コンテンツにスキップ

南山カントリークラブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
南山カントリークラブ
Nanzan Country Club
南山カントリークラブ
南山カントリークラブの空中写真。
2011年平成23年)5月20日撮影の3枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。 地図
所在地 日本の旗 日本
愛知県豊田市中金町獅子ヶ谷955番地
座標: 北緯35度7分49.87秒 東経137度14分38.09秒 / 北緯35.1305194度 東経137.2439139度 / 35.1305194; 137.2439139
概要
開業 1975年昭和50年)11月1日
運営 メンバーシップコース
設計 井上 誠一
運営者 株式会社南山カントリークラブ
コース

OUT IN
HOLE PAR YARD HOLE PAR YARD
1 4 419 1 4 399
2 5 552 2 4 369
3 4 404 3 3 221
4 3 206 4 4 446
5 4 403 5 5 542
6 5 540 6 4 445
7 3 177 7 5 498
8 4 388 8 3 189
9 4 436 9 4 400
36 3525 36 3509

その他
公式サイト 南山カントリークラブ
テンプレートを表示

南山カントリークラブ(なんざんカントリークラブ)は、愛知県豊田市中金町にあるゴルフ場である。

概要

[編集]

南山カントリークラブは、1967年昭和42年)に起きた「愛知カンツリー倶楽部」の移転騒動にある、県有地にゴルフ場はと県議会で騒ぎが起こった[1]。「名古屋ゴルフ倶楽部」理事長で中部日本放送株式会社会長の佐々部晩穂は、豊田市中金地区を移転先に決めると県議会が収まり、愛知カントリー倶楽部は移転を免れた[1]

佐々部は、豊田市中金地区に新たなゴルフ場の建設を考え、1971年(昭和46年)11月15日、経営母体「賀茂開発株式会社」を設立し、社長に佐々部が就任した[1]1972年(昭和47年)3月、「南山カントリークラブ」を創立し、理事長に佐々部が就任した[1]

ゴルフ場建設用地は早期にまとまったが、豊田市中金地区は、用地面積の半分が保安林だった[1]。その解除に申請から1年6カ月も要した[1]。コース設計は井上誠一に依頼した[1]尾根が入り組み岩盤が多い用地だが、井上は自身がある後世に誇れるものを造ってみせるといった[1]

1975年(昭和50年)11月1日、18ホールの造成工事が完成し、仮開場された。大きな岩盤に支えられた谷や岩壁、フェアウェイを塞ぐ露出された岩塊だったり、まるで正反対の作品であった[1]。井上誠一は後に、上手い人はいいコースを造っておけば自然に技術が向上すると語っている[1]1976年(昭和51年)10月9日、18ホールのゴルフ場は正式に開場された[1]

所在地

[編集]
  • 〒470-0312:愛知県豊田市中金町獅子ヶ谷955番地

コース情報

[編集]
  • 開場日 - 1975年(昭和50年)11月1日
  • 設計者 - 井上 誠一
  • 面積 - 1,000,000m2(約30.2万坪)
  • コースタイプ - 丘陵コース
  • コース - 18ホールズ、パー72、7,034ヤード、コースレート73.7
  • フェアウェー - コウライ
  • ラフ - ノシバ
  • グリーン - 2グリーン、ベント
  • ハザード - バンカー60、池が絡むホール5
  • ラウンドスタイル - 全組キャディ付、最新GPSナビ導入済、5人乗りカートを導入
  • 練習場 - 打席ヤード
  • 休場日 - 毎週月曜日1/1(4-6、9-12最終月曜日)[2]

クラブ情報

[編集]

ギャラリー

[編集]
  • コース - [4]
  • ハウス - [5]

交通アクセス

[編集]
鉄道
道路

エピソード

[編集]

6番ホールは、ぐるりと谷際の尾根上に狭いフェアウェイをめぐらせたホール[7]

13番ホールは、フェアウェイ280ヤード地点にあり巨大な岩塊は、工事中に動かせずロックバンカーという新品種のハザードを造ってしまったホール[7]

14番ホールは、急激な無謀なほどの右ドッグレッグの「地獄谷」ホール[7]

16番ホールは、打ち下ろし岩盤と三つの池をもつ、「南山ではなく難山ではないか」と嘆きたくなるホール[7]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「「地獄谷」「ロックバンカー」「万里の長城」・・岩盤を最大限に生かした設計家・井上誠一の自信作」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年3月22日閲覧
  2. ^ 南山カントリークラブ”. ゴルフダイジェスト. 2021年3月22日閲覧。
  3. ^ 南山カントリークラブ”. ゴルフホットライン. 2021年3月22日閲覧。
  4. ^ コースレイアウト”. 南山カントリークラブ. 2021年3月22日閲覧。
  5. ^ レストラン”. 南山カントリークラブ. 2021年3月22日閲覧。
  6. ^ a b アクセス”. 南山カントリークラブ. 2021年3月22日閲覧。
  7. ^ a b c d 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「「地獄谷」「ロックバンカー」「万里の長城」・・岩盤を最大限に生かした設計家・井上誠一の自信作」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年3月22日閲覧

関連文献

[編集]
  • 『ゴルフ場ガイド 西版』、2006-2007、「南山カントリークラブ」、東京 ゴルフダイジェスト社、2006年5月、2021年3月22日閲覧
  • 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「「地獄谷」「ロックバンカー」「万里の長城」・・岩盤を最大限に生かした設計家・井上誠一の自信作」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年3月22日閲覧

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]