新宿センタービル

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新宿センタービル
Shinjuku-Center-Building-01.jpg
新宿センタービル(京王プラザ方面から撮影)
施設情報
所在地 東京都新宿区西新宿1-25-1
座標 北緯35度41分30.1秒 東経139度41分43.7秒 / 北緯35.691694度 東経139.695472度 / 35.691694; 139.695472座標: 北緯35度41分30.1秒 東経139度41分43.7秒 / 北緯35.691694度 東経139.695472度 / 35.691694; 139.695472
状態 完成
着工 1976年11月12日
竣工 1979年10月31日
開業 1979年11月1日
用途 事務所店舗
地上高
最頂部 222.95m
屋上 216m
高さ 223m
各種諸元
階数 地上54階地下4階 塔屋3階
敷地面積 14,920.82
建築面積 3,666.97
延床面積 183,063.79
構造形式 鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造鉄筋コンクリート造
エレベーター数 37基(日立製18基、東芝三菱製8基、フジテック製3基)
駐車台数 540台
関連企業
設計 大成建設一級建築士事務所
施工 大成建設
デベロッパー 東京建物
新宿センタービル商店会
店舗概要
開業日 1979年11月1日
商業施設面積 9,357 m²
店舗数 44店
駐車台数 540台
最寄駅 新宿駅西新宿駅都庁前駅
外部リンク 新宿センタービル商店会

新宿センタービル(しんじゅくセンタービル)は、東京都新宿区西新宿新宿新都心の一角にある超高層ビル

概要[編集]

大成建設の創業百周年記念事業の目玉というべき新本社ビル建設プロジェクトとして、同社の技術を集大成し新宿新都心10号地(淀橋浄水場跡地)に建てられた超高層ビルである。1979年に新都心地区における7番目のビルとして竣工[1]。大成建設、東京建物朝日生命保険区分所有権を有し、持分比率は敷地の持分比率と同率の、大成建設と東京建物が同率の40%、朝日生命が20%を有していた[2]

2008年3月末に、東京建物、大成建設など5社がスポンサーのJ-REITである日本プライムリアルティ投資法人が、朝日生命から所有権を取得。これに伴い、当ビルは、同法人および東京建物と明治安田生命保険が区分所有する体制となった[3][4]

新宿界隈では単に、センタービルと呼ばれている。外壁は煉瓦調の茶色。西口中央通り地下北通路からだとアクセスがよい。連絡通路で新宿野村ビルともつながる。 高さは隣の新宿三井ビルより2メートル低い (それぞれ222.95m、225.0m)が、当ビルの1階部分が三井ビルより高い位置からあるため実際は高く見える。

ビル内には多くの企業がテナントとして入る。かつては、日本テレビフジテレビテレビ朝日のアナログテレビ予備送信所が当ビルに設置されていたが、現在は撤去され、各社のFPU受信基地のみが残っている。

長周期地震動対策[編集]

長周期地震動対策は、新宿エリアの他のビルに先駆けて、2008年10月から2009年7月に大成建設東京支店の施工によって済ませている。対策の投資効果ケーススタディでは、建物初期投資額を100とした場合、対策をしないで震災にあった場合は37.0の費用。事前に対策を行った場合は6.6の費用と算出された。

ブレースは長周期地震動対策でT-RESPO構法で取り付けられており、変位依存型オイルダンパーを用いている。溶接を使わない緊張材による圧着工法により、建物を使用しながら施工された。ブレースは15階から26階、28階から39階の計24フロアに計288基を設置[5]。ビルの固有周期は長辺方向に5.2秒、短辺方向に6.2となった。

2011年東日本大震災の揺れではビル屋上階短辺方向の変形は制振ダンパーにより22%低減。後揺れでは51%の低減をみせた[6]

エレベーター[編集]

新宿センタービルのオフィス用エレベーターは4バンクあり、Aバンク(18階まで)とDバンク(53階まで)は日立製、Bバンク(31階まで)は東芝製、Cバンク(43階まで)は三菱電機製であり、非常用エレベーターはフジテック製となっている。オフィス用のエレベーター32基は2010年から順次リニューアル工事が行われていて、それは2014年3月にすべて完了した。エレベーターホールの意匠更新も実施。14・27・40・54階は機械室があるため、それらのエレベーターが通過するか非常用エレベーターのみが停止階に持つ。

  • Aバンク(日立製)
1階 - 18階(14階は通過)
  • Bバンク(東芝製)
1階・6階・17階 - 31階(27階は通過)
  • Cバンク(三菱電機製)
1階・31階 - 43階(40階は通過)
  • Dバンク(日立製)
1階・43階 - 53階
  • 非常用バンク(フジテック製)
地下4階 - 地下1階・中地下1階・1階 - 54階

主なテナント・施設[編集]

地下1階、中地下1階には30以上の飲食・物販・金融等の店舗がある。4-5階はクリニック・歯科・薬局が入る。1階は別館を除いて店舗・オフィスはなく、案内所がある。これら以外はおおむねオフィスとなっている(但し、14階・27階・40階は除く)。かつて53階では、2016年3月末まで展望レストラン及び展望ロビーが営業していた[7][注 1]2017年1月10日にリニューアルオープンした53階 (その跡地)も6-50 (展望レストラン及び展望ロビーの閉鎖直前の掲示板では51と書かれていた)階が属していたとされて来たオフィスフロアに加わるようになっている。

オフィス
店舗
飲食店・コンビニ・小店舗・その他
  • 地下1階
  • 中地下1階
  • 1階(別棟)
    • 音音 新宿センタービル店

アクセス方法など[編集]

受賞履歴[編集]

主な事件等[編集]

新宿センタービルには様々な事件があった。

ビルクライマー事件
1998年11月6日、フリークライマーのアラン・ロベール (Alain Robert)が、無許可で新宿センタービルを素手で登るという事件があった。約40分程で登頂した後、屋上で建造物侵入の現行犯として警視庁新宿警察署に逮捕された。
大成建設本社発砲・立てこもり事件
2004年11月1日午後8時50分頃、ビル17階にある大成建設本社受付で男が拳銃を1発発砲し、応接室に立てこもるという事件が発生した。その後駆けつけた警察の説得に応じて、約40分後に出てきた男は銃刀法違反(所持)と建造物侵入の現行犯で逮捕された。犯人は右翼団体構成員の國學院大學3年生。「ゼネコンが北朝鮮を訪問しようとしていたことを知り、抗議のためにやった」と供述しているという。けが人などはなかった。

ビル外観[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 展望レストランは開業当初から存在していた。なお、2者をどのようなタイミングで閉鎖したかは不明。

出典[編集]

  1. ^ 『大成建設140年史』p.260 - 261
  2. ^ 『大成建設140年史』p.246 - 247
  3. ^ “日本プライムリアルティ投資法人”. 日本経済新聞. (2018年3月12日). https://www.nikkei.com/article/DGXLMS8955H0NDS8A310C1000000/ 2019年2月11日閲覧。 
  4. ^ “資産の取得(契約締結)に関するお知らせ” (プレスリリース), 日本プライムリアルティ投資法人, (2008年3月26日), http://www.jpr-reit.co.jp/portfolio/uploads/A14.pdf 2019年2月11日閲覧。 
  5. ^ 「首都直下地震減災に挑む (下)外装 天井揺れに強く 避難いらずの建物へ」『日本経済新聞』2017年7月10日
  6. ^ 『新建築』2012年1月号 p.150 - 154,188
  7. ^ 「『53階レストラン街』閉店のお知らせ」新宿センタービル Shop & Restaurants (新宿センタービル公式サイト) 、2016年4月1日 2016年6月22日閲覧

参考文献[編集]

  • 大成建設株式会社編『大成建設140年史』大成建設株式会社、2013年。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]