「新宿スバルビル」の版間の差分
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2019年6月2日 (日) 05:50時点における版
新宿スバルビル | |
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情報 | |
用途 | オフィス |
建築主 | 富士重工業[1] |
敷地面積 | 1,600 m² |
延床面積 | 20,385 m² |
状態 | 解体 |
着工 | 1964年 |
竣工 | 1966年1月 |
解体 | 2018年 |
所在地 |
〒160-0023 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 |
座標 | 北緯35度41分29.3秒 東経139度41分51.9秒 / 北緯35.691472度 東経139.697750度座標: 北緯35度41分29.3秒 東経139度41分51.9秒 / 北緯35.691472度 東経139.697750度 |
新宿スバルビル(しんじゅくスバルビル)は、東京都新宿区西新宿一丁目に建つ建築物である。1966年に竣工し、富士重工業[1]が本社を置いていたが、2014年8月に渋谷区恵比寿のエビススバルビル(新)に移転した。2018年8月より解体工事が始まった[2]。
歴史
1953年7月に設立された富士重工業[1]は、新宿区角筈2丁目73番地(現在の新宿スバルビルと同じ位置)の「東富士ビル」に本社を置いた。翌1954年には関連会社を統合し、本社機能を千代田区丸の内の内外ビルに移した。1964年には東富士ビルを解体、新本社ビルを着工[3]。1966年1月に現在地に新宿スバルビルが完成し、本社機能を移転した[4]。
新宿駅西口の正面に位置し、1階には新型車両を展示するショールームを開設。付近の街路は観光バスの発着場としても使われた[5]。2011年3月の東日本大震災では帰宅困難者を受け入れた[6]。2010年8月に小田急電鉄への売却契約を締結(引き渡しは2011年4月)[7]。約3年間、賃貸契約で入居していたが、2014年8月18日に、渋谷区恵比寿に完成したエビススバルビル(新)に移転した[8]。8月15・16日には、空室となったフロアの窓に内側から映像を映す「リアプロジェクションマッピング」が行われた[5]。
富士重工業[1]の退去後も名称は新宿スバルビルのまま変わらず、屋上には引き続きスバルの看板が掲出されている。また、みずほ銀行新宿西口支店(旧・第一勧業銀行店舗。前身の第一銀行時代から入居)やクスリの龍生堂薬局スバルビル調剤店、地下飲食店街も営業を続けていたが、2016年に入るとみずほ銀行新宿西口支店は新宿センタービル地下にある同行の新宿新都心支店内にブランチインブランチとなる形で移転し[9]、クスリの龍生堂薬局スバルビル調剤店も閉店[9]、地下飲食店街は地下2階にあるマクドナルド新宿スバルビル店を除き全てのテナントが閉店した。今後は小田急百貨店本館や小田急ハルクなどとともに再開発が検討されている[10]。
2018年7月21日を以て、最後のテナントとなったマクドナルド新宿スバルビル店が閉店する。また、同年8月からビルの地上部のみが解体工事に入るが、帰趨が注目されている「新宿の目」の位置する地下部の今後は「新宿の目を解体するか、残すのかも含めて、これから検討していきます」とビルを所有する小田急電鉄は、J-CASTニュースの取材に回答している[11]。
新宿の目
本ビル地下の、新宿駅西口地下広場に面した壁面には1969年に、彫刻家の宮下芳子の制作による「新宿の目」(L'OEIL DE SHINJUKU)が設けられた。目を模した高さ3m、幅10mのアクリル製オブジェで、内部に照明が組み込まれている。2011年3月11日の東日本大震災・福島第一原子力発電所事故以降は節電のため消灯していたが、蛍光灯からLED照明に改め、2015年2月より点灯を再開した[12]。
脚注
- ^ a b c d 現社名はSUBARU
- ^ “小田急電鉄/新宿スバルビル(東京都新宿区)解体/清水建設で8月着工”. 日刊建設工業新聞. (2018年7月4日) 2018年11月25日閲覧。
- ^ “スバルの富士重工が総工費100億の新社屋を竣工、本社移転”. clicccar (2014年8月6日). 2015年8月25日閲覧。
- ^ 沿革 (PDF) (富士重工業)
- ^ a b “新宿スバルビル、最後のメッセージ[動画]”. Response.. (2014年8月19日) 2015年8月28日閲覧。
- ^ 2011年CSRリポート (PDF) (富士重工業)
- ^ "本社移転および新宿スバルビルの売却に関するお知らせ" (pdf) (Press release). 富士重工業. 30 August 2010. 2015年8月25日閲覧。
- ^ "富士重工業 本社を新社屋へ移転~新社屋エビススバルビルの竣工式を実施~" (Press release). 富士重工業. 6 August 2014. 2015年8月25日閲覧。
- ^ a b みずほ銀行とクスリの龍生堂薬局は、今回の新宿スバルビルからの退去理由について「自己都合ではなく、あくまでビルオーナー(小田急電鉄)の都合によるものである。」と発表している。
- ^ “百貨店本館など5棟/新宿西口再開発を検討/小田急電鉄”. 建設通信新聞. (2015年5月1日) 2015年8月25日閲覧。
- ^ “スバルビル、8月から地上部分「解体」へ 「新宿の目」の今後は未定”. J-CASTニュース. (2018年7月3日) 2018年7月20日閲覧。
- ^ “「新宿の目」眼光ふたたび 震災で消灯後、LEDに”. 朝日新聞デジタル. (2015年4月9日). オリジナルの2015年4月9日時点におけるアーカイブ。 2015年8月28日閲覧。