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| 主な作品 = 『[[超電子バイオマン]]』(1984年)
| 主な作品 = 『[[超電子バイオマン]]』(1984年)
| 備考 = 出演番組の放映途中で突然姿を消し、音信不通となった。その後の消息は不明だったが2013年1月10日放送の『有田とマツコと男と女』(TBS)において、太田貴彦と牧野が「約10年前におなべとなり、千葉で働いているのを見かけた」と証言している
| 備考 = 出演番組の放映途中で突然姿を消し、音信不通となった。その後の消息は不明。
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やじま ゆき
矢島 由紀
生年月日 (1962-02-11) 1962年2月11日(62歳)
出生地 日本の旗 日本,千葉県
民族 日本人
身長 161cm
血液型 B型
職業 女優
ジャンル 映画テレビドラマ
活動期間 1981年 - 1984年
活動内容 1981年:デビュー
1984年:『超電子バイオマン
主な作品
超電子バイオマン』(1984年)
備考
出演番組の放映途中で突然姿を消し、音信不通となった。その後の消息は不明。
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矢島 由紀(やじま ゆき、1962年2月11日 - )は、日本の元アクション女優千葉県出身。東海大学精華女子高等学校卒業。

趣味は登山、ツーリング(普通自動二輪免許取得) 特技はバスケットボール、スキー、剣道(二段)。

来歴・人物

子供の頃から運動が得意で、バレーボールバスケットボールの選手を目指していたが、宝塚歌劇団ベルサイユのばらを鑑賞したことがきっかけでタカラジェンヌにも関心を示すようになる。しかしオーディション雑誌に載っていたJACの募集広告を見て「これだ!」と思い、JACのオーディションを受け合格。

1981年3月JAC11期生(後に12期生に改称)として入会。ファンクラブ会報では「ちょっぴり少年っぽい、健康的な女の子」と紹介される。

同期である志村忍は「クールで群れることを好まないが、実は寂しがり屋」、田中澄子は「一見他人と壁を作るタイプだが、話をすると親身になって聞いてくれるしっかりした女性」と『ゴーグルV・ダイナマン・バイオマン大全』で、『超電子バイオマン』で共演した阪本良介は「演技もアクションもうまかった」、牧野美千子は「お芝居に対して自分自身に厳しい人。一人離れた場所で台本を読みながら役作りをしていて、すごい気迫を感じていた」と、『東映ヒーローMAX』でそれぞれ矢島の印象を振り返っている。

当時の合格者出演の映画『吼えろ鉄拳』でデビュー後、新人としては約3カ月という異例の早さで映画『冒険者カミカゼ -ADVENTURER KAMIKAZE-』の仁科ミチコ役に抜擢される。『600こちら情報部』で、先輩の井上清和は「普通は最低でも3年間は練習を積まないと使い物にならない」と語っているが、1982年の京都・清滝でのJACファンイベントでは、12期女性メンバーで唯一アクションの個人演技を披露。JAC側からの期待が大きかったことが伺える。

ほどなく舞台『ゆかいな海賊大冒険』(新宿コマ劇場)や真田広之のコンサートステージに出演後、映画『パソコンウォーズISAMI』に、主人公イサミの好敵手となるショウコ役で出演。当初の脚本ではショウコは存在せず、「テツ」という名前のいかつい大男が設定されていたが、監督の橋本以蔵がアクション協力を求めるためJACの練習場を訪れていた際に矢島を見初め、出演を依頼し脚本もすべてテツからショウコに置き換えて書き直したという。矢島は会報で「ショウコは(演じるのが)非常に難しかった」と語っている。

その後TV時代劇『柳生十兵衛あばれ旅』で初のレギュラー出演を果たし、十兵衛の盾となって命を落とす裏柳生・朱実を好演。再演となる梅田コマ劇場での『ゆかいな海賊大冒険』では酒場で酒を飲んで酔っ払ってしまう海賊団のマスコットボーイ・ボルトを演じた。どちらの作品でも共演、大先輩でもあり憧れだった志穂美悦子のことを、矢島は会報でのショートエッセイで「仕事には厳しいけど、優しいお姉さんのような存在」と評し、とあるステージ出演時に衣装がなくて困っていたところ、志穂美が自分の衣装をすべて貸してくれたというエピソードを披露し、「女性としても人間としても最高の人」と綴っている。

特撮初出演となる『宇宙刑事シャリバン』では、イガ星人の末裔であるベル・ヘレンを演じ、アクションに加えキャラクター性とドラマチックな最期が話題となる。ワイルドな外見にキュートな声のギャップが魅力で森永奈緒美とともに「ポスト志穂美悦子」としてアイドル的人気を確立。練習場でも一目置かれた存在だったという。

1983年11月中旬、スーパー戦隊シリーズ第8作『超電子バイオマン』撮影開始。シリーズ初のイエローヒロインとなる小泉ミカ / 初代イエローフォー役で出演。オーディションではなく直接のオファーだったこと、5人の中で最初に役が決定したこと、小泉ミカのキャラクターが矢島に合わせて作られていたなど、製作側からもかなりの期待が寄せられていたが1984年1月頃JACを突然退会し、同番組も降板。その後、表舞台からも姿を消した。

『バイオマン』降板から引退の経緯

矢島は第7 - 9話分のアフレコを前に突然番組を降板。直後に制作された第10話において、矢島演じる小泉ミカ / イエローフォーは変身後の姿(イエローフォーの姿)のみの登場となり同話で「戦死」し、ラストシーンでも採石場にてスーツ状態のまま弔いが行われるというショッキングな形となった。第11話以降は急遽「2代目イエローフォー」が登場し、番組は継続することになる。なお、第7話から第10話では声優の田中真弓が矢島の代役としてミカ(イエローフォー)の声を吹き替えした(ノンクレジット扱い)。牧野によれば、第15話として放送された「女戦士炎のちかい」は、実は第9話として放送される予定であり、撮影もラストシーンを残してほぼ終了していたが、矢島降板により以後の撮影が不可能となったため、イエローをミカからジュンに置き換え、台本内容も修正されて撮り直していたという(第16話「走れ21599秒」も、本来の台本はミカメインだったが、同様の理由でジュンメインとなり、内容も修正されている)。

通常、役者不在における降板劇はその数話前から何らかの事情で出られなくなり、そのまま降板に流れるケースが多いが、矢島の件は第9話「人を消すなわ跳び」まで確実に出演していたにもかかわらず、翌週で不在・降板というあまりにも突発的なケースだった。その後、矢島は完全に対外的な消息を絶っており、公式な形での事情は明らかになっていないが、共演した牧野は2010年に行われたトークイベントで「集合時間になっても姿を現さず、スタッフが右往左往している中、自分達4人は喫茶店でコーヒーを飲んでいた。前日に矢島は阪本と一緒に帰っており、その際に「私、明日の撮影サボるから」と告げていた」と語っている。阪本は後年自身が出演したイベントで「降板以後全く連絡がない」と心配していた。

2013年1月10日放送の『有田とマツコと男と女』(TBS)において、太田貴彦と牧野が「約10年前におなべとなり、千葉で働いているのを見かけた」と証言している。

出演

テレビドラマ

映画

舞台

情報番組

  • 600こちら情報部(1983年、NHK) - JAC女性メンバー特集で井上清和、小島憲子と共にスタジオ生出演