パーマネント・バケーション
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パーマネント・バケーション | |
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Permanent Vacation | |
監督 | ジム・ジャームッシュ |
脚本 | ジム・ジャームッシュ |
製作 | ジム・ジャームッシュ |
音楽 |
ジョン・ルーリー ジム・ジャームッシュ |
撮影 | ジェームズ・A・レボヴィッツ |
編集 | ジム・ジャームッシュ |
配給 | フランス映画社 |
公開 |
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上映時間 | 75分 |
製作国 |
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言語 | 英語 |
『パーマネント・バケーション』(原題:Permanent Vacation)は、1980年のアメリカ映画。ジム・ジャームッシュ監督のデビュー作であり、卒業制作として製作された。
ストーリー
[編集]マンハッタンのダウンタウンに住む、父親を亡くし母親は施設に入所している、10代のアリー(クリス・パーカー)は、チャーリー・パーカーの大ファンである。 アリーは眠れないままニューヨーク市の薄汚いダウンタウンをあてもなく歩き、一緒に住んでいる少女レイラのアパートにふらっと戻ってきて、狭い部屋でビー・バップのレコードをかけて踊る。 精神病院に入院中の母親を訪ね、精神障害のラテン系の女と話した後に、映画館に『バレン』を観に行く。映画館のロビーにいた黒人のジャンキーからドップラー効果についての冗談を聞く。映画館を出てからは、サックス・プレイヤー(ジョン・ルーリー)が即興で美しい演奏を聴かせてくれる。 屋上で目が覚めて、下を眺めるとお気に入りのツートンカラーの車が停まっている。郵便ポストで郵便を入れた女性の車を盗んで、闇で売って800ドルを手に入れる。 アリーは荷物を積めはじめ、港へ。ニューヨークにやってきたフランスの青年と交差するように、パリに行くための船に乗る。
キャスト
[編集]- アリー(アロイシユス・クリストファー・パーカー) - 問題を抱えたヒップスター : クリス・パーカー
- 退役軍人 : リチャード・ボーズ
- 母 : ルース・ボルトン
- 看護師 : サラ・ドライバー
- ラテン系の女の子 : マリア・デュバル
- ロビーの男性 : フランキー・フェイソン
- 看護師 : ジェーン・ファイア
- 車に乗った少女 : スザンヌ・フレッチャー
- レイラ : レイラ・ガスティル
- フランス人旅行者 : クリス・アメオン
- サックス奏者 : ジョン・ルーリー
- カーフェンス : エリック・ミッチェル
- ポップコーンガール : リサ・ローゼン
- 郵便受けの女性 : フェリーチェ・ロッサー
- 患者 : エヴリン・スミス
- 患者 : チャーリー・スペードマン
製作
[編集]ジム・ジャームッシュが、ニューヨーク大学の大学院映画学科の卒業制作として16mmフィルムで撮った製作費は12,000ドルの低予算だが、製作費に授業料や奨学金をつぎこんで大学院を卒業できなかった[1]。
脚注
[編集]- ^ “卒業できなかったニューヨーク大学の大学院卒業制作”. 太陽企画株式会社 (2021年6月12日). 2024年4月12日閲覧。