対空砲章

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対空砲章
Flak-Kampfabzeichen
ドイツ国による賞
種別勲章
対象戦役第二次世界大戦
状態廃止
歴史・統計
創設1941年1月10日

対空砲章(たいくうほうしょう、ドイツ語: Flak-Kampfabzeichen)は、ナチス・ドイツの勲章。

概要[編集]

1941年1月10日ヘルマン・ゲーリングによって制定された。デザインはヴィルヘルム・エルンスト・ピークハウスである。対空砲を用いた敵機の撃墜や、戦車掩体壕など地上目標を撃破した空軍軍人が授与対象であった。

対空砲章に描かれているのは88mm砲である。佩用は左胸ポケットに行い、一級鉄十字章など高位の勲章の下に配置する。

ドイツ国防軍で制定されていた勲章に、陸軍対空砲章という対空砲章と類似したものが存在する。だが、対空砲章は地上目標の撃破でも授けられたのに対し、陸軍対空砲章は航空機の撃墜のみが授与対象であった。

参考文献[編集]

  • Angolia, John (1987). For Führer and Fatherland: Military Awards of the Third Reich. R. James Bender Publishing. pp. 97, 98, 204, 205. ISBN 0912138149 
  • Klietmann, Kurt-Gerhard Klietmann (1981). Auszeichnungen des Deutschen Reiches. 1936–1945. Motorbuch, Stuttgart. ISBN 3-87943-689-4.

外部リンク[編集]