境川 (境川水系・愛知県)

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境川
境川 2013年9月17日撮影
境川(豊明市阿野町)。奥手に望むのは猿投山
水系 二級水系 境川
種別 二級河川
延長 39.8[1] km
平均の流量 -- m³/s
流域面積 264 km²
水源 愛知県豊田市愛知県みよし市
水源の標高 約150 m
河口・合流先 衣浦湾愛知県刈谷市愛知県知多郡東浦町
流域 日本の旗 日本 愛知県
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境川(さかいがわ)は、愛知県の中央部を流れ衣浦湾に注ぐ河川である。境川水系の本流を成し、二級河川となっている。

流路はおおむね、尾張国三河国の境界付近をとっている。

地理[編集]

三好カントリー倶楽部に囲まれた愛知県みよし市と同県豊田市の境界に位置する溜池である長田池を源とする。みよし市内を縦断し、東郷町内に入った後、東郷町とみよし市の境界、東郷町と刈谷市の境界、豊明市と刈谷市の境界、大府市と刈谷市の境界、東浦町と刈谷市の境界上を流れ、衣浦湾に注ぐ。河口より約5km上流からは同水系の逢妻川および五ヶ村川と並行して流れ、河口付近でこれらの川と合流する。南東には猿渡川水系がある。

境川流域は愛知県のほぼ中央に位置している。名古屋市中心部から15kmから30kmと比較的近い位置にあるため同市のベッドタウンとして発展しているほか、豊田市に近いこともあり自動車関連の工業が集中している。また、東郷町とみよし市の境界線上を流れ始めるあたりから河口付近までの川の両岸は稲作地となっており、田園風景が広がっている。この川の河口がそのまま拡大する形(三角江)が衣浦湾となり、最奥部には衣浦港が位置している。

2000年9月11日東海豪雨では刈谷市から大府市にかけて洪水の被害を出した。

流域の主な自治体[編集]

愛知県
豊田市みよし市愛知郡東郷町刈谷市豊明市大府市知多郡東浦町

支流[編集]

皆瀬川 - 大府市(県道244号付近)
大池(鞍流瀬川の源) - 名古屋市緑区
  • 広久手川
  • 小石川
  • 春木川
  • 茶屋川
  • 若王子川 - 若王子池からほぼ直進し境川に注ぐ。
  • 井堰川 - 勅使池を水源とし境川に注ぐ。
  • 正戸川
    • 鹿追川
    • 黒部川
    • 阿野川
  • 皆瀬川
    皆瀬川は、豊明市前後町にある西池に源を発し、大府市と刈谷市の境界線上で境川に合流する。
    • 大蔵川
    • 高根川
      高根川は、大府市北崎町梨ノ木にある大池に源を発する川と、小さな水路の集まりである流れが同市北崎町6丁目で合流して形成され、ほぼ南東に500mほど至った位置で皆瀬川合流する。
  • 明神川
    大府市にある宝池に源を発し、境川に合流する。水質は比較的良好とされ、境川との合流地点付近にはなどの水草が茂るほか、アメリカザリガニヨシノボリカダヤシドジョウなどが生育しているとされる。
  • 砂川
  • 石ヶ瀬川(延長6.2km[1]
    石ヶ瀬川は、大府市馬池町付近に源を発し、同市南部を東方に流れたのち同市と東浦町の境界付近で鞍流瀬川と合流。さらにJR東海道本線と平行に南東に流れたのち境川に合流する。毎年4月には、石ヶ瀬川堤防一面に黄色いカラシナの花が咲き、見頃を迎える[2]
    • 鞍流瀬川
      鞍流瀬川は、名古屋市緑区桶狭間にある大池に源を発し、大府市の中央北西部から南東部にかけて流れたのち東浦町との境で石ヶ瀬川に合流する。このうち、緑区内の1.9kmの区間については名古屋市が管理する準用河川となっている。名称は、桶狭間の戦いで敗れた今川軍が敗走の際、大雨で増水した川に落ちが流されたことに由来する[3]。水源の桶狭間付近は、1986年昭和61年)の区画整理に伴い暗渠化された[4]
    石ヶ瀬川と鞍流瀬川との合流地点付近では、戦国時代に織田対今川、水野対松平の石ヶ瀬川の戦いが繰り広げられた地である[5]。また、鞍流瀬川の源は桶狭間古戦場にも近く、川からは文化年間に建立された古戦場を示す石碑も発見されている[6]
  • 五ヶ村川(延長5.9km[1]
    豊明市と大府市の境界付近にある工業地帯付近からほぼ南に流れる川と、豊明市・大府市・刈谷市の3市の境界付近にある田園地帯でいくつかの水路を合わせ境川に沿って流れる川が、境川第3排水機場付近で合流する。皆瀬川を立体交差し、さらに境川沿いに南へ流れる。途中、明神川・砂川・石ヶ瀬川などの境川へ直接合流する河川とも立体交差したのち、東浦町大字石浜付近で境川に合流する。
    境川による土砂の流入により形成された後背湿地において延宝年間に行われた新田開発のため、皆瀬川など境川の支流に設置したによる湿地の排水を行うことにより造成された人工河川である。
  • 逢妻川(延長10.7km)
  • 猿渡川(延長17.5km)
  • 豆搗川
  • 岡田川(二級河川の延長3.9km[1]

橋梁[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 第2章 町の概要 (PDF) (東浦町緑の基本計画) - 東浦町(p.15「表2-3 河川」、2005年3月発行、2013年9月15日閲覧)
  2. ^ 石ケ瀬川堤防のカラシナ”. 大府市観光協会. 2013年7月6日閲覧。
  3. ^ 大府の地名の由来(川や池)”. 大府市歴史民俗資料館. 2012年9月1日閲覧。
  4. ^ 「桶狭間の戦い」から450年~合戦の地を行く(名古屋市緑区編)”. LET'S GO! あいち アーカイブ 愛知の観光情報保存版!. 2013年7月7日閲覧。
  5. ^ 大府の歴史(中世)”. 大府市歴史民俗資料館. 2013年7月6日閲覧。
  6. ^ 第8号 かわまち通信 (PDF)”. 清須かわまちづくり協議会 (2011年5月10日). 2012年9月1日閲覧。
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