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*[[らぶドル 〜Lovely Idol〜]](画:[[西又葵]]、文:叶晃紀→あごバリア)
*[[らぶドル 〜Lovely Idol〜]](画:[[西又葵]]、文:叶晃紀→あごバリア)
:マジキュー・プレミアムSPRING 2001 - マジキューVol.13、Vol.26 - Vol.37 / ネットラジオ・ドラマCD・ゲーム・アニメ
:マジキュー・プレミアムSPRING 2001 - マジキューVol.13、Vol.26 - Vol.37 / ネットラジオ・ドラマCD・ゲーム・アニメ
:第2部は『らぶドル -New Lyrics-』。
:第2部は『らぶドル -New Lyrics-』。第2部以降は[[Navel]]との合同企画となった
*[[タウンメモリー]](原作:小日向ななみ、キャラクターデザイン:[[小林 (イラストレーター)|小林]]、画:[[魚_(イラストレーター)|魚]])
*[[タウンメモリー]](原作:小日向ななみ、キャラクターデザイン:[[小林 (イラストレーター)|小林]]、画:[[魚_(イラストレーター)|魚]])
:『DearMy...』2002年7月号 - マジキューVol.22 / コミック・ノベル
:『DearMy...』2002年7月号 - マジキューVol.22 / コミック・ノベル

2008年8月17日 (日) 12:33時点における版

マジキュー (MAGI-CU) は、エンターブレイン (eb) が月刊ペースで発行していたムック誌。同社によるメディアミックス戦略の一角を担っていたが、同社の漫画雑誌コミックビーム』との関連性は非常に薄い。毎月25日発売。

2007年6月25日発売のVol.40を以て休刊。2007年8月現在も編集部は存続しており、ムックやマジキュー・コミックスの編集を行っている。

概要

表題の「マジキュー」は「MAGICAL CUTE」(マジカルキュート)の略で、ebが発売するギャルゲーアダルトゲーム関連出版物のレーベルである。当初、これらの出版物はアスキーの子会社(当時)・アスペクトが担っており、この当時は「ASPECT CUTE」の名称が用いられていたが、2000年にアスキーグループのメディア関連事業を新設されたebに集約したのに伴い現在の「MAGICAL CUTE」へ名称変更された。

記事は大半が読者参加企画や連載漫画・コラムであるが、少量ながらコンピュータゲーム(「キミキス」などの自社タイトルやオンラインゲーム)の記事、テーブルトークRPGアルシャードガイア」「ナイトウィザード」のリプレイなども掲載されていた。

雑誌のジャンルは「ビジュアルエンターテインメントマガジン」と銘打たれているが、美術誌文芸雑誌ゲーム雑誌アニメ雑誌漫画雑誌の要素を併せ持つ極めて独自色の強い構成が特徴であった[1]。その一方、掲載作品によって単行本化までにかなりの期間の差があり、たとえ人気連載であっても単行本化(もしくは画集など、一纏めになって発売される)までかなりの期間(「瓶詰妖精」の場合、作品の連載終了から単行本発売までに約1年半掛かっている反面「ツングリ! -本当はツンデレなグリム童話-」は連載中盤の時点で早くも単行本化している)を要するなどばらつきが激しかった。かと思えば「ハートマーク!」のように何の予告もなく休載・打ち切りとなる連載も珍しくなく、読者に対する配慮を欠いているのではないかと指摘されることが少なからずあった。

沿革

前身の「マジキュー・プレミアム」時代と併せて説明する。

マジキュー・プレミアム(2001 - 2003)

2001年4月27日に「マジキュー・プレミアムSPRING 2001」が発売される。掲載作品は主に角川書店メディアワークス系の雑誌やアダルトゲームの原画で活躍するイラストレーターの手になるものが多かった[2]。後にゲーム・アニメ化される「らぶドル 〜Lovely Idol〜」(西又葵)や2006年3月刊のVol.25まで長期連載された「World's end」(原作:玉井☆豪・画:天広直人)はこの号から始まっている。その後「WINTER 2002」(2002年1月31日発売)より「瓶詰妖精」(篤見唯子)が始まり、この3作品が主力作品になった。

「SEPTEMBER 2002」(2002年9月30日発売)より隔月化、2003年には「瓶詰妖精」がアニメ化された。

マジキュー(2004 - 2007)

2004年に入り、マジキュー・プレミアムを母体に美少女系ゲーム雑誌『DearMy...』の読者参加企画であった「タウンメモリー」(原作:小日向ななみ・画:小林)と「ルーンプリンセス」(原作:新井輝・画:みさくらなんこつ)を統合して新生・マジキューが発刊される。なお、「ルーンプリンセス」や「ぺとぺとさん」(木村航)「吉永さん家のガーゴイル」(田口仙年堂)はファミ通文庫ライトノベルが元になった作品である。

2006年秋より「らぶドル」がアニメ化されたが、2007年に入ると大半の連載が終了。6月発売のVol.40を以て休刊した。

主なマジキュー掲載作品

読者参加企画・イラストストーリー
マジキュー・プレミアムSPRING 2001 - マジキューVol.25 / ネットラジオ・ドラマCD・ノベル
マジキュー・プレミアムWINTER 2002 - マジキューVol.15 / TVアニメ・ゲーム
マジキュー・プレミアムSPRING 2001 - マジキューVol.13、Vol.26 - Vol.37 / ネットラジオ・ドラマCD・ゲーム・アニメ
第2部は『らぶドル -New Lyrics-』。第2部以降はNavelとの合同企画となった。
『DearMy...』2002年7月号 - マジキューVol.22 / コミック・ノベル
『DearMy...』2002年11月号 - マジキューVol.21 / ドラマCD・ゲーム・ノベル
Vol.22 - Vol.36
Vol.24 - Vol.36
Vol.25 - Vol.32 ※Vol.33の休載告知以降未掲載
Vol.26 - Vol.39
Vol.27 - Vol.40
Vol.33 - Vol.38
Vol.34 - Vol.40
コミック
ノベル
リプレイ

マスコットキャラクター

共に篤見唯子デザイン。

たまちゃん
マジキューお助け隊長。声優桃井はるこ。「瓶詰妖精」のアニメ版にも登場した。
マジちゃん
たまちゃんの相方。性格はたまちゃんとは対照的に内気。

関連項目

脚注

  1. ^ 電撃G's magazineメディアワークス刊)も2005年11月号のリニューアルで、それまでのギャルゲー雑誌からマジキューに似たような構成となった。
  2. ^ ちなみにebのグループ筆頭であるアスキーは、2008年4月にメディアワークスに吸収合併されることとなった。

外部リンク