デュラセル
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デュラセルの電池 | |
種類 | 完全子会社 |
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本社所在地 |
アメリカ合衆国 コネチカット州べセル |
設立 |
1924年 P. R. Mallory and Co Inc として |
業種 | 化学 |
事業内容 | 電池 |
売上高 | 30億3,000万ドル(2024年) |
従業員数 | 2,700人 |
所有者 | バークシャー・ハサウェイ |
外部リンク |
www |
デュラセル(英語: Duracell)は、アメリカの大手電池メーカー。2005年(平成17年)親会社のジレットがプロクター・アンド・ギャンブルに買収されたため、P&Gのグループ企業となったが、2016年にバークシャー・ハサウェイに売却された[1]。
アメリカでは、アルカリ電池、ニッケル水素二次電池と充電器などの乾電池だけでなく、懐中電灯やメモリーカード、自動車用鉛蓄電池なども販売している。
電池の製品名のCopper Topとは電池の陽極側が銅色であることによるが、元々赤毛を指す俗称であることが由来である。
歴史
[編集]沿革
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日本における営業活動
[編集]沿革(日本)
[編集]- 1965年(昭和40年)、松下電器産業(現・パナソニックホールディングス)とマロリー(現・デュラセル)が合弁会社「ナショナルマロリー電池」を設立。ナショナルのロゴマークの横に「MALLORY」と併記。後に合弁解消、松下電器産業電池事業部とナショナルマロリー電池を統合して松下電池工業(現・パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社)を設立。
- 1982年(昭和57年)、三洋電機とデュラセルが合弁会社「三洋デュラセル」を設立。1986年(昭和61年)に合弁を解消、三洋エクセルを経て、三洋エナジー鳥取となる。その後FDKに売却されたためFDK鳥取に改称、最終的には2016年にFDK本社に合併された。
- 2002年(平成14年)、その後も「デュラセル・バッテリージャパン」によって営業が継続されていたが、一部の商品を除いて日本市場から撤退。
現在、出荷を継続している商品も市場でよく見かけるとは言いがたい状況である。その他に、アメリカ製の電気製品が内蔵する充電用電池として、また、乾電池駆動の電化製品にテスト用電池としての添付品として見られるほか[2]、並行輸入品として見かけることもある。
日本国内のコストコでは、P&G傘下時代にプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンから正規供給された製品が販売されていた。
補聴器の電池として利用されているため、日本においてもニーズは一定数ある。
2024年7月2日、伊藤忠商事傘下の伊藤忠リーテイルリンクは日本でのデュラセルブランド製品の販売代理店契約を結び、家電量販店や電子商取引で取り扱う事を発表した[2][3]。
日本で出荷中の製品
[編集]2007年現在、国内の一般市場向けとして販売している製品に以下のようなものがある。
- 単1〜単4 - アルカリ乾電池 “Copper Top”
- 単3〜単4 - ハイパワーアルカリ乾電池“Ultra”
- フォトリチウム電池“CP1”(ニコン COOLPIX用リチウムイオン電池EN-EL5と互換の一次電池)
- 補聴器用空気電池
- AED用高出力リチウム電池 - 旭化成アドミスやZOLL製のAEDに使われている。
- SDメモリーカード - 全国のコストコで販売
TV CM
[編集]三洋デュラセル時代の日本も含めて過去のTVCMでは、電池本体の色が2色に分かれていることを利用してか「陽極の部分がガシャンと閉じる」という演出がなされていた。
脚注
[編集]- ^ P&G Completes Exchange of Duracell to Berkshire Hathaway ビジネスワイヤ 2016年2月29日
- ^ a b 劉尭 (2024年7月10日). “ロジクールのマウスによく付属してるあの乾電池が一般販売に”. PC Watch. 2024年7月11日閲覧。
- ^ 世界有数の乾電池ブランド「Duracell」の日本市場における販売代理店契約締結について 伊藤忠商事株式会社 2024年7月2日