愛知池
東郷ダム | |
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所在地 | 北緯35度06分58秒 東経137度04分30秒 / 北緯35.11611度 東経137.07500度座標: 北緯35度06分58秒 東経137度04分30秒 / 北緯35.11611度 東経137.07500度 |
左岸所在地 | 愛知県愛知郡東郷町大字諸輪 |
右岸所在地 | 愛知県日進市米野木町[要出典] |
河川 | 境川水系前川 |
ダム湖 | 愛知池(東郷調整池) |
ダム諸元 | |
ダム型式 | 傾斜遮水壁型アースダム |
堤高 | 31.0 m |
堤頂長 | 975.0 m |
堤体積 | 104万 m3 |
流域面積 | 2.3 km2 |
湛水面積 | 97.0 ha |
総貯水容量 | 900万 m3 |
有効貯水容量 | 860万 m3 |
利用目的 | かんがい・上水道・工業用水 |
事業主体 | 水資源機構 |
電気事業者 | 水資源機構 |
発電所名 (認可出力) | 東郷発電所(1000kW) |
施工業者 | 鹿島建設 |
着手年 / 竣工年 | 1959年 / 1961年 |
出典 | 『ダム便覧』東郷調整池 [1] |
愛知池(あいちいけ)は、愛知県の日進市・愛知郡東郷町・みよし市にまたがる、二級河川・境川水系前川に建設された愛知用水の調整池。正式名称は東郷調整池(とうごうちょうせいち)である。
概要
[編集]東郷調整池(通称:愛知池)は、愛知用水の水路水を管理するために造成された人造湖で、愛知用水の幹線水路(本流:全長約112km)の中間点に位置する。
本池は、独立行政法人水資源機構が管理する東郷ダム(とうごうダム)のダム湖である。ダム諸元は、堤高31m、堤頂長975m、堤体積1,040千m3、有効貯水量は9,000千m3のアースダム(傾斜遮水ゾーン型フィルダム)である。味噌川ダム(木曽川)・牧尾ダム(王滝川)・阿木川ダム(阿木川)から放流された木曽川の水は、岐阜県八百津町の愛知用水取水口で取水後、愛知用水幹線水路を流下し本池に流入する。また別水系水として、矢作川より、岩倉取水口(愛知県豊田市)から矢作連絡導水路を流下し、本池に工業用水が流入している。本池の貯留水は、愛知用水取水口を経由して愛知用水幹線水路の下流(東郷発電所経由ルートもある)に送水される。
愛知用水の水は、農業用水として岐阜県、愛知県の27市町の1万5000haの農地、水道用水として愛知県の11市町の家庭約83万人、工業用水として岐阜県可児市や愛知県名古屋市南部及び名古屋南部臨海工業地帯などの9市町の約80社の工場で使用されている。本池の湖面は全国有数の漕艇競技場として(後述)、また池の周辺道路(1周:約7.4km)はウォーキングなどに利用されている[1][2]。
愛知池漕艇場
[編集]愛知池は、平成6年(1994年)の第49回国民体育大会(わかしゃち国体)、平成30年度全国高等学校総合体育大会(全国高校総体)等でのボート競技会場として使用された。現在も愛知県ボート協会が管理する漕艇コース(1000m・7レーン)が設定されており、トヨタ紡織ボート部、デンソーボート部等が艇庫を構え、練習場所としている。本池隣接地に東郷町がトーゴーボートハウス / 総合監視所を設置しており、ナックル艇の貸出しサービス(要予約)がある。東郷町町民レガッタ大会の定期開催会場でもある[3][4][5]。
周辺の施設など
[編集]アクセス
[編集]その他
[編集]愛知池に架かる橋梁は、名鉄豊田線の愛知池橋梁(全長256m)がある。
東名高速道路の東郷パーキングエリアは、この池の正式名称である東郷調整池に由来する[要出典][6]。
脚注
[編集]- ^ “水資源機構 愛知用水総合管理所 (愛知用水とは)”. 水資源機構愛知用水総合管理所. 2020年8月22日閲覧。
- ^ “愛知用水水道事務所概要 - 愛知県”. 愛知県. 2020年8月22日閲覧。
- ^ “東郷町/レガッタってなに?”. 東郷町. 2020年8月22日閲覧。
- ^ “愛知漕艇場”. 愛知県ボート協会. 2020年8月22日閲覧。
- ^ “東郷町/トーゴ―ボートハウス”. 東郷町. 2020年8月22日閲覧。
- ^ 東名高速道路自体は、東郷町を通っていない。
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 水資源開発公団『水資源開発公団30年史』発行年:1996年。