僕と幽霊が家族になった件
僕と幽霊が家族になった件 | |
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關於我和鬼變成家人的那件事 Marry My Dead Body | |
監督 | 程偉豪 |
脚本 | 程偉豪、呉瑾蓉 |
原作 | 賴致良 |
製作 | 金百倫、呉明憲 |
出演者 | |
音楽 | 劉家凱 |
主題歌 | 蔡依林《親愛的對象》 |
撮影 | 陳麒文 |
編集 | 陳俊宏 |
製作会社 | 金盞花大影業、伯樂影業 |
配給 |
威視電影、伯樂影業 面白映画 |
公開 |
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上映時間 | 130分 |
製作国 | 台湾 |
言語 | 中華民国国語、台湾語 |
『僕と幽霊が家族になった件』(ぼくとゆうれいがかぞくになったけん、原題:《關於我和鬼變成家人的那件事》、英題: Marry My Dead Body)は、2023年台湾の映画。
「冥婚」と「同性婚」を題材にしたコメディ[1]・アクション[1]・サスペンス[1]・ブロマンス[2]・ヒューマンドラマ[3]。
台湾で大ヒットし、台湾映画として年間1位・歴代7位の興行収入を達成した[4]。
あらすじ
[編集]舞台は台北。異性愛者の独身刑事ウー・ミンハンは、道端で赤い封筒を拾ったことで、ゲイの青年の幽霊マオマオと「冥婚」することになってしまう。
当初は反発しあう二人だったが、 マオマオの死の裏側に凶悪事件があることが判明、協力して捜査することになる。しかし事態は予想外の展開を迎える。
登場人物・キャスト
[編集]日本語吹替は無い。
- 主人公。失敗続きで交番勤務になった男性刑事。異性愛者[1]。ゲイに偏見を抱いている。
- ミンハンの同僚の女性刑事。周りから「職場の花」扱いされている[2]。
- マオマオの祖母 / 王満嬌
- マオマオの父 / 庹宗華
- マオマオの同性愛を支持せず、死の直前にケンカしていた。
- マオマオの生前の恋人。
- 林孝遠(リン・シャオユエン)/ 蔡振南
- マフィアのボス。
- ミンハンの上司。
製作・公開
[編集]台湾における同性婚は、2019年に合法化されており、本作もそれを踏まえている[5]。
本作は、2018年に開催された企画公募コンペティション「野草計畫」に応募された短編作品を原案とする[1][5]。製作の過程で、LGBTQ+の当事者団体への相談も行われた[1]。本作のテーマの一つが「価値観の対立」であるため、古い価値観やステレオタイプの描写もあえて取り入れられた[1]。
監督の程偉豪(チェン・ウェイハオ)は、キャリア初期に短編コメディを手掛けた後、『紅い服の少女』(2015年)、『目撃者 闇の中の瞳』(2017年)、『The Soul 繋がれる魂』(2021年)など、長編ホラーやサスペンスでヒットメーカーとなった[1]。本作は初の長編コメディとなる[1]。
2022年11月、第59回金馬奨のクロージング作品として先行上映した後、2023年2月10日、春節に合わせて台湾で公開[5]。その後、香港・韓国・東南アジアでも公開[5]。日本では2023年8月2日から公開[5][6]。2023年8月10日からは、Netflixで全世界に配信している[5]。
反響
[編集]台湾で大ヒットし、台湾映画として年間1位・歴代7位の興行収入を達成した[4]。
第60回金馬奨最優秀脚本賞受賞など、複数の受賞・ノミネートがある。
台湾文化部により、第96回米アカデミー賞国際長編映画賞台湾代表作品にも選ばれたが[7]、ノミネートはしなかった。
スピンオフドラマ『正港署』
[編集]2024年8月22日から、Netflixでスピンオフドラマ『正港署』(原題: 正港分局)が配信されている[8][2]。こちらには日本語吹替がある。
日本語吹替
ほか。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j 稲垣貴俊 (2023年8月8日). “台湾映画『僕と幽霊が家族になった件』:死者との同性婚で描く新旧の価値観 監督チェン・ウェイハオが語る”. nippon.com. 2024年8月30日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k 沢井メグ (2024年10月5日). “タイでリメイクも決定! "冥婚"を題材にした台湾ホラーコメディ『僕と幽霊が家族になった件』はブロマンスの良作”. WEBザテレビジョン. 2024年10月11日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “僕と幽霊が家族になった件 | あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品情報”. 映画ナタリー. 2024年8月30日閲覧。
- ^ a b “台湾映画スター、シュー・グァンハンの実像に迫る:日台合作『青春18×2 君へと続く道』公開に向けて来日”. nippon.com (2024年5月3日). 2024年8月30日閲覧。
- ^ a b c d e f “アカデミー賞台湾代表「僕と幽霊が家族になった件」 監督が語る“死者との同性婚”をコメディとして描いた理由 : どうなってるの?中国映画市場”. 映画.com. 2024年8月30日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “【舞台挨拶レポート】台湾映画「僕と幽霊が家族になった件」の監督が来日、伝えたいのは「愛の前で皆平等」”. 映画ナタリー. 2024年8月30日閲覧。
- ^ “「僕と幽霊が家族になった件」、米アカデミー賞台湾代表に選出=男性同士の冥婚描く - フォーカス台湾”. フォーカス台湾 - 中央社日本語版 (2023年8月30日). 2024年8月30日閲覧。
- ^ “最新台湾ドラマ|(ネタバレあり)犯罪ミステリー・コメディ「正港署」キャスト、オンライン記者会見を開催|Cinem@rt記事一覧 | アジアをもっと好きになるカルチャーメディア”. Cinem@rt記事一覧 | アジアをもっと好きになるカルチャーメディア. 2024年8月30日閲覧。
- ^ a b c d 『正港署』第1話クレジット
- ^ https://x.com/ryt_suzuki/status/1828771477149401590