「国原吉之助」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
|||
| 1行目: | 1行目: | ||
'''国原 吉之助'''（國原 吉之助、くにはら きちのすけ、[[1926年]] - [[2017年]][[4月25日]]）は、[[日本]]の[[言語学者]]、[[西洋古典学]]者。[[名古屋大学]]名誉教授。専門は[[ラテン語]]と[[ラテン文学]]で、多数の原典史書を訳し専門辞書の編纂を行った。 |
'''国原 吉之助'''（國原 吉之助、くにはら きちのすけ、[[1926年]][[2月27日]]<ref>『著作権台帳』</ref> - [[2017年]][[4月25日]]）は、[[日本]]の[[言語学者]]、[[西洋古典学]]者。[[名古屋大学]]名誉教授。専門は[[ラテン語]]と[[ラテン文学]]で、多数の原典史書を訳し専門辞書の編纂を行った。 |
||
== 人物 == |
== 人物 == |
||
| 5行目: | 5行目: | ||
== 著書・編著 == |
== 著書・編著 == |
||
*『中世ラテン語入門』（編著） |
*『中世ラテン語入門』（編著）[[南江堂]] 1975 / 新版 [[大学書林]] 2007 |
||
*『古典ラテン語辞典』 |
*『古典ラテン語辞典』大学書林 2005、増訂版2016 |
||
*『ラテン詩への誘い』（編著） |
*『ラテン詩への誘い』（編著）大学書林 2009 |
||
=== 共編著 === |
=== 共編著 === |
||
*『新ラテン文法』 |
*『新ラテン文法』[[松平千秋]]共編著 南江堂 1972 / 改訂版 東洋出版 1992 |
||
*『医学ラテン語』 |
*『医学ラテン語』[[酒井恒 (解剖学者)|酒井恒]]共編 南江堂 1978 |
||
*『ポケット医学ラテン語辞典』 |
*『ポケット医学ラテン語辞典』酒井恒共編 南江堂 1989 |
||
=== 翻訳 === |
=== 翻訳 === |
||
* |
* [[アプレイウス]]『[[黄金のろば]]』[[呉茂一]]共訳 [[岩波文庫]]（上下） 1956-57、復刊1989、1997ほか |
||
**改訳版 『黄金の驢馬』 岩波文庫（全1巻） 2013 |
**改訳版 『黄金の驢馬』 岩波文庫（全1巻） 2013。旧版は下巻を担当 |
||
*『[[世界古典文学全集]]22 [[タキトゥス]]』 |
*『[[世界古典文学全集]]22 [[タキトゥス]]』[[筑摩書房]] 1965、復刊1982、2005ほか。「年代記」、「[[ゲルマニア (書物)|ゲルマニア]]」、「アグリコラ」 |
||
*『ローマの政治思想』 |
*アラン・ミシェル『ローマの政治思想』高田邦彦共訳 白水社〈文庫クセジュ〉 1974 |
||
*『[[ガイウス・ユリウス・カエサル|カエサル]]文集』 |
*『[[ガイウス・ユリウス・カエサル|カエサル]]文集』筑摩書房 1981 |
||
**『[[ガリア戦記]]』 講談社学術文庫 1994 |
**『[[ガリア戦記]]』[[角川文庫]] 1970 [[講談社学術文庫]] 1994 |
||
**『[[内乱記]]』 |
**『[[内乱記]]』講談社学術文庫 1996 |
||
*『年代記 [[ティベリウス]]帝から[[ネロ]]帝へ』 |
*タキトゥス『年代記 [[ティベリウス]]帝から[[ネロ]]帝へ』岩波文庫（上下） 1981 |
||
* |
*ジョゼフ・ヘルマン『俗ラテン語』[[新村猛]]共訳 白水社〈文庫クセジュ〉 1985 |
||
* |
*[[ガイウス・スエトニウス・トランクィッルス|スエトニウス]]『ローマ皇帝伝』岩波文庫（上下）1986 |
||
* |
*エインハルドゥス / ノトケルス『[[カール大帝|カロルス大帝]]伝』筑摩書房 1988 |
||
*『[[サテュリコン]]－古代ローマの諷刺小説』 |
* [[ペトロニウス]]『[[サテュリコン]]－古代ローマの諷刺小説』岩波文庫 1991 |
||
*『ゲルマニア・アグリコラ』 |
*タキトゥス『ゲルマニア・アグリコラ』[[ちくま学芸文庫]] 1996 |
||
*『同時代史』 |
*タキトゥス『同時代史』筑摩書房 1996／ちくま学芸文庫 2012 |
||
*『[[ガイウス・プリニウス・セクンドゥス|プリニウス]]書簡集 ローマ帝国一貴紳の生活と信条』 |
*『[[ガイウス・プリニウス・セクンドゥス|プリニウス]]書簡集 ローマ帝国一貴紳の生活と信条』講談社学術文庫 1999 |
||
* |
*ペルシウス / [[ユウェナリス|ユウェナーリス]]『ローマ諷刺詩集』岩波文庫 2012 |
||
== 参考 == |
== 参考 == |
||
* 國原吉之助教授 略歴業績目録「名古屋大学文学部研究論集」1988 |
* 國原吉之助教授 略歴業績目録「名古屋大学文学部研究論集」1988 |
||
==脚注== |
|||
{{Reflist}} |
|||
{{Normdaten}} |
{{Normdaten}} |
||
2018年11月25日 (日) 03:22時点における版
国原 吉之助（國原 吉之助、くにはら きちのすけ、1926年2月27日[1] - 2017年4月25日）は、日本の言語学者、西洋古典学者。名古屋大学名誉教授。専門はラテン語とラテン文学で、多数の原典史書を訳し専門辞書の編纂を行った。
人物
広島県生まれ。1953年京都大学文学部卒業。京都学芸大学（現京都教育大学）助教授を経て、名古屋大学教授、1988年定年退官し名誉教授。2017年死去。
著書・編著
共編著
翻訳
- アプレイウス『黄金のろば』呉茂一共訳 岩波文庫（上下） 1956-57、復刊1989、1997ほか
- 改訳版 『黄金の驢馬』 岩波文庫（全1巻） 2013。旧版は下巻を担当
- 『世界古典文学全集22 タキトゥス』筑摩書房 1965、復刊1982、2005ほか。「年代記」、「ゲルマニア」、「アグリコラ」
- アラン・ミシェル『ローマの政治思想』高田邦彦共訳 白水社〈文庫クセジュ〉 1974
- 『カエサル文集』筑摩書房 1981
- タキトゥス『年代記 ティベリウス帝からネロ帝へ』岩波文庫（上下） 1981
- ジョゼフ・ヘルマン『俗ラテン語』新村猛共訳 白水社〈文庫クセジュ〉 1985
- スエトニウス『ローマ皇帝伝』岩波文庫（上下）1986
- エインハルドゥス / ノトケルス『カロルス大帝伝』筑摩書房 1988
- ペトロニウス『サテュリコン－古代ローマの諷刺小説』岩波文庫 1991
- タキトゥス『ゲルマニア・アグリコラ』ちくま学芸文庫 1996
- タキトゥス『同時代史』筑摩書房 1996／ちくま学芸文庫 2012
- 『プリニウス書簡集 ローマ帝国一貴紳の生活と信条』講談社学術文庫 1999
- ペルシウス / ユウェナーリス『ローマ諷刺詩集』岩波文庫 2012
参考
- 國原吉之助教授 略歴業績目録「名古屋大学文学部研究論集」1988
脚注
- ^ 『著作権台帳』
