ネイト・エブナー

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ネイト・エブナー
Nate Ebner
refer to caption
ニューイングランド・ペイトリオッツ時代の2017年に撮影。
ニューヨーク・ジャイアンツ #43
ポジション セイフティ
生年月日 (1988-12-14) 1988年12月14日(35歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国オハイオ州コロンバス
身長: 6' 0" =約182.9cm
体重: 210 lb =約95.3kg
経歴
大学 オハイオ州立大学
NFLドラフト 2012年 - 6巡目全体197位
初出場年 2012年
初出場チーム ニューイングランド・ペイトリオッツ
所属歴
2012-2019 ニューイングランド・ペイトリオッツ
2020- ニューヨーク・ジャイアンツ
受賞歴・記録
スーパーボウル制覇(3回)
第49回第51回第53回
NFL 通算成績
(2019年終了時点)
タックル回数 93回
QBサック 0回
インターセプト 0回
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

ネイト・エブナー(Nate Ebner 1988年12月14日- )はオハイオ州コロンバス出身のアメリカンフットボール選手・ラグビー選手。現在NFLニューヨーク・ジャイアンツに所属している。ポジションはセイフティ

経歴[編集]

17歳のときに、史上最年少でアメリカ代表に選ばれた。7人制ラグビーの年代別世界選手権に出場、2007年のU19アメリカ代表のMVP、2008年のU20アメリカ代表の最優秀選手に選ばれた[1]

アメリカンフットボール選手としてはオハイオ州立大学で主にスペシャルチームとして起用された[2]

2012年のNFLドラフト6巡でニューイングランド・ペイトリオッツに指名され、4年契約を結んだ。フィラデルフィア・イーグルスとのプレシーズンゲームでインターセプトをあげた[3]

1年目の2012年、ペイトリオッツのスペシャルチーム中、キャプテンのマシュー・スレイターの20タックルに続く17タックルをあげた[4]。またセイフティとして36スナップでプレーした。

2013年も主にスペシャルチームで起用された。第12週のデンバー・ブロンコス戦でオーバータイム残り3分にペイトリオッツのパンターライアン・アレンが蹴った高いパントは、風の影響が強かったことから、ブロンコスのリターナー、ウェス・ウェルカーはキャッチをあきらめ、ボールが止まるのを待つ判断をした。しかしブロンコスのトニー・カーターがボールに触ったことからフリーボールとなったパントをリカバーし、スティーブン・ゴストコウスキーの31ヤードの決勝FGに結びつけて、一時24点差をつけられたチームの勝利に貢献した[5][6]

2014年、彼は親指の怪我で4試合を欠場したが、スペシャルチームとしてチームで2番目に多い11タックルをあげた。この年、ペイトリオッツは第49回スーパーボウルに勝利、彼は初のスーパーボウルリングを手に入れた[7]

2015年12月6日のフィラデルフィア・イーグルス戦でペイトリオッツがタッチダウンした後、珍しいオンサイドドロップキックを行った。このプレーではイーグルスがボールを自陣41ヤード地点で確保した[8]

2016年3月12日、ペイトリオッツと2年240万ドルで契約延長を果たした[9]。この年16試合に出場し19スペシャルチームタックルを記録、AP通信のオールプロの投票で同僚のマシュー・スレイターの14票に次ぐ12票を獲得しセカンドチームに選ばれた[10]。この年、チームは第51回スーパーボウルに出場、延長の末、アトランタ・ファルコンズを34-28で破った。

2017年第12週のマイアミ・ドルフィンズ戦でフェイクパントのプレーで14ヤードを走り、ファーストダウンを獲得したが、そのプレーでひざを負傷して退場[11]、シーズン絶望となった。チームは第52回スーパーボウルに出場したが、彼は欠場、フィラデルフィア・イーグルスに33-41で敗れた。

2018年3月13日、ペイトリオッツと2年の延長契約を果たした[12]。この年チームは第53回スーパーボウルロサンゼルス・ラムズを13-3で破り、彼は3つめのスーパーボウルリングを手に入れた。

2020年3月19日、ニューヨーク・ジャイアンツと1年契約を結んだ[13]

ラグビーとの関わり[編集]

リオデジャネイロオリンピック7人制ラグビーアメリカ代表に選出された[14]

アルゼンチンに14-17で敗れた試合と、ブラジルに26-0で勝った2試合に出場、ブラジル戦の前半にトライをあげた。その試合の後半にはイリーガルタックルでペナルティボックスに入った。グループリーグ最終戦のフィジー戦でもトライをあげたが、チームは得失点差でメダル争いには加われず、9位に終わった。

NFLのシーズン開幕前に行われたラグビーワールドカップセブンズ2018では、NBCスポーツでスタジオ解説者を務めた[15]。2018年、メジャーリーグラグビーのニューイングランド・フリージャックスのマイナーオーナーにペイトリオッツの同僚、パトリック・チャンとともに加わった[16]

脚注[編集]

  1. ^ Brandon Castel (2012年4月28日). “NFL Draft: Herron, Ebner Taken as Brewster Slips Out of Draft”. theozone.net. 2013年12月23日閲覧。
  2. ^ ペイトリオッツが6巡で指名したのは元ラグビー選手”. NFL JAPAN (2012年5月1日). 2013年12月23日閲覧。
  3. ^ Field Yates (2012年8月21日). “Ebner snags interception in loss”. ESPN. 2013年12月23日閲覧。
  4. ^ Mike Reiss (2013年1月5日). “Football journey: Nate Ebner”. ESPN. 2013年12月23日閲覧。
  5. ^ Michael Whitmer (2013年11月28日). “Ryan Allen’s punt gave Patriots the drop on BrHoncos”. ボストン・グローブ. 2014年1月6日閲覧。
  6. ^ ペイトリオッツHC、「風を味方に勝利した」”. NFL JAPAN (2013年11月26日). 2013年12月23日閲覧。
  7. ^ Mike Reiss (2015年2月12日). “Special-teams standout Nate Ebner gets hometown celebration”. ESPN. 2020年3月26日閲覧。
  8. ^ Tim Healey (2015年12月6日). “Patriots attempt unusual drop kick style kickoff”. ボストン・グローブ. 2020年3月26日閲覧。
  9. ^ Mike Reiss (2016年3月13日). “Agent: Patriots agree to contract with special-teamer Nate Ebner”. ESPN. 2020年3月26日閲覧。
  10. ^ Three rookies, Matt Ryan among players named to All-Pro team”. nfl.com (2017年1月6日). 2020年3月26日閲覧。
  11. ^ Dakota Randall (2017年11月26日). “Patriots’ Nate Ebner Converts Fake Punt Vs. Dolphins, Suffers Knee Injury”. nesn.com. 2020年3月26日閲覧。
  12. ^ Doug Kyed (2018年3月13日). “NFL Rumors: Patriots Re-Sign All-Pro Special Teamer Nate Ebner In Free Agency”. nesn.com. 2020年3月26日閲覧。
  13. ^ Michael Eisen (2020年3月19日). “Reports: Giants agree to terms with S Nate Ebner”. ニューヨーク・ジャイアンツ. 2020年3月26日閲覧。
  14. ^ リオ2016アメリカ代表スコット発表、スーパーボウル優勝者のネイト・エブナーがメンバー入り ”. World Rugby. 2016年8月10日閲覧。
  15. ^ Rich Garven. “Pats’ Nate Ebner glad to be back on football field”. The Worcester Telegram & Gazette. 2020年3月26日閲覧。
  16. ^ Zack Cox (2020年2月18日). “How Patriots’ Nate Ebner, Patrick Chung Became Part Owners Of Pro Rugby Team”. nesn.com. 2020年3月26日閲覧。

外部リンク[編集]