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'''合口'''(あいくち)は特定の対戦相手との相性の良し悪しを示す言葉である。[[大相撲]]などにおいて多く用いられる。 |
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*[[双葉山定次]](横綱) 17-0 [[笠置山勝一]](関脇) 年6場所制以前の最多記録。当時は年2場所制。 |
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*[[羽黒山政司]](横綱) 13-0 [[汐ノ海運右エ門]](大関) 史上初めて大関が10戦以上の完封を許した。 |
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*[[大鵬幸喜]](横綱) 21-0 [[安念山治]](関脇) 当時の最多記録。敗者が[[大相撲優勝力士一覧|幕内優勝経験者]]という組み合わせに限れば現在でも最多である<ref group="注釈">一時期、白鵬対栃ノ心によって更新されるも、栃ノ心が白鵬に勝利することにより解消されたため、大鵬対安念山が最多記録に戻る。</ref>。 |
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*[[北の湖敏満]](横綱) 29-0 [[金城興福]](関脇) 現在の最多記録。 |
*[[北の湖敏満]](横綱) 29-0 [[金城興福]](関脇) 現在の最多記録。 |
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*[[貴乃花光司]](横綱)11-0 [[雅山哲士]](大関)大関が10戦以上の完封を許した2例目。 |
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*[[若嶋津六夫]](大関) - 旭富士正也(関脇) 旭富士は後に横綱に昇進。 |
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==関連項目== |
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2018年7月23日 (月) 14:35時点における版
合口(あいくち)は特定の対戦相手との相性の良し悪しを示す言葉である。大相撲などにおいて多く用いられる。
相撲は個人の実力とほぼ同程度にこの合口が影響する競技となる。大相撲において番付下位の力士にこの合口が味方する組み合わせの場合、勝敗がほぼ互角でどちらが上位かわからないような対戦成績になったり、下位が大きく勝ち越すといったことまで起こる。逆に上位に合口が味方する組み合わせの場合、10回20回と対戦を重ねても1回も勝たせない一方的な対戦となることさえある。最高位で見ると上位が横綱で下位が関脇という組み合わせに最も多いのだが、稀に番付が同じ組み合わせの例もある。
ただし、組み合わせによっては一方がこれを克服し関係が逆転することもある。
実例
基本的に左に勝者、右に敗者とする。下位の最高位は対戦があった当時のものとし、後に更新した者はそれを記す。対戦回数が少ない場合は偶然が強い影響を持つため10回以上対戦しているものを対象とする。
下位有利
流石にここには完封記録は無いので、下位が勝ち越しているか同成績のものとする。なお、上位側が最高位在位中に対戦があるもののみとする。大関対横綱については勝率5割前後は珍しくないため6割以上が対象。
- 若ノ海周治(小結) 9-3 松登晟郎(大関)
- 三重ノ海剛司(関脇) 11-7 琴櫻傑將(横綱) 三重ノ海は後に横綱に昇進。
- 栃赤城雅男(関脇) 8-7 千代の富士貢(横綱)
- 朝潮太郎(大関) 13-7 北の湖敏満(横綱)
- 時天空慶晃(小結) 16-7 琴奨菊和弘(大関)
- 鶴竜力三郎(関脇) 10-6 魁皇博之(大関) 鶴竜は後に横綱に昇進。
上位有利
完封記録
- 双葉山定次(横綱) 17-0 笠置山勝一(関脇) 年6場所制以前の最多記録。当時は年2場所制。
- 羽黒山政司(横綱) 13-0 汐ノ海運右エ門(大関) 史上初めて大関が10戦以上の完封を許した。
- 大鵬幸喜(横綱) 21-0 安念山治(関脇) 当時の最多記録。敗者が幕内優勝経験者という組み合わせに限れば現在でも最多である[注釈 1]。
- 北の湖敏満(横綱) 29-0 金城興福(関脇) 現在の最多記録。
- 貴乃花光司(横綱)11-0 雅山哲士(大関)大関が10戦以上の完封を許した2例目。
全勝以外の極端な勝率(負け側の勝率が2割以下)
- 大鵬幸喜(横綱) 28-4 豊山勝男(大関)
- 大鵬幸喜(横綱) 22-4 琴櫻傑將(大関) 琴櫻は後に横綱に昇進。
- 千代の富士貢(横綱) 25-3 若嶋津六夫(大関)
- 千代の富士貢(横綱) 33-2 出羽の花義貴(関脇)
- 白鵬翔(横綱) 54-6 琴奨菊和弘(大関)
- 白鵬翔(横綱) 25-1 栃ノ心剛史(大関)
同じ最高位
完封記録(流石にここに横綱や大関はいない)
全勝以外の極端な勝率(横綱や大関は最高位同士での対戦を経験しているもののみ)
- 双葉山定次 9-1 安藝ノ海節男 横綱同士。双葉山に1不戦勝あり。当時優勝決定戦があればもう1回対戦していた。
- 大鵬幸喜 28-6 佐田の山晋松 横綱同士。決定戦での1勝1敗と両者1回ずつの不戦勝を含む。
- 太寿山忠明 18-1 多賀竜昇司 関脇同士。負けている多賀竜は優勝力士。
- 千代の富士貢 30-6 旭富士正也 横綱同士。決定戦は無い。
- 岩木山竜太 17-1 垣添徹 小結同士。
- 白鵬翔 39-7 鶴竜力三郎 横綱同士。決定戦2回を含む。
有利不利逆転
先に有利だった者を左に、後から勝つようになった者を右に記す。ここでは通算成績はあまり意味が無いので記さない。
脚注
注釈
- ^ 一時期、白鵬対栃ノ心によって更新されるも、栃ノ心が白鵬に勝利することにより解消されたため、大鵬対安念山が最多記録に戻る。