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=== 近代史関連 ===
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日中戦争、太平洋戦争に関する著作が多数ある。
日中戦争、太平洋戦争に関する著作が多数ある。

『戦時演芸慰問団「[[わらわし隊]]」の記録』([[中公文庫]])では、演芸慰問のために戦場にまで足を運んだ「わらわし隊」の軌跡を、膨大な資料と証言から再現した。『指揮官の決断 満州とアッツの将軍 [[樋口季一郎]]』([[文春新書]])では、[[杉原千畝]]の他にも「日本人による[[ユダヤ人]]救出劇」があったことを指摘し、[[アッツ島]]の戦闘においても新たな光をあてた。その他、[[松井石根]]、[[永田鉄山]]、[[中川州男]]といった陸軍軍人の評伝に定評がある。
『戦時演芸慰問団「[[わらわし隊]]」の記録』([[中公文庫]])では、演芸慰問のために戦場にまで足を運んだ「わらわし隊」の軌跡を、膨大な資料と証言から再現した。『指揮官の決断 満州とアッツの将軍 [[樋口季一郎]]』([[文春新書]])では、[[杉原千畝]]の他にも「日本人による[[ユダヤ人]]救出劇」があったことを指摘し、[[アッツ島]]の戦闘においても新たな光をあてた。その他、[[松井石根]]、[[永田鉄山]]、[[中川州男]]といった陸軍軍人の評伝に定評がある。


=== スポーツ関連 ===
=== スポーツ関連 ===
『昭和十七年の夏 [[幻の甲子園]]』([[文藝春秋]])では、戦時中の1942年の夏に、[[朝日新聞]]ではなく[[文部省]]の主催で行われた中等野球大会の詳細を、当事者たちからの聞き取りによって浮き彫りにした。2010年8月、[[NHK]]ドキュメンタリー「幻の甲子園」として番組化。2011年、第21回[[ミズノスポーツライター賞]]最優秀賞受賞<ref>[http://www.mizuno.co.jp/zaidan/writer/index.html 公益財団法人ミズノスポーツ振興財団]</ref>。第2回[[サムライジャパン野球文学賞]]ベストナイン賞受賞。
『昭和十七年の夏 [[幻の甲子園]]』([[文藝春秋]])では、戦時中の1942年の夏に、[[朝日新聞]]ではなく[[文部省]]の主催で行われた中等野球大会の詳細を、当事者たちからの聞き取りによって浮き彫りにした。2010年8月、[[日本放送協会|NHK]]ドキュメンタリー「幻の甲子園」として番組化。2011年、第21回[[ミズノスポーツライター賞]]最優秀賞受賞<ref>[http://www.mizuno.co.jp/zaidan/writer/index.html 公益財団法人ミズノスポーツ振興財団]</ref>。第2回[[サムライジャパン野球文学賞]]ベストナイン賞受賞。


== 賞歴 ==
== 賞歴 ==

2019年11月27日 (水) 13:50時点における版

早坂 隆
(はやさか たかし)
誕生 (1973-09-02) 1973年9月2日(50歳)
愛知県岡崎市
職業 ノンフィクション作家
ルポライター
国籍 日本の旗 日本
ジャンル ルポルタージュ
主題 日本近代史(大東亜戦争)
代表作 『幻の甲子園』
『世界の日本人ジョーク集』
主な受賞歴 ミズノスポーツライター賞最優秀賞(2011年
サムライジャパン野球文学賞 ベストナイン賞(2011年
公式サイト 早坂隆 公式blog
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早坂 隆(はやさか たかし、1973年9月2日 - )は、日本ノンフィクション作家ルポライター日本文藝家協会会員。

来歴

愛知県岡崎市出身。実業家早坂力の曾孫、俳人金子兜太とは親戚関係にある。

愛知県立岡崎北高等学校帝京大学文学部心理学科、日本エディタースクール(ジャーナリスト文章コース)卒業。

作品

海外ノンフィクション

20代の頃はイラクパレスチナ、旧ユーゴスラビアといった紛争地の取材を中心に行っていた。ルーマニアに2年間にわたって滞在して取材、執筆した『ルーマニア・マンホール生活者たちの記録』(現代書館中公文庫)で話題を集めた。[1]

ジョーク関連

世界各地で集めたジョークに関する著作も多い。2006年に刊行した『世界の日本人ジョーク集』はジョーク集としては異例の75万部を超えるベストセラーになった。[2]世界一受けたい授業」「王様のブランチ」などの番組にも出演[3]。シリーズ累計は100万部を突破している[4]

近代史関連

日中戦争、太平洋戦争に関する著作が多数ある。 『戦時演芸慰問団「わらわし隊」の記録』(中公文庫)では、演芸慰問のために戦場にまで足を運んだ「わらわし隊」の軌跡を、膨大な資料と証言から再現した。『指揮官の決断 満州とアッツの将軍 樋口季一郎』(文春新書)では、杉原千畝の他にも「日本人によるユダヤ人救出劇」があったことを指摘し、アッツ島の戦闘においても新たな光をあてた。その他、松井石根永田鉄山中川州男といった陸軍軍人の評伝に定評がある。

スポーツ関連

『昭和十七年の夏 幻の甲子園』(文藝春秋)では、戦時中の1942年の夏に、朝日新聞ではなく文部省の主催で行われた中等野球大会の詳細を、当事者たちからの聞き取りによって浮き彫りにした。2010年8月、NHKドキュメンタリー「幻の甲子園」として番組化。2011年、第21回ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞[5]。第2回サムライジャパン野球文学賞ベストナイン賞受賞。

賞歴

  • 2002年 - 週刊金曜日ルポルタージュ大賞優秀賞
  • 2011年 - ミズノスポーツライター賞最優秀賞
  • 2011年 - サムライジャパン野球文学賞ベストナイン賞

著作

  • 『僕が遍路になった理由』(連合出版)
  • 『素顔のイラク』(連合出版)
  • 『ルーマニア・マンホール生活者たちの記録』(中公文庫)/第12回週刊金曜日ルポルタージュ大賞優秀賞
  • 『世界の紛争地ジョーク集』(中公新書ラクレ)
  • 『世界反米ジョーク集』(中公新書ラクレ)
  • 『祖父の戦争』(幻冬舎文庫)
  • 『世界の日本人ジョーク集』(中公新書ラクレ)
  • 『日本の戦時下ジョーク集 満州事変・日中戦争篇』(中公新書ラクレ)
  • 『日本の戦時下ジョーク集 太平洋戦争篇』(中公新書ラクレ)
  • 『兵隊万葉集』(幻冬舍新書)
  • 『中国人vs日本人』(ベスト新書)
  • 『世界のイスラムジョーク集』(中公文庫)
  • 『続・世界の日本人ジョーク集』(中公新書ラクレ)
  • 『知的な者ほどよく笑う』(中央公論新社)
  • 『戦時演芸慰問団「わらわし隊」の記録』(中公文庫)
  • 『指揮官の決断 満州とアッツの将軍 樋口季一郎』(文春新書)
  • 『昭和十七年の夏 幻の甲子園』(文藝春秋、文春文庫)/第21回ミズノスポーツライター賞最優秀賞。第2回サムライジャパン野球文学賞ベストナイン賞受賞。NHKドキュメンタリー「幻の甲子園」として番組化。
  • 『松井石根と南京事件の真実』(文春新書)
  • 『100万人が笑った!「世界のジョーク集」傑作選』(中公新書ラクレ)
  • 『鎮魂の旅 大東亜戦争秘録』(中央公論新社)
  • 『戦場に散った野球人たち』(文藝春秋)
  • 『愛国者がテロリストになった日 安重根の真実』(PHP研究所)
  • 『永田鉄山 昭和陸軍「運命の男」』(文春新書)
  • 『戦場の名言集 いま胸を打つ遺言』(中公新書ラクレ)
  • 『昭和十八年の冬 最後の箱根駅伝』(中央公論新社)
  • 『新・世界の日本人ジョーク集』(中公新書ラクレ)
  • 『ジョーク集 トランプvs.金正恩』(飛鳥新社)
  • 『世界はジョークで出来ている』(文春新書)
  • 『世界の路地裏を歩いて見つけた「憧れのニッポン」』(PHP新書)
  • 『現代の職人 質を極める生き方、働き方』(PHP新書)
  • 『ペリリュー玉砕 南洋のサムライ・中川州男の戦い』(文春新書)

共著

  • 『文筆生活の現場 ライフワークとしてのノンフィクション』(中公新書ラクレ)

脚注

  1. ^ BOOKSCAN 著者インタビュー
  2. ^ BOOKSCAN 著者インタビュー
  3. ^ 日本テレビHP
  4. ^ BOOKSCAN 著者インタビュー
  5. ^ 公益財団法人ミズノスポーツ振興財団

外部リンク