ルシアン・バラード
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ルシアン・バラード Lucien Ballard | |||||||||
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生年月日 | 1908年5月6日 | ||||||||
没年月日 | 1988年10月1日(80歳没) | ||||||||
出生地 | アメリカ合衆国 オクラホマ州オタワ郡マイアミ | ||||||||
死没地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州リバーサイド郡ランチョ・ミラージュ | ||||||||
職業 | 撮影監督 | ||||||||
ジャンル | 映画、テレビドラマ | ||||||||
配偶者 | マール・オベロン(1945年 - 1949年) | ||||||||
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ルシアン・バラード(Lucien Ballard、1908年5月6日 - 1988年10月1日)は、アメリカ合衆国の撮影監督である。『罪と罰』『南部の反逆者』『ワイルドバンチ』『勇気ある追跡』などの作品を手がけた[1]。日本語では「ルシエン・バラード」と表記されることもある[2]。
経歴
[編集]1908年5月6日[3][注 1]、オクラホマ州オタワ郡マイアミに生まれる[3]。オクラホマ大学とペンシルベニア大学で学んだ[3]。中華人民共和国への旅行を経て、材木業に従事する[3]。
パラマウント映画のスクリプターによってクララ・ボウ主催のパーティーへ連れて行かれたことをきっかけに、映画業界へ進出[1]。ジョセフ・フォン・スタンバーグ、ヘンリー・ハサウェイ、ラオール・ウォルシュ、サム・ペキンパー、スタンリー・キューブリックなどの監督たちと組んで、生涯に100本以上の映画で撮影を手がけた[1]。1945年にマール・オベロンと結婚し[5]、1949年に離婚した[5]。
1988年10月1日[3]、交通事故によりカリフォルニア州リバーサイド郡ランチョ・ミラージュにて死去[3]。
フィルモグラフィー
[編集]映画
[編集]- 罪と罰 Crime and Punishment (1935年)
- クレイグの妻 Craig's Wife (1936年)
- 陽気な姫君 The King Steps Out (1936年)
- 闇夜の台風 I Promise to Pay (1937年)
- 麗人野球団 Girls Can Play (1937年)
- 潜水艦SOS Devil's Playground (1937年)
- 世紀の逃亡者 Racketeers in Exile (1937年)
- 魔空電波 Flight to Fame (1938年)
- 誰が犯人だ? Penitentiary (1938年)
- 街道巡羅隊 Highway Patrol (1938年)
- 男対男 Coast Guard (1939年)
- 不死の怪物 The Undying Monster (1942年)
- オーケストラの妻たち Orchestra Wives (1942年)
- 浮世はなれて Holy Matrimony (1943年)
- カレー大空襲 Tonight We Raid Calais (1943年)
- 謎の下宿人 The Lodger (1944年)
- 誤解 This Love of Ours (1945年)
- 愛の交響楽 Night Song (1947年)
- ベルリン特急 Berlin Express (1948年)
- 折れた銃剣 Fixed Bayonets! (1951年)
- テレグラフ・ヒルの家 The House on Telegraph Hill (1951年)
- 結婚しましょう Let's Make It Legal (1951年)
- ノックは無用 Don't Bother to Knock (1952年)
- 国務省の密使 Diplomatic Courier (1952年)
- 栄光の鬼部隊 The Glory Brigade (1953年)
- 地獄の対決 Inferno (1953年)
- 砂漠の鼠 The Desert Rats (1953年)
- 七人の脱走兵 The Raid (1954年)
- 炎と剣 Prince Valiant (1954年)
- 灼熱の勇者 The Magnificent Matador (1955年)
- 白い羽根 White Feather (1955年)
- 黄金の都 Seven Cities of Gold (1955年)
- ながれ者 The King and Four Queens (1956年)
- 赤い崖 A Kiss Before Dying (1956年)
- 殺し屋は放たれた The Killer Is Loose (1956年)
- 誇り高き男 The Proud Ones (1956年)
- 現金に体を張れ The Killing (1956年)
- 南部の反逆者 Band of Angels (1957年)
- 金髪の悪魔 The Unholy Wife (1957年)
- 契約殺人 Murder by Contract (1958年)
- 暗黒の大統領カポネ Al Capone (1959年)
- 警部物語 Pay or Die (1960年)
- 暗黒街の帝王 レッグス・ダイヤモンド The Rise and Fall of Legs Diamond (1960年)
- 許されざる愛情 The Bramble Bush (1960年)
- 罠にかかったパパとママ The Parent Trap (1961年)
- スーザンの恋 Susan Slade (1961年)
- 昼下りの決斗 Ride the High Country (1962年)
- 恋愛留学生 Take Her, She's Mine (1963年)
- 青春カーニバル Roustabout (1964年)
- エルダー兄弟 The Sons of Katie Elder (1965年)
- ボーイング・ボーイング Boeing, Boeing (1965年)
- ボクいかれたヨ! Dear Brigitte (1965年)
- ネバダ・スミス Nevada Smith (1966年)
- 墓石と決闘 Hour of the Gun (1967年)
- ウィル・ペニー Will Penny (1967年)
- 水色のビキニのマドモアゼル How Sweet It Is! (1968年)
- パーティ The Party (1968年)
- ワイルドバンチ The Wild Bunch (1969年)
- 勇気ある追跡 True Grit (1969年)
- 大洋のかなたに The Hawaiians (1970年)
- エルビス オン ステージ Elvis: That's the Way It Is (1970年)
- 砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード The Ballad of Cable Hogue (1970年)
- ヘレンに何が起こったのか? What's the Matter with Helen? (1971年)
- ゲッタウェイ The Getaway (1972年)
- ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦 Junior Bonner (1972年)
- ダイヤモンド・コネクション Lady Ice (1973年)
- ハードウェイ Three the Hard Way (1974年)
- 軍用列車 Breakheart Pass (1975年)
- ブレイクアウト Breakout (1975年)
- セント・アイブス St. Ives (1976年)
- ドラム Drum (1976年)
- マイキー&ニッキー/裏切りのメロディ Mikey and Nicky (1976年)
- 正午から3時まで From Noon till Three (1976年)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “Lucien Ballard, Cinematographer”. The New York Times (1988年10月6日). 2016年1月7日閲覧。
- ^ “ワイルド・バンチ/ディレクターズ・カット”. アテネ・フランセ文化センター. 2016年1月7日閲覧。
- ^ a b c d e f “Lucien Ballard - Overview”. AllMovie. 2016年1月7日閲覧。
- ^ “Lucien Ballard”. British Film Institute. 2016年1月7日閲覧。
- ^ a b “Lucien Ballard; Leading Hollywood Cameraman”. Los Angeles Times (1988年10月5日). 2016年1月7日閲覧。