ラーム・チャラン

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ラーム・チャラン
Ram Charan
Ram Charan
ラーム・チャラン(2022年)
本名 Konidela Ram Charan Teja
生年月日 (1985-03-27) 1985年3月27日(39歳)
出生地 インドの旗 インド タミル・ナードゥ州マドラス
職業 俳優映画プロデューサー
活動期間 2007年 -
配偶者 ウパサナ・カミネリ(2012年 - )
著名な家族 チランジーヴィ(父)
主な作品
マガディーラ 勇者転生
ランガスタラム
RRR
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ラーム・チャラン(Ram Charan, 1985年3月27日[1] - )は、インドテルグ語映画で活動する俳優映画プロデューサー。テルグ語映画界で最も出演料が高額な俳優の1人に挙げられている[2]

2015年7月に航空会社TruJetの設立に参加[3]、2016年には映画製作会社コニデラ・プロダクション・カンパニーを設立する[4]。また、ポロチーム「ラーム・チャラン・ハイデラバード・ポロ・ライディング・クラブ」のオーナー[5]MAA TVの取締役を務めている[6]

人物[編集]

1985年にテルグ俳優チランジーヴィの息子としてマドラス(現在のチェンナイ)に生まれる。ラームはアッル・ラーマリンガイヤの孫であり、コニデラ・ナゲンドラ・バーブパワン・カリヤーン英語版アッル・アラヴィンドの甥に当たる。従兄弟にはアッル・アルジュンヴァルン・テージサイ・ダラム・テージ英語版がいる。チェンナイで初等教育を修了し、オーティの高等学校に進学する。2011年12月1日にプラタープ・C・レッディ英語版の孫娘でアポロ・チャリティ副会長、Bポジティブ・マガジン編集長を務めるウパサナ・カミネリと出会い[7][8]、2012年6月14日に彼女と結婚する[9]

キャリア[編集]

2007年 - 2012年[編集]

2007年公開の『Chirutha』で主役を演じて俳優デビューを果たし、映画は40劇場で100日間越えの上映期間を記録した[10]。映画では父親殺しの男チャラン役を演じ、Rediff.comからは「ラーム・チャランは有望な俳優です。彼はダンスとアクションが得意なように見え、ダンス・ナンバーとして非常に優雅です」と称賛されている[11]。彼は映画での演技を認められ、フィルムフェア賞 南インド映画部門新人男優賞英語版ナンディ賞 審査員特別賞英語版を受賞した[12]。2009年公開の『マガディーラ 勇者転生』でも主演を務め、同作のヒットによりラームはテルグ語映画界のスター俳優の地位を確立した。IndiaGlitzは「チャランは成熟した演技を行い、映画を上手く進めた。彼の演じた2人の役は両方とも正義を全うし、各所で父親を思い出させる」と批評した[13]。同年にはペプシコーラの広告キャンペーンタレントに選ばれた[14]

2010年公開の『Orange』に出演して主役を演じ、IndiaGlitzは「ラーム・チャランは映画全体を通して優れた演技をしました。彼のメイク、服装、ドレッシングスタイル、アクセサリー、ボディーランゲージは観客に爽やかな男の感覚を与えた」と批評している[15]。2012年公開の『Racha』ではギャンブラーを演じ、IndiaGlitzは「強力な脚本があれば、チャランはより優れた演技ができただろう」と批評している[16]

2013年以降[編集]

チランジーヴィ60歳の誕生日を祝うラーム・チャランとサルマン・カーン

2013年公開の『Naayak』でマフィアのボスとソフトウェア社員の2役を演じた。ザ・タイムズ・オブ・インディアは「ラーム・チャランは良い仕事をしたが、彼が演じた2人のキャラクターには相違点がなかった」と批評している[17]。映画は好意的な評価が多く、興行的にも成功している[18]。同年には『Zanjeer』でも主役を演じ、「Mumbai Ke Hero」の歌を担当して歌手としてもデビューした。

2014年公開の『ザ・フェイス英語版』で再び2役を演じており、バンガロール・ミラーは「ラーム・チャランにとって『ザ・フェイス』は、彼の地位を確立するために不可欠な存在です。彼は2つのキャラクターにバリエーションを持たせるために最善を尽くしている」と批評している[19]。Sifyは「初期の出演作品と比べて、今回のラーム・チャランはかなり良い仕事をしている。彼の演技は激しいシーンやアクションシーンで効果的に現れる」と批評している[20]。同年には『Govindudu Andarivadele』にも出演しており[21]、批評家から高い評価を集め興行収入も4億ルピーを超えている[22]

2015年公開の『Bruce Lee - The Fighter』ではスタントマン役を演じている[23]。映画は弱い脚本とコメディ要素のため興行的に失敗している[24]。2016年公開の『Dhruva』は興行的に成功を収め、ザ・タイムズ・オブ・インディアは「ラーム・チャランは最高のベストを見せます。俳優として、彼は高い感情を必要とする全ての場面で印象的に映ります。主役として見せなければならない場面では、彼はファンを失望させなかった」と批評している[25]。2018年には『ランガスタラム』に出演している[26]

フィルモグラフィー[編集]

出演[編集]

ラーム・チャランとプリヤンカー・チョープラー

プロデュース[編集]

出典[編集]

  1. ^ Ram Charan Teja Biography, Ram Charan Teja Profile”. Filmibeat. 2016年9月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月8日閲覧。
  2. ^ Highest paid actors in Tollywood”. The Times of India. 2016年6月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月8日閲覧。
  3. ^ New airline, coming soon: Chiranjeevi's son Ram Charan on cloud 9; gives Hyderabad a flying gift”. www.oneindia.com. 2015年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月9日閲覧。
  4. ^ Ram Charan to produce his father Chiranjeevi's 150th film”. Times of India. 2016年5月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月8日閲覧。
  5. ^ Abhishek Raje Ram Charan Tej's polo team wins its debut match. The Times of India. 3 September 2011. Retrieved on 3 August 2011
  6. ^ Board of Directors”. www.maatv.com. 2014年5月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年5月26日閲覧。
  7. ^ Nothing will change the person I am, says Upasana Kamineni”. andhrabuzz.com/. 2014年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年11月25日閲覧。
  8. ^ Apollo Hospitals' Prathap Reddy grooms daughters for leadership positions”. Forbes India (2014年11月24日). 2016年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月26日閲覧。
  9. ^ “Ram Charan marries Upasana”. The Times of India. (2012年6月14日). http://articles.timesofindia.indiatimes.com/2012-06-14/news-interviews/32234366_1_boney-kapoor-allu-arjun-biggest-weddings 
  10. ^ Ram Charan’s record remains untouched even after 7 years”. DailyIndia.org. 2015年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月8日閲覧。
  11. ^ Chirutha: Watch it for Ram Charan”. Rediff.com. 2007年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年9月29日閲覧。
  12. ^ Ram Charan Teja | Awards & Nominations | National Awards | Nandi Awards | Filmfare Award | MAA TV Cine Awards Archived 3 June 2009 at the Wayback Machine.. Popcorn.oneindia.in. Retrieved on 26 April 2012.
  13. ^ Magadheera – Royal and spellbinding”. IndiaGlitz. 2009年8月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年7月31日閲覧。
  14. ^ The new Pepsi Brand Ambassador – Ram Charan Teja – Telugu Movie News Archived 17 April 2012 at the Wayback Machine.. IndiaGlitz. Retrieved on 15 July 2011.
  15. ^ Orange – A truly different concept in love”. IndiaGlitz. 2010年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年11月26日閲覧。
  16. ^ Racha – Racha means pomp and show”. IndiaGlitz. 2012年3月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月5日閲覧。
  17. ^ “Nayak Telugu movie review highlights”. The Times of India. http://articles.timesofindia.indiatimes.com/2013-01-09/news-interviews/36236253_1_naayak-movie-review-ram-charan 2013年1月9日閲覧。 
  18. ^ Racha collects Rs. 26.92 cr. in AP, Karnataka – Telugu Movie News Archived 13 April 2012 at the Wayback Machine.. IndiaGlitz (12 April 2012). Retrieved on 26 April 2012.
  19. ^ Movie Review: Yevadu”. Bangalore Mirror. 2015年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月12日閲覧。
  20. ^ Movie Review: Yevadu”. Sify.com. 2015年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月12日閲覧。
  21. ^ Govindudu Andarivadele to release Oct 1”. The Times of India. 2014年12月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月8日閲覧。
  22. ^ Box Office Collection: 'Govindudu Andarivadele' Crosses ₹40 Crore Mark; Beats 'Julayi'”. International Business Times, India Edition (2014年10月15日). 2015年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月8日閲覧。
  23. ^ Ram Charan gears up for his next”. The Times of India. 2015年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月8日閲覧。
  24. ^ “'Bruce Lee' Review: No Matter In Mega Meter!”. greatandhra.com. オリジナルの2017年6月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170622131830/http://www.greatandhra.com/movies/reviews/bruce-lee-review-no-matter-in-mega-meter-69815.html 2017年6月10日閲覧。 
  25. ^ Dhruva Review {4/5}: The movie promises to be an edge-of-the-seat entertainer and it delivers impeccably”. The Times of India. 2017年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年6月10日閲覧。
  26. ^ Ram Charan-Sukumar film to go on floors in August – Latest News & Updates at Daily News & Analysis” (2016年4月20日). 2016年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月8日閲覧。

外部リンク[編集]