小西岳
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小西 岳(こにし がく、1934年2月28日 - 2018年1月17日)[1]は、日本の物理学者。関西学院大学名誉教授。2012年瑞宝中綬章受章。
略歴
[編集]1948年以来のエスペランティストであり、歌のエスペラント訳を多く発表している他、エスペラント歌詞の歌を何曲か作曲している。関西エスペラント連盟(KLEG)の委員長を務め、世界エスペラント協会(UEA)名誉会員である。財団法人日本エスペラント学会発行の『エスペラント日本語辞典』(2006年)の編集主幹を務めた。
物理学者であり、関西学院大学理工学部教授、理学部長を歴任し、同大学名誉教授となり、2012年秋に瑞宝中綬章受章[2][3]。
主な著作
[編集]エスペラント学習関連
[編集]エスペラント書き(原作)
[編集]エスペラント書き(日本語からの散文翻訳)
[編集]- Vilaĝoj en batalkampo (1970年、本多勝一原作の「戦場の村」の抄訳)
- La neĝa lando (1971年、改訂1992年、川端康成原作の「雪国」の訳)
- Hirosima-Nagasaki (1979年、原爆写真集「広島・長崎」のエスペラント訳チームの中心者)
- Notoj pri la Delto (1992年、岡田春原作の広島被爆体験記「デルタの記」の訳)
- Nokto de la galaksia fervojo (1994年、宮澤賢治原作の「銀河鉄道の夜」、他の短編の訳)
- La Flambirdo (2001年、手塚治虫原作の「火の鳥(未来編)」の訳)
- La Edzino de Hanaoka Seisyû (2008年、有吉佐和子原作の「華岡青洲の妻」の訳)
- Noveloj de Akutagawa Ryû nosuke (2010年、芥川龍之介原作の短編の訳、対訳出版)
エスペラント書き(日本語からの歌の訳)
[編集](数十曲あるが、数曲の原題のみ示す) 「もみじ」、「どんぐりころころ」、「おぼろ月夜」
映画、ゲーム関連
[編集]- 劇場用アニメ映画銀河鉄道の夜のエスペラント題詞、背景のエスペラント表示を担当。
- ゲームファイナルファンタジーXIのオープニングテーマのエスペラント訳を担当(Memoro de la Ŝtono)。
物理学関連
[編集]脚注
[編集]- ^ La Revuo Orienta誌2018年3月号
- ^ 理工学部 : 瑞宝中綬賞受賞-小西元理学部長が受賞
- ^ 「秋の叙勲」『読売新聞』2012年11月3日朝刊