「うだつの上がる町並み」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
m Category:重要伝統的建造物群保存地区を除去 (HotCat使用) |
編集の要約なし |
||
1行目: | 1行目: | ||
[[File:「うだつ」と「秋葉様」.jpg|thumb|right|「うだつ」と「秋葉様」]] |
[[File:「うだつ」と「秋葉様」.jpg|thumb|right|「うだつ」と「秋葉様」]] |
||
'''うだつの上がる町並み'''(うだつのあがるまちなみ)は、[[岐阜県]][[美濃市]]の[[重要伝統的建造物群保存地区]]。[[江戸]]時代に領主・[[金森長近]]によって造られた歴史的景観が現存されている。江戸期を通じて[[美濃和紙]]を中心とした商業が盛んで、裕福でないと上げられなかった「[[うだつ]]」(防火壁)の上がる家が並ぶ。 |
'''うだつの上がる町並み'''(うだつのあがるまちなみ)は、[[岐阜県]][[美濃市]][[美濃町]]の[[重要伝統的建造物群保存地区]]。[[江戸]]時代に領主・[[金森長近]]によって造られた歴史的景観が現存されている。江戸期を通じて[[美濃和紙]]を中心とした商業が盛んで、裕福でないと上げられなかった「[[うだつ]]」(防火壁)の上がる家が並ぶ。 |
||
[[File:旧今井家住宅の中庭 2017-02-08.jpg|thumb|旧今井家住宅の中庭。水琴窟と茶室がある。2017年2月8日撮影]] |
[[File:旧今井家住宅の中庭 2017-02-08.jpg|thumb|旧今井家住宅の中庭。水琴窟と茶室がある。2017年2月8日撮影]] |
2021年4月10日 (土) 04:08時点における版
うだつの上がる町並み(うだつのあがるまちなみ)は、岐阜県美濃市美濃町の重要伝統的建造物群保存地区。江戸時代に領主・金森長近によって造られた歴史的景観が現存されている。江戸期を通じて美濃和紙を中心とした商業が盛んで、裕福でないと上げられなかった「うだつ」(防火壁)の上がる家が並ぶ。
うだつの上がる建物
- 旧今井家・美濃史料館 - 江戸中期の市内最大規模の商家。最も古いうだつ軒飾りの形式を持つ。復元された水琴窟がある。市指定文化財
- 小坂家住宅 - 安永初期の造り酒屋。屋根全面に「起り(むくり)」をもつ美しい景観が特徴。国指定重要文化財
- 町並みギャラリー・山田家住宅 - 享保6年開業の町医者。陶器製の防火水槽がある。現在は和紙ちぎり絵などのギャラリー
- 松久達三家 - 今井家より少し発展した軒飾り
- 加藤家 - 18世紀中期のものと思われるうだつ飾り
- 平田家 - 明治初年の大火後に建てられた家。江戸時代より立派なうだつ飾り
- 大石家、梅村家、鈴木家、西尾家、古田家、松久家、渡辺家、旧武藤家、小坂家、古川家、岡専旅館、時代軒 - うだつが上がっている
観光、土産
- 美濃和紙あかりアート館 - 美濃和紙のあかりアート作品を展示。1階に無料の休憩所
- 美濃市観光協会「番屋」 - 番屋風の建物。美濃和紙や地元特産品などを販売するコーナーがある
- 町並みの各所に美濃和紙、和菓子、手作り工芸品、着付け、生活骨董品、提灯などの店がある
アクセス
- 長良川鉄道「美濃市駅」から徒歩約10分
- JR岐阜駅・名鉄岐阜駅から美濃市駅まで岐阜バス岐阜美濃線[1]で約1時間
- 名古屋の名鉄バスセンターから「うだつの町並み通り」停留所まで高速バス高速美濃・関 - 名古屋線[2]で約2時間
- 東海北陸自動車道「美濃IC」から車で約5分
- 駐車場 - 観光ふれあい広場 約200台(協力金100円。大型2,000円、マイクロ1,500円)トイレ有
その他
- 路上喫煙禁止区域
- 毎年4月には町並み一帯で美濃まつりが開かれる
- 毎年5月には旧今井家の前がツアー・オブ・ジャパン美濃ステージのスタート地点となる
- 毎年10月には美濃和紙あかりアート展が開かれる
- 地元の愛好家らがクラシックカーで町並みを通り抜けるイベントを行っている[3]
- ゆるキャラ「うだつくん」は1989年に誕生。1994年の市制40周年記念マラソンに合わせて着ぐるみが制作されたが、一度披露されたきり[4]で倉庫で眠っていた。2008年、地方紙の着ぐるみキャラクター特集への掲載依頼のため14年ぶりに再登場。2009ゆるキャラアワード準グランプリ獲得。現在は完全復帰し美濃市のPRを行っている[5]。
近隣の施設
- 小倉山城跡・小倉公園 - うだつの上がる町並みは小倉山城の城下町として整備された
- 鹿苑寺地蔵堂(六角堂) - 応長元年(1311年)に再建。国指定重要文化財
- 上有知湊・川湊灯台 - 物資運送の玄関口として長良川河畔に築かれた湊と灯台。県指定重要文化財
- 洲原神社 - 本殿は県重要文化財。社叢はブッポウソウ繁殖地として国指定天然記念物。
- 美濃橋 - 現存する日本最古の近代吊橋。大正5年8月竣工。歩行者と自転車しか渡れない。国指定重要文化財
- 美濃和紙の里会館 - 紙すき体験などが出来る
- 旧名鉄美濃駅 - 路面電車3両及び電車に関するパネルを展示
- 道の駅美濃にわか茶屋
注釈
- ^ 岐阜美濃線 - 岐阜バス
- ^ 高速名古屋線 - 岐阜バス
- ^ “「うだつの上がる町並み」 往年の名車が駆ける 岐阜”. 朝日新聞. (2013年3月25日) 2013年8月17日閲覧。
- ^ “特集「がんばりゃぁ ぎふキャラ」うだつくん(美濃市)”. 岐阜新聞. (2008年12月1日) 2013年8月17日閲覧。
- ^ 美濃市ゆるキャラ「うだつくん」 - 美濃市観光協会
外部リンク
- うだつの上がる町並み - 美濃市
- うだつの上がる町並みを楽しむ公式ホームページ - 美濃商工会議所
- 美濃市 うだつを上げよめぇかプロジェクト (udatsu) - Facebook
- うだつの上がる町並み - ぎふの旅ガイド
参考画像
-
うだつ
-
うだつ
-
今井家
-
小坂酒造場
-
小坂酒造場
-
紫竹呉服店
-
丸栄食料品店
-
町並み
-
町並み
-
願念寺
-
宝勝院