角筈

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角筈
日本の旗 日本
都道府県 東京都
特別区 新宿区
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
1937年の角筈周辺。新宿駅の東側が角筈1丁目、西側が角筈2丁目。

角筈(つのはず)は、かつて東京都新宿区にあった地名。町名設置当初は、角筈一丁目から角筈三丁目まであった。現在は、新宿区西新宿歌舞伎町および新宿の一部。

地理[編集]

東京都新宿区の南西部に位置していた。

名称[編集]

角筈の名は戦国時代から見られ、北条氏の家臣綾部荘四郎の領地だった。

江戸時代には、角筈村と呼ばれ、明治維新まで幕府直轄領となった。

一部は、以下の領地となった。

  • 1658年(万治元年) - 旗本の神谷又五郎
  • 1671年(寛文11年) - 御箪笥同心
  • 1672年(寛文12年) - 牛込宗参寺
  • 1707年(宝永4年) - 湯島麒祥院

地名の由来[編集]

諸説あるが、新宿区教育委員会では、以下の説を有力としている。

角筈周辺を開拓した渡辺与兵衛の髪の束ね方が異様で、角にも矢筈にも見えたことから、人々が与兵衛を角髪または矢筈と呼び、これが転じて角筈となった[1]

沿革[編集]

年表[編集]

現存する小田急バス「角筈2丁目」停留所
  • 1889年(明治22年)5月1日 - 角筈村は、内藤新宿添地町の飛地[2]とともに、淀橋町大字角筈となる。
  • 1932年(昭和7年)10月1日 - 淀橋区角筈一丁目から三丁目を新設する。
  • 1947年(昭和22年)3月15日 - 新宿区角筈一丁目から三丁目となる。
  • 1948年(昭和23年)4月1日 - 一丁目の一部が歌舞伎町となる。現在の新宿遊歩道公園北側の一画は歌舞伎町とはならず角筈一丁目として存続したため、当該地は、角筈一丁目の飛地となった。
  • 1970年(昭和45年)4月1日 - 一丁目、二丁目および三丁目の各一部が、西新宿となる[3]
  • 1971年(昭和46年)1月1日 - 一丁目、二丁目および三丁目の各一部が、西新宿となる[4]
  • 1973年(昭和48年)1月1日 - 一丁目および二丁目の各一部が新宿となる。
  • 1978年(昭和53年)7月1日 - 一丁目の全域および二丁目の全域が歌舞伎町となり[5]、町名の角筈は廃止される[6]

町名の変遷[編集]

淀橋区成立時の町名改称は下表のとおり[7]

実施後 実施年月日 実施前(いずれも淀橋町大字角筈で、各字名ともその全域)
角筈一丁目 1932年10月1日 字渡邊・添地町・土手際・五十人町・十人町・矢場
角筈二丁目 字一丁目・辻
角筈三丁目 字二丁目通裏・二丁目・南側・三丁目
十二社 字三丁目通裏・池ノ上・十二社・幡ヶ谷前
淀橋 字本村・砂利場・二軒家前・長町・東田・豐水・鷹場・淀橋・谷中前・谷中
実施後 実施年月日 実施前(特記なければ、各町名の一部)
歌舞伎町 1948年4月1日 角筈一丁目、百人町一丁目、東大久保三丁目、三光町
西新宿一丁目 1970年4月1日 角筈一丁目、角筈二丁目、角筈三丁目
西新宿二丁目 角筈三丁目、淀橋、十二社
西新宿三丁目 角筈三丁目
西新宿四丁目 角筈三丁目、十二社、淀橋
西新宿六丁目 角筈三丁目、柏木一丁目、淀橋
西新宿七丁目 1971年1月1日 百人町一丁目、柏木一丁目、角筈一丁目、角筈二丁目、角筈三丁目(全域)
新宿三丁目 1973年1月1日 角筈一丁目、角筈二丁目、新宿二丁目、新宿三丁目
歌舞伎町一丁目 1978年7月1日 歌舞伎町(全域)、三光町、百人町一丁目、東大久保三丁目(全域)、
角筈一丁目(全域)、角筈二丁目(全域)、柏木一丁目(全域)、新宿三丁目

映画館[編集]

1960年の新宿劇場(左)
  • 新宿劇場 - 映画館。
  • 新宿座 - 映画館。
  • 帝国館 - 映画館。
  • 新宿武蔵野館・武蔵野地下劇場 - 映画館[8]
  • 新宿昭和館・地下劇場 - 映画館[8]
  • 新宿国際劇場・国際名画座 - 映画館[8]
  • 新宿ローヤル劇場 - 映画館[8]
  • 新宿ヒカリ座 - 映画館[9]
  • 新宿パレス座 - 映画館[9]
  • 内外ニュース劇場 - 映画館[9]
  • テアトル新宿 - 映画館[9]
  • 新宿文化劇場 - 映画館[9]
  • 新宿日活・日活名画座 - 映画館[9]
  • 新宿東宝・新東地下劇場・新宿セントラル・新宿ニュース劇場 - 映画館[9]
  • 新宿大映 - 映画館[9]
  • 新宿京王・京王名画座 - 映画館[9]
  • 新宿東映・東映地下 - 映画館[9]

施設[編集]

関連項目[編集]

  • 角筈地域センター - 新宿区角筈特別出張所・角筈区民ホール・角筈図書館などが同居する複合公共施設。

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 新宿区教育委員会『新宿区町名誌/地名の由来と変遷』
  2. ^ 字渡邊土手際16-27番地に編入。その後甲州街道の拡幅に伴い、道路用地になっている。
  3. ^ 同年7月23日、自治省告示第124号
  4. ^ 同年1月25日、自治省告示第13号
  5. ^ 同年10月4日、自治省告示第174号
  6. ^ ただし、都営バス小田急バス・新宿区WEバス「角筈二丁目」停留所が2012年現在も甲州街道沿いに残る(ただし西行の所在地は渋谷区代々木二丁目になる)。
  7. ^ 東京市新區町名地番表 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
  8. ^ a b c d 出典は『映画年鑑 1969年版 別冊 映画便覧 1969』時事通信社、1969年。この文献を出典とする1969年の映画館(関東地方)「消えた映画館の記憶」を参照した。
  9. ^ a b c d e f g h i j 出典は『映画年鑑 戦後編 別冊 全国映画館録 1960』日本図書センター、1999年。この文献を出典とする1960年の映画館(関東地方)「消えた映画館の記憶」を参照した。

参考文献[編集]