コンテンツにスキップ

ジョン・ルーリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジョン・ルーリー
ジョン・ルーリー(2013年)
生誕 (1952-12-14) 1952年12月14日(71歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ミネソタ州ミネアポリス
職業
  • 俳優
  • ミュージシャン
  • 画家
  • テレビ・プロデューサー
活動期間 1978年 -
公式サイト www.johnlurieart.com
テンプレートを表示

ジョン・ルーリーJohn Lurie1952年12月14日 - )は、アメリカサックス奏者、俳優。ミネアポリス出身。

略歴

[編集]

1978年にギタリストのアート・リンゼイ、弟のエヴァン・ルーリーらとラウンジ・リザーズを結成。マイルス・デイヴィスの作品を多く手掛けたテオ・マセロをプロデューサーに迎え、1981年にアルバム『ザ・ラウンジ・リザーズ』を発表した。自らの音楽を「フェイク・ジャズ」と呼ぶ。1980年代にはジム・ジャームッシュ監督の『ストレンジャー・ザン・パラダイス』『ダウン・バイ・ロー』に出演した。1991年に自らが監督、出演した釣り番組『フィッシング・ウィズ・ジョン』は、デニス・ホッパートム・ウェイツウィレム・デフォーマット・ディロンがゲスト出演し話題となった。

坂本龍一のアルバム『ハートビート』に参加している。1991年に東京で行われたコム・デ・ギャルソンのファッションショーへモデルとして出演した。

1990年代、ライム病を発症した。

近年は画家としても活動を続けており、2010年にはワタリウム美術館でも個展が開かれた。

本人の公式ツィッターで「これまで出会った人間でもっともバカバカしい人は安倍晋三であると述懐している([1])」とツイートしたとされていたが、「安倍晋三がこれまで出会った人間でもっともバカバカしい人はドナルド・トランプであると語った」というジョークが自動翻訳で間違って伝わっていた([2])。

フィルモグラフィ

[編集]
公開年 タイトル 役名 付記
1978 Rome '78 不明
1979 Men in Orbit 宇宙飛行士 作家、監督も担当
1980 Underground U.S.A. ジャック・スミス
The Offenders ザ・リザード
パーマネント・バケーション
Permanent Vacation
サックス奏者 作曲家も担当
1981 Downtown 81 本人役
Subway Riders サックス奏者 作曲家も担当
1983 Variety 作曲家
1984 ストレンジャー・ザン・パラダイス
Stranger Than Paradise
ウィリー 作曲家も担当
パリ、テキサス
Paris, Texas
スレイター
1985 マドンナのスーザンを探して
Desperately Seeking Susan
隣人のサックス奏者
1986 ダウン・バイ・ロー
Down by Law
ジャック 作曲家も担当
1988 最後の誘惑
The Last Temptation of Christ
ジェイムズ
Il piccolo diavolo クサテッリ 英題: The Little Devil
1989 ミステリー・トレイン
Mystery Train
作曲家
1990 ワイルド・アット・ハート
Wild at Heart
スパーキー
1991 Fishing with John 本人役 創案、監督、作曲家も担当
Keep It for Yourself ショート・フィルム;作曲家
1992 John Lurie and the Lounge Lizards Live in Berlin 1991 本人 ドキュメンタリー
1993 レイト・ナイト・ウィズ・コナン・オブライエン
Late Night with Conan O'Brien
タイトル・テーマを作曲
1995 ゲット・ショーティ
Get Shorty
作曲家
ブルー・イン・ザ・フェイス
Blue in the Face
作曲家
1996 Just Your Luck コーカー
のら猫の日記
Manny & Lo
作曲家
1997 エクセス・バゲッジ/シュガーな気持ち
Excess Baggage
作曲家
1998 ニューローズホテル
New Rose Hotel
著名人
ルル・オン・ザ・ブリッジ
Lulu on the Bridge
作曲家
Clay Pigeons 作曲家
2000 Sleepwalk フランク
Animal Factory 作曲家
2001 スポンジ・ボブ
SpongeBob SquarePants
本人役 『Fishing With John』 (エピソード: "Hooky")のアーカイヴより
2001–2003 OZ/オズ
Oz
グレッグ・ペンダース 12エピソード
2004 Tortured by Joy ナレーター ショート・フィルム
2005 Face Addict 作曲家
2010–2011 Mobsters ナレーター

ディスコグラフィ

[編集]

リーダー・アルバム

[編集]
  • Men with Sticks (1993年) ※John Lurie National Orchestra名義
  • 『マーヴィン・ポンティアックの伝説』 - The Legendary Marvin Pontiac: Greatest Hits (1999年) ※マーヴィン・ポンティアック名義
  • The Invention of Animals (2014年) ※John Lurie National Orchestra名義[1]
  • Marvin Pontiac: The Asylum Tapes (2017年) ※マーヴィン・ポンティアック名義[2]

ラウンジ・リザーズ

[編集]
  • 『ザ・ラウンジ・リザーズ』 - The Lounge Lizards (1981年)
  • Live from the Drunken Boat (1983年) ※ライブ
  • 『LIVE '79〜'81』 - Live 79-81 (1985年) ※ライブ
  • 『ビッグ・ハート (ライブ・イン・東京)』 - Big Heart: Live in Tokyo (1986年) ※ライブ
  • 『ノー・ペイン・フォー・ケークス』 - No Pain for Cakes (1987年)
  • 『ヴォイス・オブ・チャンク』 - Voice of Chunk (1988年)
  • 『ライヴ・イン・ベルリンVol.1』 - Live in Berlin, Vol. 1 (1993年) ※ライブ
  • 『ライヴ・イン・ベルリンVol.2』 - Live in Berlin, Vol. 2 (1993年) ※ライブ
  • Queen of all Ears (1998年)

サウンドトラック

[編集]
  • 『ストレンジャー・ザン・パラダイス』 - Stranger Than Paradise and The Resurrection of Albert Ayler (1986年)
  • 『ダウン・バイ・ロー』 - Down by Law and Variety (1987年)
  • Mystery Train (1989年)
  • The Days with Jacques (1994年)
  • Get Shorty (1995年)
  • Excess Baggage (1997年)
  • Fishing with John (1998年) ※1991年録音
  • African Swim and Manny & Lo (1999年)

脚注

[編集]
  1. ^ Masters, Mark (January 20, 2014). “The John Lurie National Orchestra: The Invention of Animals Album Review”. Pitchfork. January 23, 2017閲覧。
  2. ^ Petrusich, Amanda (November 28, 2017). “Out of Nowhere, New Music from John Lurie's Made-Up Outsider Artist”. The New Yorker. December 10, 2017閲覧。

外部リンク

[編集]