会津高原南郷スキー場

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会津高原南郷スキー場
夏の山頂より伊南川を望む
所在地 〒967-0631
福島県南会津町界字湯の入293
座標 北緯37度15分35秒 東経139度33分30秒 / 北緯37.25972度 東経139.55833度 / 37.25972; 139.55833座標: 北緯37度15分35秒 東経139度33分30秒 / 北緯37.25972度 東経139.55833度 / 37.25972; 139.55833
造設地形 伝上山
コース数 11本
索道数 3本
公式サイト nango-ski.com
地図
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会津高原南郷スキー場(あいづこうげんなんごうスキーじょう)は、福島県南会津郡南会津町にある南会津町営のスキー場である。正式名称は南会津町会津高原南郷スキー場[1]指定管理者制度に基づき、町が出資する第三セクターの「みなみやま観光株式会社」が管理・運営していたが、2013年7月より株式会社マックアースが指定管理を受託した。2019年4月、マックアースが指定管理撤退を申し入れたため、8月からまたみなみやま観光株式会社の指定管理となった。

概要[編集]

スキー場という名称だが、スノーボード黎明期から、スノーボードの受け入れに積極的で、ハーフパイプやキッカーなどの設備も整っていて、腕に自信のあるスノーボーダーが集まっている。ハーフパイプのオープンは日本国内でもトップクラスの早さがある。2022年北京オリンピック金メダリストの平野歩夢も小学生時代に練習に通っていた[2]

ゲレンデ数11、リフト3本の設備である。決して大規模なスキー場ではないが、アクセスの悪さをものともせず腕自慢のスノーボーダーが集まる、高畑とは逆にスノーボーダーの聖地である。山頂からは伊南川の雄大な流れを見下ろせる。南郷地域の特産物であるトマトを生かした「トマトラーメン」にチャレンジする人も多い。アクセスの悪さというデメリットに対し、特色ある味付けで勝負する、というのは奥会津のスキー場の特色といえる。宿泊に関しては、徒歩5分に奥会津さかい温泉 さゆり荘があり、最適疲労回復温泉と看板をかかげている。毎シーズン、PSA ASIA主催のプロツアー、日本スノーボード協会公認競技会(種目:ハーフパイプ)が1月下旬に開催される。

オープン時期[編集]

例年、12月の後半から、翌3月の最終週末まで滑走可能。 ハーフパイプ、パークもこの期間ほぼオープンしている。

交通アクセス[編集]

東北道西那須野塩原ICから国道400号121号289号で約78キロメートル。2021年-2022年シーズンは事前予約制のバスが那須塩原駅から出ている。

最寄駅は会津鉄道会津田島駅であり、浅草方面からの東武鉄道の特急、急行も乗り入れるが、同駅からのバスはシーズンにより運行されないので注意が必要。会津田島駅からの近接の路線としては会津バス内川線(42系統)を利用して山口営業所で下車し、そこから5kmほど歩く必要がある。本数も少ないこともあり特に冬季は現実的でない。

広域地図で見た場合、新潟県の関越道小出ICから国道252号を行けそうに思えるが、途中の六十里越は11月~翌年のGWまで冬季通行止めになるので注意が必要である。

関連項目[編集]

周辺 名所・旧跡・観光スポット[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 南会津町会津高原スキー場条例
  2. ^ “歩夢が小学生時代通った“ハーフパイプの聖地”南会津町に勇気、コロナで客減るも「負けたくない」”. スポニチアネックス. (2022年2月12日). https://www.sponichi.co.jp/society/news/2022/02/12/kiji/20220212s00042000121000c.html 2022年2月15日閲覧。 

外部リンク[編集]