「煮びたし」の版間の差分

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煮浸しとは元々は魚の調理法だと思いますが…
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'''煮びたし'''(にびたし)とは、[[野菜]]を[[出汁]]で煮て、出し汁も一緒に盛りつける料理。[[おひたし]]の一種。
'''煮びたし'''(にびたし)とは、[[野菜]]や[[魚]]を[[出汁]]で煮る料理。出し汁も一緒に盛りつけることが多い。[[おひたし]]または[[含め煮]]の一種。




== 煮びたしの材料になる野菜 ==
== 煮びたしの材料の例 ==




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*[[ナス]](皮を剥く)
*[[ナス]](皮を剥く)
**ナスの場合、皮付きのまま素揚げしてつゆに浸した物を「煮びたし」と呼ぶ場合がある。詳しくは[[おひたし]]の項目を参照のこと。
**ナスの場合、皮付きのまま素揚げしてつゆに浸した物を「煮びたし」と呼ぶ場合がある。詳しくは[[おひたし]]の項目を参照のこと。
*[[アユ|鮎]](軽く素焼きした鮎を煮汁をたっぷり含むように煮る。梅干しを加えることもある。)
**他に[[フナ]]、[[アジ]]等もあるが近年ではあまり見られない


これらの野菜を単品または、[[油揚げ]]や[[厚揚げ]]、干し[[エビ]]などとともに、薄めに味付けした出汁で煮る。
これらを単品または、[[油揚げ]]や[[厚揚げ]]、干し[[エビ]]などとともに、薄めに味付けした出汁で煮る。




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*長時間煮込まず、野菜の食感が残るように仕上げる。
*長時間煮込まず、野菜の食感が残るように仕上げる。
*従って、[[大根]]のように味をじっくり含ませるタイプの野菜は用いない。
*従って、[[大根]]のように味をじっくり含ませるタイプの野菜は用いない。
*生の肉や魚介類を用いない。
*味付けは多くの場合、薄い。
*味付けは多くの場合、薄い。



2011年2月11日 (金) 12:14時点における版

煮びたし(にびたし)とは、野菜出汁で煮る料理。出し汁も一緒に盛りつけることが多い。おひたしまたは含め煮の一種。


煮びたしの材料の例

  • 小松菜チンゲンサイ水菜などの葉物野菜(いずれも火を通しすぎると食感が損なわれ色も悪くなるので、煮すぎないように気を付ける)
    • ホウレンソウはもともと歯ごたえのある野菜ではないので、煮びたしにはあまり向かない。用いる場合は、生食用以外は生の状態ではシュウ酸を含むため、下茹でが必要。
    • クレソンのように強い芳香を持つ野菜はあまり用いない。
  • もやし
  • ナス(皮を剥く)
    • ナスの場合、皮付きのまま素揚げしてつゆに浸した物を「煮びたし」と呼ぶ場合がある。詳しくはおひたしの項目を参照のこと。
  • (軽く素焼きした鮎を煮汁をたっぷり含むように煮る。梅干しを加えることもある。)
    • 他にフナアジ等もあるが近年ではあまり見られない

これらを単品または、油揚げ厚揚げ、干しエビなどとともに、薄めに味付けした出汁で煮る。


煮物との違い

煮物と煮びたしは「出汁で煮る」という点で共通するが、以下の点で異なる。

  • 長時間煮込まず、野菜の食感が残るように仕上げる。
  • 従って、大根のように味をじっくり含ませるタイプの野菜は用いない。
  • 味付けは多くの場合、薄い。


関連項目