阿曽山大噴火

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阿曽山大噴火
〈阿曽さん〉
本名 阿曽 道昭(あそ みちあき)
ニックネーム 阿曽ちゃん、阿曽さん(共に別名義)
生年月日 (1974-09-27) 1974年9月27日(49歳)
国籍 日本の旗 日本
出身地 山形県
血液型 B型
身長 172cm
言語 日本語
方言 共通語
最終学歴 千代田工科芸術専門学校卒業
コンビ名 ニトログリセリン(1997年 - 2001年11月)
相方 三平×2(コンビ時代)
芸風 漫談めくり芸
事務所 大川興業
活動時期 1997年 -
現在の代表番組 エンタの神様(不定期放送)
など
過去の代表番組 ニッポン・ダンディ
など
他の活動 裁判ウォッチャー
公式サイト 公式プロフィール
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阿曽山大噴火(あそざんだいふんか、本名:阿曽 道昭(あそ みちあき)、1974年〈昭和49年〉9月27日 - )は、日本お笑い芸人である。

2014年の御嶽山噴火以降、大規模な噴火の直後は、阿曽ちゃん阿曽さんという名義でメディアに出演することがある。

人物[編集]

山形県出身。大川興業所属。千代田工科芸術専門学校卒業。芸名は本名の姓をもじったもので、「大噴火」は誤表記である。本来の職業は芸人であるが、裁判ウォッチャー」と言われることが多い。テレビの仕事は「裁判ウォッチャー」としての仕事がほとんどとなっている。

祖父と父は山形県警警察官。両親は現在、宮城県石巻市鮎川浜に在住。以前は三平×2とのコンビ「ニトログリセリン」として活動。自身の趣味でもある通算10,000回以上の裁判傍聴を生かし、自身が目撃したユニークな裁判をスケッチブックにまとめてネタにした漫談や、執筆活動をしている。

裁判傍聴芸人となったのは、所属する大川興業の総裁である大川豊の『週刊プレイボーイ』(集英社)誌上での連載に関連してオウム真理教の裁判の傍聴券を確保するために並んだところ当選したものの必要枚数(大川総裁と集英社の編集者の2枚)を超えてしまったので、その権利を放棄して大川興業の事務所に戻って電話番をするのも面白くないからとそのまま傍聴したことが原因である。

傍聴は刑事裁判中心。裁判中の被告や証人らのクセや言動の回数をチェックして、それをネタにすることが多い。「」に傍聴記「バカ裁判傍聴記」を連載中。

金髪でをたくわえ、また男性でありながら日ごろからスカートメンズ・スカート)を愛用する。ただし、レギュラー出演している『ニッポン・ダンディ』(TOKYO MX)では、出演者全員スーツでの出演が義務のため[1]、これに限りスーツでテレビ出演している。かつては「家を持たない自由人」と言われていたが[2]、後にアパートを借りて住んでいる[3]

2009年8月、『ヤングアニマル嵐』(白泉社)に漫画家後藤羽矢子とその編集担当と共に裁判の傍聴レポートを漫画化する企画として約1年半連載されていた『後藤羽矢子の裁判びゅー日記♥』が単行本化され発売された[4]

2013年2月、パソコン遠隔操作事件において、遠隔操作ウイルスを利用して殺害予告を書き込んだ真犯人とされる容疑者が2005年に別の殺害予告書き込み事件で起訴された際の裁判を傍聴していたことが判明した[5]

2014年9月27日の御嶽山噴火以降は放送上の配慮で本名の「阿曽道昭」、「阿曽ちゃん」、「阿曽さん」名義での出演となっている[6]2015年4月より一旦芸名を「阿曽山大噴火」へ戻したが、翌5月からの箱根山大涌谷火山活動活発化、及び同年に桜島や阿蘇山などで火山活動活発化が相次いでいることに伴い、再度「阿曽さん」「阿曽ちゃん」などの名義で活動。

2019年10月1日(法の日)に、原案を担当した漫画「阿曽山大噴火の面白人間傍聴記~法廷で逢いましょう~」が、漫画家の門倉卍貴浩の作画により、画期的コミックスにて連載開始される。

趣味はボードゲームであり、世界大会が開かれるゲームの日本大会でも決勝に進出するくらいの実力を持つ[7]。レギュラー出演していた『荒川強啓 デイ・キャッチ!』(TBSラジオ)などでもおすすめのゲームを紹介することがあった[8]。ピチカートデザイン運営のボードゲームWebマガジン「BROAD」にて、多くの記事を執筆する[9]

出演番組[編集]

テレビ[編集]

映画[編集]

ドラマ[編集]

ラジオ[編集]

CM[編集]

インターネット番組[編集]

著作[編集]

  • 『裁判大噴火 〜若手芸人渾身の裁判傍聴記』(河出書房新社、『裁判狂時代〜』の文庫版、2004年(平成16年)1月)ISBN 978-4-309-01610-8
  • 『裁判狂時代 喜劇の法廷★傍聴記』(河出書房新社、2007年(平成19年)2月)ISBN 978-4-309-40833-0
  • 『被告人、前へ。法廷で初めて話せることもある』(河出書房新社、2007年(平成19年)9月)ISBN 978-4-309-01832-4
  • 『B級裁判傍聴記』(創出版、2008年(平成20年)6月)ISBN 978-4-924718-87-6
  • 『被告人、もう一歩前へ。』(ゴマブックス、2009年(平成21年)5月)
  • 『裁判狂事件簿---驚異の法廷★傍聴記』(河出書房新社、2010年(平成22年)5月)

脚注[編集]

  1. ^ 同局の『5時に夢中!』の代理MCにおいても、同様の理由でスーツで出演している。
  2. ^ 日刊スポーツコラム『阿曽山大噴火「裁判Showへ行こう」』での著者紹介より。
  3. ^ トレビアンニュース(livedoorNEWS)『傍聴芸人、阿曽山大噴火にインタビュー! 「最初は並ばされたのが切っ掛け」』より。
  4. ^ 傍聴した裁判1件につき後藤羽矢子の漫画6ページ、阿曽山のコラム1ページがセットとなっている。
  5. ^ [1] MSN産経ニュース 2013年2月13日
  6. ^ @asozan_daifunka (2014年9月30日). "デイキャッチ出番終わり。初めての本名での出演。それより、コーヒー豆がそんなに高騰してるとは初耳。来年以降も高くなりそうだし。ってか、カカオ豆の高騰で10/6からブラックサンダーが2mm短くなるなんて知らなかった!". X(旧Twitter)より2021年4月13日閲覧
  7. ^ [2]第1回アズール日本選手権に出場した際のツイート(2018年6月24日)
  8. ^ [3] TBSラジオで阿曽山大噴火氏ボードゲームを語る(6) なお、紹介された同人ゲームの「ちんあなごっこ」は各所で阿曽山氏が激賞[4]したこともありメジャー発売された。[5]
  9. ^ 阿曽山大噴火の書いた記事”. BROAD|ボードゲームマガジン. 2022年7月5日閲覧。
  10. ^ どうも、今年公開された映画『死刑にいたる病』の法廷シーンで傍聴席にこっそり座っている阿曽山大噴火です。:文春オンライン
  11. ^ "実話をもとにした「Winny」東出昌大、三浦貴大らの姿捉えた場面写真が解禁". 映画ナタリー. 映画ナタリー. 27 December 2022. 2023年3月20日閲覧
  12. ^ あらすじ|TBSテレビ:日曜劇場『グッドワイフ』第4話「過去との決別」
  13. ^ ““裁判ウオッチャー”阿曽山大噴火が「グッドワイフ」出演!常盤貴子の“こだわり”絶賛”. スポニチアネックス (スポーツニッポン). (2019年2月3日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2019/02/03/kiji/20190202s00041000215000c.html 2019年2月5日閲覧。 
  14. ^ 阿曽山大噴火 - TBS AM954 FM90.5(TBSラジオによる紹介より)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]