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パーマネント・バケーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パーマネント・バケーション
Permanent Vacation
監督 ジム・ジャームッシュ
脚本 ジム・ジャームッシュ
製作 ジム・ジャームッシュ
音楽 ジョン・ルーリー
ジム・ジャームッシュ
撮影 ジェームズ・A・レボヴィッツ
編集 ジム・ジャームッシュ
配給 フランス映画社
公開 アメリカ合衆国の旗 1981年3月6日
日本の旗 1986年7月18日
上映時間 75分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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パーマネント・バケーション』(原題:Permanent Vacation)は、1980年アメリカ映画ジム・ジャームッシュ監督のデビュー作であり、卒業制作として製作された。

ストーリー

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マンハッタンのダウンタウンに住む、父親を亡くし母親は施設に入所している、10代のアリー(クリス・パーカー)は、チャーリー・パーカーの大ファンである。 アリーは眠れないままニューヨーク市の薄汚いダウンタウンをあてもなく歩き、一緒に住んでいる少女レイラのアパートにふらっと戻ってきて、狭い部屋でビー・バップのレコードをかけて踊る。 精神病院に入院中の母親を訪ね、精神障害のラテン系の女と話した後に、映画館に『バレン』を観に行く。映画館のロビーにいた黒人のジャンキーからドップラー効果についての冗談を聞く。映画館を出てからは、サックス・プレイヤー(ジョン・ルーリー)が即興で美しい演奏を聴かせてくれる。 屋上で目が覚めて、下を眺めるとお気に入りのツートンカラーの車が停まっている。郵便ポストで郵便を入れた女性の車を盗んで、闇で売って800ドルを手に入れる。 アリーは荷物を積めはじめ、港へ。ニューヨークにやってきたフランスの青年と交差するように、パリに行くための船に乗る。

キャスト

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  • アリー(アロイシユス・クリストファー・パーカー) - 問題を抱えたヒップスター : クリス・パーカー
  • 退役軍人 : リチャード・ボーズ
  • 母 : ルース・ボルトン
  • 看護師 : サラ・ドライバー
  • ラテン系の女の子 : マリア・デュバル
  • ロビーの男性 : フランキー・フェイソン
  • 看護師 : ジェーン・ファイア
  • 車に乗った少女 : スザンヌ・フレッチャー
  • レイラ : レイラ・ガスティル
  • フランス人旅行者 : クリス・アメオン
  • サックス奏者 : ジョン・ルーリー
  • カーフェンス : エリック・ミッチェル
  • ポップコーンガール : リサ・ローゼン
  • 郵便受けの女性 : フェリーチェ・ロッサー
  • 患者 : エヴリン・スミス
  • 患者 : チャーリー・スペードマン

製作

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ジム・ジャームッシュが、ニューヨーク大学の大学院映画学科の卒業制作として16mmフィルムで撮った製作費は12,000ドルの低予算だが、製作費に授業料や奨学金をつぎこんで大学院を卒業できなかった[1]

脚注

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  1. ^ 卒業できなかったニューヨーク大学の大学院卒業制作”. 太陽企画株式会社 (2021年6月12日). 2024年4月12日閲覧。

外部リンク

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