ブラインドスポットモニター
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ブラインドスポットモニター(英:blind spot monitor)[1]とは、運転席側、助手席側、後方含む車外に位置する他の自動車(車両)を検出するシステムである。
ブラインドスポット・インフォメーション・システム(死角情報システム、英:Blind Spot Information System)[2][3]と呼ばれることもある。
概要
[編集]自動車の車体、ドアミラー等に内蔵されたカメラまたはセンサー、ミリ波レーダー等で、車外の状況を監視する。
自動車の運転手が走行中に車線変更する場合、死角に入った側面または後方の自動車(車両)への衝突を防ぐため、運転手に、視覚的、聴覚的、振動的に警報を発する。
また運転手が駐車スペースから後退出庫する場合に、後方左右から接近する自動車(車両)を警告する製品もある。
各社のブラインドスポットモニター
[編集]- ボルボ
- BLISは、ボルボが開発した死角情報システム(Blind Spot Information System)の頭文字である。
2001年、コンセプトカーボルボ・SCC(Safety Concept Car)[4]に死角情報を運転者に警告する技術を導入した。
2007年、世界で初めてボルボが市販化。ドアミラーのカメラで死角領域をなくすシステムを ボルボ・S80に最初に導入した。
2013年にはレーダー方式も採用し、車両の側方と後方に監視範囲を拡大している。
2019年、ステアリング・アシスト付BLISTM(後車衝突回避支援機能付ブラインドスポット・インフォメーション・システム)を追加した[5]。
- マツダ
- 日本の自動車メーカーで初めてマツダがBSM(ブラインド・スポット・モニタリング)を導入した。
2008年、CX-9の上級グレードに装備し、その後オプションパッケージとしてCX-8、CX-5、CX-3、アテンザ、アクセラ 、デミオにも装備。
- 日産自動車
- ブラインドスポットワーニング(BSW)[6] - 後側方車両検知警報。
- インテリジェント(BSI)[7]- 後側方衝突防止支援システム。
- 後退時車両検知警報(RCTA)[8] - 後退時に後方車両との衝突回避する装置。
- 本田技研工業
- ブラインドスポットインフォメーション
- スバル
- スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)。
- 三菱自動車工業
- 後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)。
出典
[編集]- ^ “【MAZDA】BSM(ブラインドスポットモニタリング)”. 2018年9月17日閲覧。
- ^ “MOTOR DAYS 「ボルボ S80 V8 AWD 新車試乗記(第451回)」-2007年02月17日”. 2018年9月17日閲覧。
- ^ “「イノベーションの歴史」 ボルボ・カー・ジャパン”. 2018年9月17日閲覧。
- ^ “Volvo SCC (Safety Concept Car) Volvo Cars” (英語) (2002年1月31日). 2018年10月17日閲覧。
- ^ “360°の安全性”. Volvo Cars. 2019年12月27日閲覧。
- ^ “日産、バックモニター用カメラに安全機能を追加…低コスト”. レスポンス (2011年10月12日). 2018年9月17日閲覧。
- ^ “日産 / TECHNOLOGY / TOP / 車両搭載技術 / インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)”. 2019年12月11日閲覧。
- ^ “日産 / TECHNOLOGY / TOP / 車両搭載技術 / 後退時車両検知警報(RCTA)”. 2019年12月11日閲覧。
関連項目
[編集]- 先進運転支援システム
- 自動車の安全技術
- デジタルミラー 、(デジタルアウターミラー)
- アラウンドビューモニター
- バックカメラ