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* 2014年10月、一部の執筆者に対し、数年に渡り原稿料が支払われていないことが、当該執筆者から公表された。<ref>[http://blog.goo.ne.jp/yu_miri/e/5d4d7a14d483a42ec4d3ec53a1f02cc5 『創』休載の理由], 柳美里の今日のできごと (2014年10月15日)</ref> |
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2014年10月15日 (水) 12:47時点における版
創(つくる)は、東京都新宿区四谷に本社のある有限会社創出版が発行するマスメディア批評を中心とした日本の月刊誌である。
概説
テレビ放送局や新聞社・出版社・広告界の特集が多い。またその中でもマスメディアの存立基盤である言論の自由、報道の自由、表現の自由に関する特集や、漫画やアニメなどのサブカルチャーに関する特集、ロス疑惑・オウム真理教事件・連続幼女殺人事件・和歌山毒物カレー事件といった社会問題についての特集が組まれることが多い。
刑事事件や社会問題では刑事事件被告の手記を掲載したり、大手マスメディアの論調とは異なる意見を度々掲載。表現の自由、基本的人権の擁護を基調として、大手マスメディアを通じて形成される「世論」に対して別の視点を提起するような内容となっている。編集長篠田博之(1981年就任)。創出版は「マスコミ就職読本」なども発行しており、「マスコミ就職読本」の編集で忙しい時期には合併号になることもある。
連載コラム・連載記事
現在の連載については以下の通りである。
- マッド・アマノ:風刺天国
- 篝一光:東京street!
- 今柊二:今月のカラクリ雑誌
- 柳美里:今日のできごと
- 佐高信:タレント文化人 筆刀両断!(噂の眞相の休刊による移転)
- 鈴木邦男:言論の覚悟
- 森達也:極私的メディア論
- 佐藤優:ナショナリズムという病理
- 雨宮処凛:ドキュメント雨宮☆革命
- 大川豊:大川総裁の月刊『壊』
- 阿曽山大噴火:バカ裁判傍聴記
- 永六輔・矢崎泰久:永六輔×矢崎泰久のぢぢ放談
- 香山リカ:「こころの時代」解体新書
- 過去の連載
略史
元々は『構造』という総会屋系雑誌であった。71年6月廃刊
- 1971年10月 『構造』を引き継ぐ形で創刊。当初の発行元は綜合評論社。主にノンフィクションを取り扱った。
- 1981年8月 篠田博之が編集長に就任[1]。このころメディア批評誌への転換を図る。
- 1982年6月 綜合評論社が休刊・解散を決定し、当時の篠田博之ら編集者が有限会社創出版を設立。これにより総会屋との関係が無くなる。
- 1982年11月 創出版によって発行されるようになる。しかし、このころの経営基盤はかなり不安定だった。
- 1983年 『マスコミ就職読本』シリーズの発行を開始。ただし、当初は『マスコミ就職毒本』というタイトルで、ゲリラ的にマスコミ採用現場をスッパ抜くスタイルだった。しかし、マスコミ志望者に支持を受け、同社の基幹へと成長した。
不祥事
- 1991年9月に、イトマン事件で当時の代表が事件にかかわっていたため、編集部が家宅捜索を受けた。そのため、逮捕された代表とは決別した。
- 2014年10月、一部の執筆者に対し、数年に渡り原稿料が支払われていないことが、当該執筆者から公表された。[2]
関連項目
- 週刊金曜日
- 放送批評懇談会
- 黒子のバスケ脅迫事件 - 犯人からのメッセージが編集長の篠田博之宛に届けられた。
脚注
- ^ 沿革 -月刊「創」と創出版の歩み-創出版
- ^ 『創』休載の理由, 柳美里の今日のできごと (2014年10月15日)