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