ジャイアント・ステップ/ディ・オール・フォークス・アット・ホーム
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『ジャイアント・ステップ/ディ・オール・フォークス・アット・ホーム』 | ||||
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タジ・マハール の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ブルース、エレクトリック・ブルース、カントリー・ブルース | |||
時間 | ||||
レーベル | コロムビア・レコード | |||
プロデュース | デヴィッド・ルービンソン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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タジ・マハール アルバム 年表 | ||||
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『ジャイアント・ステップ/ディ・オール・フォークス・アット・ホーム』(Giant Step/De Ole Folks at Home)は、アメリカ合衆国のブルース・ミュージシャン、タジ・マハールが1969年に発表した3作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]オリジナルLPは2枚組で、ディスク1『ジャイアント・ステップ』にはジェシ・エド・デイヴィス、ゲイリー・ギルモア、チャック・ブラックウェルをバックに従えた演奏が収録され、ディスク2『ディ・オール・フォークス・アット・ホーム』にはマハールのソロ・パフォーマンスが収録されている[2]。「テイク・ア・ジャイアント・ステップ」はキャロル・キングとジェリー・ゴフィンがモンキーズに提供した曲のカヴァーで、マハールはソロ・デビュー前にも「ライジング・サンズ」名義で同作のカヴァーを録音しているが、ライジング・サンズのヴァージョンは1992年まで未発表となっていた[3]。
反響・影響
[編集]マハールは本作で自身初の全米トップ100入りを果たし、1969年10月25日付のBillboard 200で最高85位を記録した[1]。本作からのオリジナル曲「ファーザー・オン・ダウン・ザ・ロード」は、エリック・クラプトンのアルバム『オールド・ソック』(2013年)においてレゲエ・アレンジでカヴァーされており、クラプトンのヴァージョンにはマハール本人もゲスト参加した[4]。
収録曲
[編集]ジャイアント・ステップ
[編集]- エイント・グワイン・ホイッスル・ディキシー - "Ain't Gwine Whistle Dixie Anymo'" (Taj Mahal, Jesse Ed Davis, Gary Gilmore, Chuck Blackwell) - 1:03
- テイク・ア・ジャイアント・ステップ - "Take a Giant Step" (Carole King, Gerry Goffin) - 4:18
- ギヴ・ユア・ウーマン・ホワット・シー・ウォンツ - "Give Your Woman What She Wants" (T. Mahal, Joel Hirschhorn) - 2:32
- グッド・モーニング・リトル・スクール・ガール - "Good Morning Little School Girl" (Don Level, Bob Love) - 3:46
- ユア・ゴナ・ニード・サムバディ・オン・ユア・ボンド - "You're Gonna Need Somebody on Your Bond" (Buffy Sainte-Marie) - 4:58
- シックス・デイズ・オン・ザ・ロード - "Six Days on the Road" (Carl Montgomery, Earl Green) - 3:02
- ファーザー・オン・ダウン・ザ・ロード - "Farther on Down the Road (You Will Accompany Me)" (T. Mahal, J. Ed Davis, G. Gilmore, C. Blackwell) - 4:40
- キープ・ユア・ハンズ・オフ・ハー - "Keep Your Hands Off Her" (Huddie Ledbetter) - 2:16
- ベーコン・ファット - "Bacon Fat" (Robbie Robertson, Garth Hudson) - 6:46
ディ・オール・フォークス・アット・ホーム
[編集]- ライニン・トラック - "Linin' Track" (H. Ledbetter) - 1:42
- カントリー・ブルース#1 - "Country Blues No. 1" (Traditional / arranged by T. Mahal) - 2:39
- ワイルド・オックス・モーン - "Wild Ox Moan" (Vera Hall, Ruby Pickens Tartt) - 2:48
- ライト・レイン・ブルース - "Light Rain Blues" (T. Mahal) - 3:23
- ア・リトル・ソウルフル・チューン - "A Little Soulful Tune" (T. Mahal) - 2:40
- キャンディ・マン - "Candy Man" (Gary Davis) - 2:57
- クラック・オールド・ヘン - "Cluck Old Hen" (Traditional / arranged by T. Mahal) - 2:33
- カラード・アリストクラシー - "Colored Aristocracy" (Traditional / arranged by T. Mahal) - 2:07
- ブラインド・ボーイ・ラグ - "Blind Boy Rag" (T. Mahal) - 4:14
- スタッガー・リー - "Stagger Lee" (Harold Logan, Lloyd Price) - 3:26
- ケイジャン・チューン - "Cajun Tune" (T. Mahal) - 1:59
- フィッシン・ブルース - "Fishin' Blues" (Henry Thomas / arranged by T. Mahal) - 3:10
- アニーズ・ラヴァー - "Annie's Lover" (Traditional / arranged by T. Mahal) - 3:33
参加ミュージシャン
[編集]- タジ・マハール - ボーカル、ハーモニカ、バンジョー、リゾネーター・ギター
- ジェシ・エド・デイヴィス - エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター、ピアノ、オルガン
- ゲイリー・ギルモア - ベース
- チャック・ブラックウェル - ドラムス
脚注
[編集]- ^ a b “Taj Mahal Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2018年11月10日閲覧。
- ^ Taj Mahal - Giant Step / De Ole Folks At Home (Vinyl, US, 1969) | Discogs
- ^ Planer, Lindsay. “Take a Giant Step - The Monkees - Song Info”. AllMusic. 2018年11月10日閲覧。
- ^ Horowitz, Hal (2013年3月15日). “Eric Clapton: Old Sock”. American Songwriter. ForASong Media. 2018年11月10日閲覧。