「UCIワールドツアー」の版間の差分
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2012年1月3日 (火) 04:56時点における版
UCIワールドツアー(UCI WorldTour)は、2011年シーズンより開始された、自転車競技、ロードレースにおける年間シリーズ戦。
概要
2005年より開始されたUCIプロツアーは、国際自転車競技連合(UCI)主導による規範的な制度という側面が強く、アモリ・スポル・オルガニザシオン(ASO)ら、グランツール主催者と齟齬をきたし、2008年の同シリーズ戦では、ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャをはじめとする前年までの、11の対象レースが離脱する騒動になった。
これに対抗すべく同年、UCIは仮称として、同年開催の北京オリンピック・個人ロードレース、世界選手権・個人ロードレース、ツール・ド・フランスの3レースを、UCIワールドツアーとする案を出したが、ASOらは、ジロ・デ・イタリアとブエルタ・ア・エスパーニャなどのレースが、大陸別シリーズ戦であるUCIヨーロッパツアーに組み入れられることに対して猛反発し、結局、ツール・ド・フランスら11レースは、ロードレースの年間シリーズ戦に全く加わらず、単発的なロードレース大会として開催された。
こうした事態を打開するべく、同年8月に行われたUCIとASOの親会社であるエディシオン・フィリップ・アモリ(EPA)との間で、歴史的和解が行われ、2009年シーズンからは、2007年までのUCIプロツアーにおけるシリーズ戦と類似した年間シリーズ戦である、UCIワールドカレンダーとして再出発することになったが、UCIプロチームが優先的に参加することが可能なUCIプロツアー(UPT)は引き続き維持される(当初14レース、2010年シーズンに2レース追加される)一方、UCIプロチームに限らず、主催者の裁量によって参加チームを決めることが可能な、グランツール主催者が行う10レースについては「ヒストリカルレース」(HIS)に分類され、UCIプロツアーとはいまだ袂を分かつ形となったことから、2種類のシリーズ戦が混在するいびつさが残っていた。
2011年シーズンよりUCIは、UCIプロツアーの発展的解消に伴い、「ヒストリカルレース」という分類もなくしたUCIワールドツアーを実施することになった。なお、ポイント配分等についてはUCIワールドカレンダーとほぼ一緒である。
一方で、UCIプロチームでなければ、当該シリーズ戦における出場は著しく制約されることになるため、UCIによるチームの選定は注目を集めた。当初UCIプロチーム参加が予定されていたジェオックス - TMCとコフィディスは除外[1]され、財政的な問題が懸念されていたペガサススポーツはプロフェッショナルコンチネンタルチームから除外[2]された。
また、詳細は未定だが、ワールドツアーという観点に基づき、UCIプロツアー時代を含めて、アジア地域で初の世界ツアー戦となる、ツール・ド・北京の開催が2011年より予定されている。
対象レースとポイント配分
前述の通り、ポイント配分自体は2010年まで実施されていたUCIワールドカレンダーとほぼ同一だが、UCIプロフェッショナルコンチネンタルチームに所属する選手はポイント対象から除外される点が異なっている(この点は2008年まで実施されていたUCIプロツアーと類似している。)。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | 11位 | 12位 | 13位 | 14位 | 15位 | 16位 | 17位 | 18位 | 19位 | 20位 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
総合成績(A) | 200 | 150 | 120 | 110 | 100 | 90 | 80 | 70 | 60 | 50 | 40 | 30 | 24 | 20 | 16 | 12 | 10 | 8 | 6 | 4 |
区間成績(A) | 20 | 10 | 6 | 4 | 2 | |||||||||||||||
総合成績(B) | 170 | 130 | 100 | 90 | 80 | 70 | 60 | 52 | 44 | 38 | 32 | 26 | 22 | 18 | 14 | 10 | 8 | 6 | 4 | 2 |
区間成績(B) | 16 | 8 | 4 | 2 | 1 | |||||||||||||||
総合成績(C) | 100 | 80 | 70 | 60 | 50 | 40 | 30 | 20 | 10 | 4 | ||||||||||
区間成績(C) | 6 | 4 | 2 | 1 | 1 | |||||||||||||||
総合成績(D) | 80 | 60 | 50 | 40 | 30 | 22 | 14 | 10 | 6 | 2 |
- A……ツール・ド・フランス
- B……ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャ
- C……ツアー・ダウンアンダー、パリ〜ニース、ティレーノ〜アドリアティコ、ミラノ〜サンレモ、ロンド・ファン・フラーンデレン、バスク一周、パリ〜ルーベ、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ、ツール・ド・ロマンディ、カタルーニャ一周、クリテリウム・デュ・ドーフィネ、ツール・ド・スイス、ツール・ド・ポローニュ、エネコ・ツアー、ツール・ド・北京、ジロ・ディ・ロンバルディア
- D……ヘント〜ウェヴェルヘム、アムステルゴールドレース、フレッシュ・ワロンヌ、クラシカ・サンセバスティアン、ヴァッテンフォール・サイクラシックス、GP西フランス・プルエー、グランプリ・シクリスト・ド・ケベック、グランプリ・シクリスト・ド・モンレアル
※太字はステージレース
脚注
- ^ UCI announce 18 ProTeams for 2011 - Cyclingnews.com 2010年11月22日付記事(英語)
- ^ Reactions to Pegasus news: Anger and resignation - Cyclingnews.com 2010年12月21日付記事(英語)
外部リンク
- ワールドツアーの概要 - UCI(英語)