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皆川ゆか

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

皆川 ゆか / 皆河 有伽(みなかわ ゆか、1965年 - )は、日本の小説家漫画原作者、脚本家、評論家、3DCG映像クリエイター、元大学教員。

概要

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1987年、講談社X文庫ティーンズハートより『ぱらどっくすティー・パーティー』で小説家デビュー。

初期はオリジナルの小説を中心に執筆していたが、1995年頃よりアニメ・ゲーム作品のノベライズへと発表の場を広げ、2001年には『機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』を編纂し注目を集める。

以降、小説執筆に加え、アニメ関連の書籍・雑誌への評論やコラムの寄稿、大学での講義、『宇宙戦艦ヤマト』リメイクシリーズではアニメ製作にも関与するなど、文筆にとどまらない活動を行っている。

オリジナルの小説作品に『ティー・パーティー』シリーズ、『運命のタロット』シリーズなど。 ノベライズに『機動戦士ガンダム』シリーズ、『宇宙戦艦ヤマト2202』などがある。

名義の変遷

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1987年のデビューから「皆川ゆか」名義を用いたが、2009年頃、公式サイトにおいて「皆河有伽」への改名を宣言。

同年刊行の『小説 手塚学校』から数年間は「皆河有伽」名義で執筆活動を行ったが、2015年刊行の『キーマスター 翠玉のチェストブレイカー』以降は名義を「皆川ゆか」に戻している。

2013年度から2020年度まで非常勤講師として教鞭をとった相模女子大学では、一貫して「皆河有伽」の名義を用いた。


『機動戦士ガンダム』シリーズへの関与

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1996年、主に執筆の場を得ていた講談社より『新機動戦記ガンダムW外伝 右手に鎌を左手に君を』を、続いて1997年には『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』ノベライズを刊行。

2001年、『機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』を編纂し注目を集める。

後、2006年には『評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡』を上梓、また同年連載開始した高山瑞穂による漫画『機動戦士ガンダムALIVE』ではシナリオを担当した。

機動戦士ガンダムSEED』シリーズではフィルムコミックの編集に関与。Blu-ray BOXのブックレットにはコラムを寄稿している。

また、『Goods Press』など雑誌の特集にはたびたび記事を寄せている。

自身、第一シリーズ放送当時からの熱心なファンであることは折々に語られる。 「アニメ新世紀宣言」を観覧した経験は短編小説として『ガンダムUC証言集』(2014年、KADOKAWA)に寄稿されている。


『宇宙戦艦ヤマト』リメイクシリーズへの関与

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第2作『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』ノベライズを担当。 劇場版総集編『宇宙戦艦ヤマトという時代・西暦2202の選択』では脚本を担当、およびブルーレイ特典小説『私の心がこのようにあることは』を寄稿。

第3作『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』には設定考証として参加した。

『ガンダム』と並び、十代で触れた旧シリーズの強い印象は折々に語られる。 『ガンダム』に先行して放映された本作は、「お兄さん・お姉さんのもの」という感覚であり、劇場版は従兄に連れられて鑑賞したという [1] [2] [3]

『2202』小説の刊行は4巻を最後に中断している(2022年現在)が、アニメ関連の作業が優先されているためであり、続刊予定である[4]

主な著書

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特に記載がないものは皆川ゆか名義。

小説

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  1. 『神とともにあれ』
  2. 『獅子、虎に逢う』
  3. 『天の涙、地の慟哭』
  • 『僕は君のためにいる』全4巻 (桜桃書房、Eclipse novel)
  • 「小説手塚学校」(皆河有伽名義、講談社)
  1. 『日本動画興亡史 ~テレビアニメ誕生~』
  2. 『日本動画興亡史 ~ソロバン片手の理想家~』

アンソロジー

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ノベライズ

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原作・シナリオ

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原作
シナリオ

辞典・評伝等

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  • 機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』(サンライズ監修、講談社)
    • 『GUNDAM Q101 - 『機動戦士ガンダム公式百科事典』完全対応副読本!』(サンライズ共著、地球連邦総合大学リーア分校『GUNDAM OFFICIALS』研究室編集、講談社)
  • 『評伝シャア・アズナブル《赤い彗星》の軌跡』上・下(サンライズ監修、講談社、KCピース) 2006年12月、のち講談社文庫(全1巻) 2012年4月
  • 『総解説 ガンダム事典 ガンダムワールドU.C.編』(サンライズ監修、講談社KCDX)
    • 『総解説ガンダム事典Ver.1.5』(皆河有伽名義) - 上記の増補改訂版

関連項目

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外部リンク

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脚注

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