スタージュエリー

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スタージュエリー(英称:STAR JEWELRY)は、1946年横浜元町に創業した日本のジュエリーブランド

メイドインジャパンのクラフトマンシップをポリシーとし、元町本店のすぐ近くに専属の原型師が複数名常駐する自社工房を所有している。誕生日記念日クリスマスなどのギフトとしても親しまれている。

沿革[編集]

創業当初は、進駐軍山手に住む外国人が主な顧客であった。1946年当時は日本に本格的なジュエリーショップはほとんど存在せず、初代の社長夫妻が海外で買い付けてきたジュエリーや、当時日本ではまだ珍しかったピアスなどを取り扱う店として、外国人が足を運んだという。当時の本店の2階の工房に職人が常駐し、外国人顧客のオーダーに応える店となる。[1][2]

1970年代ハマトラブームを機に“港町横浜フェリス女学院大学”に通う女子大生の着る物・身に付ける物のひとつとして、フクゾーの服、キタムラのバッグ、ミハマの靴と並んでコーディネートに取り入れられた[3][4][5]

ハマトラ全盛期には、イルカをモチーフとした「ドルフィンリング」や花と葉のモチーフで耳を挟むようにして着ける「花のピアス」が大ヒット。その後「花のピアス」は何度も復刻されている。[6][7][8]

現在、店舗は全国展開され、2018年1月時点で日本国内に53店舗を展開している。

歴史[編集]

ブランド名の由来[編集]

創業当時の主な顧客であった進駐軍山手に住む外国人にもわかりやすいように「STAR」をブランド名とした。

ブランド名にちなみ、星のモチーフがフラッグシップストアの店内装飾に使われるなどアイコンとされている。

ユニセフへの寄与[編集]

1993年より、12月25日クリスマス元町本店の現金売り上げ全額をユニセフに寄付する"UNICEF CHARITY DAY"がスタート。2008年からは、"BEAR FOR PEACE"キャンペーンとして、ホリディベアパッケージ付きのクリスマスギフトの売上の一部をユニセフに寄付している。1993年から2015年まで23回のクリスマスキャンペーンを通じたこれまでの寄付金額は総額約1億200万円[10]

ドラマ作品への登場[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 「横浜元町ヒストリー 写真で見る元町の歴史 05 両面交通で混雑する元町ショッピングストリート」
  2. ^ 『横濱vol.28』神奈川新聞社、2010年、22頁。ISBN 978-4-87645-455-6 
  3. ^ JJ』1980年10月号 特集「ハマトラ大研究」 、光文社
  4. ^ All About 国内旅行:横浜元町
  5. ^ 「横浜元町ヒストリー 写真で見る元町の歴史 09 ハマトラブーム」
  6. ^ 「ピンキーリング人気ブランド特集」
  7. ^ 「一世を風靡した横浜元町発祥の「ハマトラ」ブランド店おすすめ5選」
  8. ^ 「SankeiBiz 〈スタージュエリー〉の伝説的ヒット「ドルフィン」モチーフのジュエリーと「花のピアス」を復刻販売!」
  9. ^ 日本対がん協会 寄付・基金について
  10. ^ ユニセフ スタージュエリー:「BEAR FOR PEACE」キャンペーン
  11. ^ 全国ロケ地ガイド
  12. ^ MOREハピ部
  13. ^ Fashionsnap.com スタージュエリー、多部未華子&高橋一生のドラマに全面協力

外部サイト[編集]