フォード・フィエスタWRC
エルフィン・エバンスとダニエル・バリットがドライブするフィエスタWRC | |||||||||
カテゴリー | FIA ワールドラリーカー | ||||||||
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コンストラクター | Mスポーツ | ||||||||
先代 | フォード・フィエスタ RS WRC | ||||||||
後継 | フォード・プーマ ラリー1 | ||||||||
主要諸元[1][2] | |||||||||
サスペンション(前) | マクファーソン・ストラット | ||||||||
サスペンション(後) | マクファーソン・ストラット | ||||||||
全長 | 4,130 mm | ||||||||
全幅 | 1,875 mm | ||||||||
ホイールベース | 2,493 mm | ||||||||
エンジン | 1,600 cc (97.6 cu in) 直列4気筒 直噴ターボエンジン | ||||||||
トランスミッション | Mスポーツ/リカルド製 6速 油圧式 シーケンシャルギアボックス 機械式ディファレンシャル(前後)+ アクティブ・センター・ディファレンシャル | ||||||||
重量 | 1,190 kg | ||||||||
タイヤ | |||||||||
主要成績 | |||||||||
チーム | Mスポーツ・フォードWRT[3] | ||||||||
ドライバー | |||||||||
コンストラクターズタイトル | 2017年 | ||||||||
ドライバーズタイトル | 2017年 | ||||||||
初戦 | 2017年ラリー・モンテカルロ | ||||||||
初勝利 | 2017年ラリー・モンテカルロ | ||||||||
最終勝利 | 2018年 ウェールズ・ラリーGB | ||||||||
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フィエスタWRC(フィエスタ ダブリューアールシー、Fiesta World Rallycar)は、Mスポーツによって開発されたワールドラリーカー。2017年から世界ラリー選手権に参戦する[8][注釈 1]。2017年型フォード・フィエスタをベース車両としており、2011年シーズンから2016年シーズンにかけて参戦したフォード・フィエスタ RS WRCの後継モデルとして開発された。
戦績
[編集]フィエスタWRCはデビュー戦である2017年のラリー・モンテカルロで優勝するなどはやくから成果を上げ[9]、初年度に5勝を挙げた(セバスチャン・オジェ/ジュリアン・イングラシアが2勝、オット・タナク/マルティン・ヤルベオヤが2勝、エルフィン・エヴァンス/ダニエル・バリットが1勝)。オジェとイングラシアはドライバーズ/コドライバーズ選手権において5度目のタイトルを獲得し[10]、Mスポーツは2007年以来となるマニファクチャラーズタイトルを獲得した[10]。
2018年からは、フォードがセミワークス支援を行うものの、タナク/ヤルヴェオヤの離脱とリソース不足から前年ほどの戦闘力はなく、Mスポーツはマニュファクチャラーズ選手権を放棄してオジェ/イングラシア組一強体制を敷いた。中盤ではヒュンダイのティエリー・ヌービル/ニコラ・ジルソウルとトヨタのタナク/ヤルヴェオヤの後塵を拝したが、粘り強い走りでオジェ/イングラシアは6年連続のチャンピオンに輝いた。
2019年は、オジェ/イングラシアも離脱したが、エヴァンス/スコット・マーティン組がツール・ド・コルスの最終SSまでトップを快走するなど、マシンの速さが本物であることを証明している。
2020年は、テーム・スニネン/ヤルモ・レーティネン組がエースへと昇格した。ラリー・メキシコではチームメイトがアクシデントに見舞われる中で、最後まで完走し、表彰台に立った。
世界ラリー選手権における成績
[編集]獲得したタイトル
[編集]年 | タイトル | 競技者 | 出走数 | 勝利数 | 表彰台数 | ポイント |
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2017 | FIA世界ラリー選手権ドライバーズチャンピオン | セバスチャン・オジェ | 13 | 2 | 9 | 232 |
FIA世界ラリー選手権コドライバーズチャンピオン | ジュリアン・イングラシア | 13 | 2 | 9 | 232 | |
FIA世界ラリー選手権マニファクチャラーズチャンピオン | MスポーツWRT | 39 | 5 | 19 | 428 |
優勝したラリー
[編集]年 | No. | イベント名 | 路面 | ドライバー | コドライバー | エントラント |
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2017 | 1 | ラリー・オートモービル・モンテカルロ | 混合 | セバスチャン・オジェ | ジュリアン・イングラシア | MスポーツWRT |
2 | ラリー・ド・ポルトガル | グラベル | セバスチャン・オジェ | ジュリアン・イングラシア | MスポーツWRT | |
3 | ラリー・イタリア・サルデーニャ | グラベル | オット・タナク | マルティン・ヤルベオヤ | MスポーツWRT | |
4 | ADACラリー・ドイチュラント | ターマック | オット・タナク | マルティン・ヤルベオヤ | MスポーツWRT | |
5 | ウェールズ・ラリーGB | グラベル | エルフィン・エヴァンス | ダニエル・バリット | MスポーツWRT | |
2018 | 6 | ラリー・オートモービル・モンテカルロ | 混合 | セバスチャン・オジェ | ジュリアン・イングラシア | Mスポーツ・フォードWRT |
7 | ラリー・メキシコ | グラベル | セバスチャン・オジェ | ジュリアン・イングラシア | Mスポーツ・フォードWRT | |
8 | ツール・ド・コルス | ターマック | セバスチャン・オジェ | ジュリアン・イングラシア | Mスポーツ・フォードWRT |
注釈
[編集]- ^ フォードは2018年の世界ラリー選手権にマニュファクチャラーとして復帰し、Mスポーツは「Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチーム」としてフィエスタWRCの開発とオペレーションを行う[3]。
出典
[編集]- ^ https://www.wrc.com/en/wrc/about-wrc/rally-cars/ford-fiesta-rs-wrc/page/796-18667-796--.html
- ^ http://juwra.com/ford_fiesta_wrc_2017.html
- ^ a b “Ford Returns to WRC Entry List”. wrc.com (WRC Promoter GmbH). (22 December 2017) 22 December 2017閲覧。
- ^ “Rallye Montecarlo Entry List”. acm.mc (Automobile Club Montecarlo). (5 January 2017) 5 January 2017閲覧。
- ^ a b “Ogier and Tänak lead M-Sport in 2017”. m-sport.co.uk (M-Sport World Rally Team). (12 December 2016) 12 December 2016閲覧。
- ^ “Rally Poland Entry List”. rajdpolski.pl (rajdpolski.pl). (5 June 2017) 5 June 2017閲覧。
- ^ Klien, Jamie (21 December 2018). “Tidemand gets two WRC rounds with M-Sport”. motorsport.com (Motorsport Network) 21 December 2018閲覧。
- ^ “M-Sport lifts covers off 2017 Fiesta WRC”. speedcafe.com. (10 December 2016) 16 December 2016閲覧。
- ^ “World Rally Championship – Results Monte Carlo” (英語). wrc.com (WRC Promoter GmbH). (22 January 2017) 26 January 2017閲覧。
- ^ a b Beer, Matt (29 October 2017). “Rally GB: Ogier seals title as dominant Evans claims first win”. Autosport (Motorsport Network) 30 October 2017閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]受賞 | ||
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先代 フォルクスワーゲン・ポロ R WRC |
オートスポーツ・アワード ラリーカー・オブ・ザ・イヤー 2017 |
次代 |