森一郎 (哲学者)
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森 一郎(もり いちろう、1962年 - )は、日本の哲学者、翻訳家。東北大学教授。
来歴
[編集]埼玉県生まれ。1986年東京大学文学部卒業。1990年東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程中途退学。東京大学助手、東京女子大学講師、助教授、教授を経て、東北大学大学院情報科学研究科教授。
2008年、『死と誕生 ハイデガー・九鬼周造・アーレント』により博士(文学)東京大学。同書により) 2009年に第21回和辻哲郎文化賞を受賞。2015年、アーレント『活動的生』の翻訳により第52回日本翻訳文化賞を受賞。
人物
[編集]著書
[編集]- 『死と誕生 ハイデガー・九鬼周造・アーレント』(東京大学出版会) 2008年1月
- 『死を超えるもの 3・11以後の哲学の可能性』(東京大学出版会) 2013年6月
- 『世代問題の再燃 ハイデガー、アーレントとともに哲学する』(明石書店) 2017年10月
- 『現代の危機と哲学』(放送大学教育振興会) 2018年3月
- 『ハイデガーと哲学の可能性 世界・時間・政治』(法政大学出版局) 2018年8月
- 『核時代のテクノロジー論 ハイデガー『技術とは何だろうか』を読み直す』(現代書館、いま読む!名著) 2020年3月
- 『ポリスへの愛 アーレントと政治哲学の可能性』(風行社) 2020年11月
- 『アーレントと革命の哲学 『革命論』を読む』(みすず書房) 2022年12月
- 『快読 ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』』(講談社選書メチエ) 2024年3月
- 『アーレントと赦しの可能性 反時代的試論』(春風社) 2024年3月
- 『ニーチェ 哲学的生を生きる』(青土社)2024年9月
- 共編著
- 『ハイデッガーと思索の将来 哲学への〈寄与〉』(ハイデッガー研究会編、共著、理想社) 2006年
- 『渡邊二郎著作集』全12巻(編集委員、筑摩書房) 2010年 - 2011年
- 『科学と技術への問い ハイデッガー研究会第三論集』(共編著、理想社) 2012年
- 『形而上学の可能性を求めて 山本信の哲学』(共編著、工作舎) 2012年
- 『ハイデガー読本』(共編著、法政大学出版局) 2014年
- 『続・ハイデガー読本』(共編著、法政大学出版局) 2016年
- 『近代日本思想選 三木清』(編著、ちくま学芸文庫) 2021年
- 『ハイデガー事典』(共編著、昭和堂) 2021年
翻訳
[編集]- 『ブレーメン講演とフライブルク講演』(「ハイデッガー全集 79」創文社、2003年/東京大学出版会、2021年)
- 『活動的生』(ハンナ・アーレント、みすず書房) 2015年
- 『愉しい学問』(フリードリヒ・ニーチェ、講談社学術文庫) 2017年
- 『技術とは何だろうか 三つの講演』(マルティン・ハイデガー、編訳、講談社学術文庫) 2019年
- 『革命論』(ハンナ・アーレント、みすず書房) 2022年
- 『ツァラトゥストラはこう言った』(フリードリヒ・ニーチェ、講談社学術文庫) 2023年