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厚揚げ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本の厚揚げ
生揚げと油揚げ
ベトナムの厚揚げ。キエンザン省ヴィントゥアン県にて。

厚揚げ(あつあげ)は、豆腐を厚めに切りで揚げた食品であり、揚げ豆腐の一種。

名称

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油揚げとは違い、内部が豆腐の状態を保つように十分には揚げない[1][2]ので、「生揚げ(なまあげ)」とも呼ばれる[3]

中華民国台湾語では「油豆腐(ゆとうふ)」と呼ぶ。

概要

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表面のみを油で揚げることで、豆腐の食感を残したまま香ばしさが加わっているため、煮物にした際の味の染み込みも良い。また、絹ごし豆腐を使用したものは「絹厚揚げ」と呼ばれ、通常の生揚げよりも柔らかく食感がなめらかである。最近では、もっちりとした食感のものなども販売されている。

作り方は、しっかり水を切った豆腐を半丁程度に切り、180℃から200℃の高温の油で揚げる。表面が濃いきつね色になったら、油から引き上げる。「生揚げ」の名の通り、十分に揚げないまま中身を生豆腐の状態に保つことが要点である。

油揚げのように調味しない料理が多く、焼いたり(厚揚げ焼き・焼き厚揚げ)煮たり暖めて生姜醤油で食べることもあり、その他は、おでんの種にしたりすることが多い[4]。おでん以外の煮物料理も多い[4]

なお、ベトナムにも厚揚げ豆腐に相当するものがある[5]

脚注

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出典

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  1. ^ goo辞書 生揚げ「揚げ方が不十分なこと」
  2. ^ Yahoo辞書{(2012年7月8日時点のアーカイブ) 生揚げ「揚げ方が不十分な状態」
  3. ^ 全豆連 豆腐加工食品 で詳しく説明。
  4. ^ a b 大豆のおはなし江崎グリコ
  5. ^ 原田信男『和食と日本文化』小学館、2005年、79頁

関連項目

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外部リンク

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