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罠にかかったパパとママ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ふたりのロッテ > 罠にかかったパパとママ
罠にかかったパパとママ
The Parent Trap
ポスター(1961)
監督 デヴィッド・スウィフト英語版
脚本 デヴィッド・スウィフト
原作 エーリッヒ・ケストナー
ふたりのロッテ
出演者 ヘイリー・ミルズ
モーリン・オハラ
ブライアン・キース
音楽 ポール・スミス
撮影 ルシアン・バラード
編集 フィリップ・W・アンダーソン英語版
製作会社 ウォルト・ディズニー・プロダクション
配給 アメリカ合衆国の旗 ブエナ・ビスタ・ディストリビューション
日本の旗 日本RKO
公開 アメリカ合衆国の旗 1961年6月21日
日本の旗 1962年3月10日
上映時間 129分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 アメリカ合衆国の旗 $25,150,385[1]
次作 The Parent Trap II
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罠にかかったパパとママ』(わなにかかったパパとママ、The Parent Trap)は、1961年アメリカ合衆国ファミリー映画。監督はデヴィッド・スウィフト英語版、出演はヘイリー・ミルズモーリン・オハラブライアン・キースなど。両親の離婚によって互いの存在を知らずに別々に育てられた双子の少女が、両親を再婚させようと奮闘する姿を描いたホームコメディである。エーリッヒ・ケストナー1949年児童文学ふたりのロッテ』(原題: Das doppelte Lottchen)を原作としているが、舞台はアメリカに置き換えられている。

日本では『パパとママは大あわて』のタイトルでビデオリリースされたことがある[2][3]

1998年にはリンジー・ローハン主演で『ファミリー・ゲーム/双子の天使』としてリメイクされている。 また、米国では主人公のその後を描いたテレビ映画The Parent Trap II』(1986年)、 『The Parent Trap III』(1989年)、『The Parent Trap IV: Hawaiian Honeymoon』(1989年)の3作が放送された。いずれも主演は本作と同じヘイリー・ミルズである。

ストーリー

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キャスト

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シャロン・マッケンドリック
演 - ヘイリー・ミルズ
双子の1人。もうじき14歳。赤ん坊の時に母マギーに引き取られ、双子であることを知らずにボストンで育った。
良家の娘として様々な習い事をしているが、同年代の女の子が好きなアイドルなどは全く知らない。
スーザン(スージー)・エヴァース
演 - ヘイリー・ミルズ
双子の1人。もうじき14歳。
赤ん坊の時に父ミッチに引き取られ、双子であることを知らずにカリフォルニアの牧場でのびのびと育った。
マーガレット(マギー)・マッケンドリック
演 - モーリン・オハラ
双子の母親。ボストンの名家の娘。
離婚後はボストンに住む裕福な両親のもとで、シャロンを引き取って育てた。
ミッチ・エヴァース
演 - ブライアン・キース、日本語吹替 - 小林修
双子の父親。カリフォルニアの裕福な牧場主。離婚後はスージーを引き取って育てた。
恋人ヴィッキーの正体に気付かないまま結婚しようとしている。
ヴィッキー・ロビンソン
演 - ジョアンナ・バーンズ英語版、日本語吹替 - 沢田敏子
ミッチの恋人。ミッチの財産目当てで結婚しようとしている。
エドナ・ロビンソン
演 - リンダ・ワトキンス英語版
ヴィッキーの母親。娘を金持ちのミッチと結婚させたがっている。
チャールズ・マッケンドリック
演 - チャールズ・ラグルス英語版、日本語吹替 - 中庸助
マギーの父親。普段は妻の言いなりになっている。
双子の入れ替わりに気付いて相談に乗る。
ルイーズ・マッケンドリック
演 - キャスリーン・ネスビット、日本語吹替 - 京田尚子
マギーの母親。厳格な人物で家を取り仕切っている。
ドクター・モスビー
演 - レオ・G・キャロル
ミッチとヴィッキーの結婚式を執り行うために招かれた牧師。
酒好きでミッチを挟んだヴィッキーとマギーの三角関係を楽しむなど俗っぽい人物。

エピソード

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主人公の両親を演じたブライアン・キースモーリン・オハラの2人は同年同月(1961年6月)に公開された西部劇映画『荒野のガンマン』に主演している。

双子の父親ミッチと財産目当てで結婚しようとするヴィッキー・ロビンソンを演じたジョアンナ・バーンズ英語版は、本作のリメイクである『ファミリー・ゲーム/双子の天使』では双子の父親ニックと財産目当てで結婚しようとする女性メレディスの母親ヴィッキー・ブレイク役で出演している。

作品の評価

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Rotten Tomatoesによれば、20件の評論のうち高評価は90%にあたる18件で、平均点は10点満点中6.86点となっている[4]Metacriticによれば、4件の評論のうち、高評価は3件、賛否混在は1件、低評価はなく、平均点は100点満点中73点となっている[5]

第34回アカデミー賞において編集賞フィリップ・W・アンダーソン英語版)と録音賞ロバート・O・クック)にノミネートされた(受賞はならず)。

出典

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  1. ^ The Parent Trap (1961)” (英語). IMDb. 2011年7月20日閲覧。
  2. ^ 罠にかかったパパとママ - allcinema
  3. ^ パパとママは大あわて”. TSUTAYA. 2021年1月7日閲覧。
  4. ^ The Parent Trap (1961)” (英語). Rotten Tomatoes. 2021年1月7日閲覧。
  5. ^ The Parent Trap (1961) Reviews” (英語). Metacritic. 2021年1月7日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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