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'''大和 雅之'''(やまと まさゆき、[[1964年]] - )は日本の[[生命科学者]]。[[東京女子医科大学]]教授。専門は[[再生医療]]、[[組織 (生物学)|組織]][[工学]]、[[幹細胞]][[生物学]]。[[東京都]]生まれ。[[東京大学]]大学院理学系研究科博士課程修了。[[博士 (理学)]](東京大学)。 |
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学生時代から、『[[現代思想 (雑誌)]]』に論稿を寄稿し、[[経済人類学]]者で[[東京農業大学]][[国際食料情報学部]]教授(当時、[[明治大学]][[法学部]]教授)の[[栗本慎一郎]]から、(『意味と生命』という著書の後書きで)「少壮の学生」という評価を受ける。 |
学生時代から、『[[現代思想 (雑誌)]]』に論稿を寄稿し、[[経済人類学]]者で[[東京農業大学]][[国際食料情報学部]]教授(当時、[[明治大学]][[法学部]]教授)の[[栗本慎一郎]]から、(『意味と生命』という著書の後書きで)「少壮の学生」という評価を受ける。 |
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東京女子医大が世界で最初に[[細胞シート]]の開発に成功するのを導いて<ref>[http://www.tbs.co.jp/yumetobi/backnumber/20101226.html TBS夢の扉HP]</ref> |
東京女子医大が世界で最初に[[細胞シート]]の開発に成功するのを導いて<ref>[http://www.tbs.co.jp/yumetobi/backnumber/20101226.html TBS夢の扉HP]</ref> |
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、[[日本バイオマテリアル学会]]賞を受賞<ref>[http://www.twmu.ac.jp/ABMES/ja/news20101201 東京女子医大HP]</ref>。[[ハーバード大学]]や[[MIT]]からも講義の要請を受ける<ref>http://healthtv.seesaa.net/article/176048837.html</ref>。[[2003年]]度に[[デザイナー]]として[[グッドデザイン賞]]を受賞<ref>http://www.g-mark.org/award/detail.html?id=29409&lang=ja</ref>。 |
、[[日本バイオマテリアル学会]]賞を受賞<ref>[http://www.twmu.ac.jp/ABMES/ja/news20101201 東京女子医大HP]</ref>。[[ハーバード大学]]や[[MIT]]からも講義の要請を受ける<ref>http://healthtv.seesaa.net/article/176048837.html</ref>。[[2003年]]度に[[デザイナー]]として[[グッドデザイン賞]]を受賞<ref>http://www.g-mark.org/award/detail.html?id=29409&lang=ja</ref>。 |
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[[刺激惹起性多能性獲得細胞|STAP細胞]]の論文を発表した[[小保方晴子]]を指導したことでも知られる。 |
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2006年より経産省技術戦略マップ再生医療分野作成委員会委員、2009年より同委員長。厚労省自己由来ヒト細胞・組織加工医薬品等の品質及び安全性の確保に関する指針、他家指針検討委員会委員、再生医療における制度的枠組みに関する検討会委員。G-COE再生医療本格化のための集学的教育研究拠点拠点リーダー<ref>本人のツイッター・プロフィールより</ref>。 |
2006年より経産省技術戦略マップ再生医療分野作成委員会委員、2009年より同委員長。厚労省自己由来ヒト細胞・組織加工医薬品等の品質及び安全性の確保に関する指針、他家指針検討委員会委員、再生医療における制度的枠組みに関する検討会委員。G-COE再生医療本格化のための集学的教育研究拠点拠点リーダー<ref>本人のツイッター・プロフィールより</ref>。 |
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2014年3月11日 (火) 13:37時点における版
大和 雅之(やまと まさゆき、1964年 - )は日本の生命科学者。東京女子医科大学教授。専門は再生医療、組織工学、幹細胞生物学。東京都生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士 (理学)(東京大学)。
人物
学生時代から、『現代思想 (雑誌)』に論稿を寄稿し、経済人類学者で東京農業大学国際食料情報学部教授(当時、明治大学法学部教授)の栗本慎一郎から、(『意味と生命』という著書の後書きで)「少壮の学生」という評価を受ける。
東京女子医大が世界で最初に細胞シートの開発に成功するのを導いて[1] 、日本バイオマテリアル学会賞を受賞[2]。ハーバード大学やMITからも講義の要請を受ける[3]。2003年度にデザイナーとしてグッドデザイン賞を受賞[4]。 STAP細胞の論文を発表した小保方晴子を指導したことでも知られる。
2006年より経産省技術戦略マップ再生医療分野作成委員会委員、2009年より同委員長。厚労省自己由来ヒト細胞・組織加工医薬品等の品質及び安全性の確保に関する指針、他家指針検討委員会委員、再生医療における制度的枠組みに関する検討会委員。G-COE再生医療本格化のための集学的教育研究拠点拠点リーダー[5]。
2014年2月5日に「博多に向かう」[6]とツイッターに書き残してから現在行方不明である[要出典]。
略歴
- 開成高校卒業[7]、東京大学理科一類入学
- 2006年 東京女子医科大学 医学部・先端生命科学研究所・先端生命医科学研究所 助教授
- 2008年 東京女子医科大学 医学部 准教授
- 2009年 東京女子医科大学 医学部 教授
教育への提言
小中学における分数の計算や二次方程式の解の公式暗記などの教育は不要であり、九九の暗記も不要だと主張[8]。
その論理的正当性
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著作
生命科学関連
単著
- おしゃべりな細胞たちーー再生医療入門 すぐそこの未来を話そう (対話集)
2012年2月、講談社、ISBN 978-4-06-217480-0
共著
- チャールズ・ヴァカンティ教授の「ネズミの背中に載ったヒトの耳」(ミミネズミ)の写真を解説
思想・哲学関連
雑誌への寄稿(単独)
- 『SMALLTALK between AI and TK』:ここで、自らの立場を「栗本学派」と呼んでいる。
- 『理科系からのマイケル・ポランニー』:高校の化学の教科書のかなりの部分がポランニーの業績に依拠して書かれるようになっているのにもかかわらず科学史に彼の名があまり出てこないことに対して、「政治的配慮か」と揶揄している
- 『言語化不可能性試論序説』:当時『現代思想』誌上での連載が終了したばかりの、栗本慎一郎の『意味と生命』を、「はたしてどれだけの者がついていけたのか不安にならざるをえない恐るべき孤高の連載」「いままで現代思想で許されてきた範囲を突き抜ける、とんでもないものであった」などと、きわめて高い評価を与えていた。また「いつの世にも頭の悪い者はおり、彼らが死に絶えるのを待つしかない、と栗本なら言うだろう」などと、栗本の心中を忖度するような記述が見られる。
(以上、青土社・刊『現代思想』所収)
経済人類学関連
共著
- 経済人類学を学ぶ (栗本慎一郎・編、阿部謹也、山口昌男らとの共著)
- 第8章『マイケル・ポランニーの生命論』と第12章『実在、階層、発見、そして社会』を執筆。前者は自然科学サイドからのゲスト的なスタンスであるが、後者では、マイケル・ポランニーだけでなく兄のカール・ポランニーにも言及するなど、かなり社会科学的な領域へ突っ込んだ考察が見られる。また、後者では、大学の社会学科の設立とその内実への批判がなされている。社会科学およびそれを学ぶ大学の学科への強い関心が示されているということである。
テレビ出演
- 2008年4月7日 芸能界かがく部登場!! (テレビ朝日)
- 2008年9月7日 近未来×予測テレビ ジキル&ハイド テレビ朝日
- 2010年12月26日 『夢の扉』(主演)(TBS)
ラジオ出演
- 2013年11月 「栗本慎一郎の社会と健康を語る」ラジオ日本
関連項目
- 再生医学
- マイケル・ポランニー:『理科系からのマイケル・ポランニー』という論稿を『現代思想』誌に発表
- 栗本慎一郎:栗本が監修する経済人類学の入門書『経済人類学を学ぶ』を文化功労者の山口昌男らと共著したことがある。STAP細胞研究が発表される直前である2013年11月末に、栗本がパーソナリティを勤めるラジオ番組「社会と健康を語る」(ラジオ日本)に二週にわたって出演した。
- ブレードランナー:外部リンクのインタビューで、好きな映画として挙げている。学生時代の『現代思想』誌の論稿の筆者の肩書きの部分に、「タイレル・コーポレーション」と記したことがあった。
- 池田カトリーナ
- 必要条件、十分条件
- 週刊SPA! - 「技術&頭脳 流出が日本を滅ぼす」という記事の取材を受けた。自らの研究がフランスから提携をもちかけられたことを語った[9]。
- 山中伸弥
- 小保方晴子
- STAP細胞
- セルシード
出典
- ^ TBS夢の扉HP
- ^ 東京女子医大HP
- ^ http://healthtv.seesaa.net/article/176048837.html
- ^ http://www.g-mark.org/award/detail.html?id=29409&lang=ja
- ^ 本人のツイッター・プロフィールより
- ^ [1]
- ^ facebookにアカウントを持つ人はこのページにログインすれば(友達にならなくても)確認可能。
- ^ twitterより。「小学校の分数の計算、中学校の二次方程式の解の公式が不要と唱えては炎上しているが、九九もまったく不要であることを主張したい。インドでは20x20まで教えているが、インド生まれの大学教授に聞くと誰も覚えていない。」
- ^ 2013年2月のtweet
外部リンク
- 生命科学DOKIDOKI研究室:生物学、生命科学を志すまでの経緯が本人により語られる。哲学に関心が強く東大文学部と理工学部のどちらに進むか迷った高校時代や、蓮實重彦の講義に潜入した学生時代などが語られる。生化学を選んだのは消去法だ、と述べている。哲学は定年後に研究したい、とも。栗本についての言及は無い。
- 早大シンポジウムでのインタビューへの回答:税金を資金とする研究者が研究内容を国民にわかりやすく説明するのは、アカウンタビリティであり義務であるとの見解を表明。私大教授である彼の「我々の研究はほとんど税金ですから」との言明は、国からの私大への助成金の大きさを物語っている。
- 本人のツイッター:音楽や映画など、専門外の話題にもつぶやく大和教授の姿が見られる。
- ミミネズミを作ったチャールズ・ヴァカンティと会食したときの写真 - 小保方晴子も写っている。