「ペルセウス座」の版間の差分

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2008年12月29日 (月) 10:02時点における版

ペルセウス座 (Perseus)
略符 Per
属格 Persei
英語での意味 ペルセウス
赤経 3 h
赤緯 +45°
観測可能地域の緯度 +90° 〜 -35°
正中 December
広さの順位
 - 総面積
24位
615 平方度
明るい星の数
視等級 < 3
5
  • α (ミルファク)
  • β (アルゴル《最大時》
  • ζ (メンキブ/アティク)
  • ε
  • γ (サイド)
最も明るい星
 - 視等級
Mirphak (α Persei)
1,79
流星群
  • Perseids
  • September Perseids
隣接する星座

ペルセウス座 (Perseus) は星座でありトレミーの48星座のうちの1つ。

ペルセウス座は有名な変光星アルゴル(Algol(β Per))があり、毎年ペルセウス座流星群も観測される。

主な恒星

星座で最も明るい星ミルファク(Mirphak,α Per)はまた、アルゲニブ(Algenib)とも呼ばれる。全く同じAlgenibという固有名の星は他にもたとえばペガスス座γ星などがある。意味はアラビア語の「ひじ」である。Mirphakは視等級1.79等の明るい星で、スペクトルの型はF5Ibの超巨星である。地球からの距離590光年。絶対等級は太陽の5,000倍で、直径も62倍ある。

β星アルゴル(Algol):星座で最も明るい星ではないが、最も有名な星である。この星はアラビアのal-Ghul(は悪鬼あるいはアルゴールを意味する)で、星座内の位置はペルセウスが持つ怪物メデューサの目の部分に当たる。この星は食変光星で、視等級は2.12等から3.39等まで変化し、周期は2.867日である。スペクトルタイプはB8Vで、太陽からの距離は93光年である。当時は変光星は知られていなかったはずだが、命名、そして、メドゥーサの首の部分に当たることから、ひょっとするとギリシャ時代から明るさが変わることが知られていた可能性があるとも言われる。

その他の天体

  • h+χ Per:これら2つの散開星団NGC869NGC884)は通称「二重星団」と呼ばれており、非常に美しい天体である。これらは双眼鏡で見ることができる。これらは地球から7,000光年離れており、それぞれが数百光年離れている。
  • M34:視等級5.5等の散開星団。距離1,400光年。面積は満月より若干広く、この領域に約100の星がある。この星団の実際の直径は約14光年である。この星団は、双眼鏡でも見ることができる。
  • M76:この惑星状星雲は小亜鈴星雲と呼ばれる。視直径は約65秒ある。視等級10.1等。
ペルセウス座の二重星団

由来

ペルセウス(ペルセウス座)は、怪物メドゥーサを倒し、また海の怪物(くじら座)の生贄にされようとしていたアンドロメダ姫(アンドロメダ座)を救って結婚した。天上のペルセウスは、右手に剣、左手にはメドゥーサの首を持っている。メドゥーサの首はあまりに恐ろしすぎて、見たものは誰でも石になってしまうという。このメドゥーサの首の部分にある星が変光星アルゴルである。