シャバーニ
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| 生物 | ニシローランドゴリラ |
|---|---|
| 性別 | 雄 |
| 生誕 | 1996年10月20日[1] アペンヒュール霊長類公園（オランダ） |
シャバーニ（1996年10月20日 - ）は、愛知県名古屋市千種区の東山動植物園で飼育されている雄のニシローランドゴリラである。メディアなどで「イケメンゴリラ」として取り上げられることで知られる[2][3]。
略歴[編集]
誕生から来日まで[編集]
1996年10月20日、オランダのアペンヒュール霊長類公園にて父キバブ・母モウイラの第3子として産まれ、同年12月6日にオーストラリアのタロンガ動物園[4]へ家族共々移った。同じ両親の間に生まれた兄弟は後述のハオコを含め4頭いる。
11歳を迎えた2007年6月27日、繁殖プログラムのため3歳上の次兄・ハオコと共に来日する[1][5]。ハオコは上野動物園へ、シャバーニは東山動植物園へと来園した。
繁殖[編集]
東山動植物園は1959年からゴリラを飼育しており、日本国内でも古くからゴリラを飼育してきた動物園の一つであったが、繁殖は2例のみかつ無事育ったのは雌のアイ（2003年2月27日 - ）の1例のみであった。更に2003年にアイの父・リッキーが死亡したため、シャバーニが来園するまで4年間、アイとその母・ネネ（推定1972年 - ）、当時国内最高齢だったオキ（推定1956年 - 2010年12月30日）の雌3頭のみが飼育されていた。
この3頭のうち、オキは高齢かつシャバーニとの相性も悪かったため子どもは生まれなかったが、ネネとの相性は良好で息子キヨマサ（2012年11月1日 - ）を授かった。アイとは当初こそ相性は悪かったものの、後に息子（2012年3月15日 - 生後すぐ死亡）と娘アニー（2013年6月2日 - ）を授かっている。
2018年6月、アフリカの森エリア完成に伴い類人猿舎から新ゴリラ舎に引っ越した[6]。
人気[編集]
顔つきや表情から人気を博していたが、2015年3月ごろX（旧Twitter）にシャバーニの写真が投稿され、「イケメンすぎる」と知られ、プロサッカー選手の大久保嘉人が自身の公式Xでシャバーニと並べた写真を投稿し、一気にイケメンゴリラとして知られるようになったとされる[1][7][8]。
同年10月には、写真集、DVDが12月に発売された[8]。
続いて2016年には2016年度名古屋市職員募集のポスター[9]、名糖産業のアルファベットチョコレートのパッケージに採用されている[10]。同年9月23日付で「シャバーニ」と「SHABANI」が商標登録された[11]。2016年10月現在、シャバーニ関連商品は150種に及び、東山動植物園公認グッズ全体の4 - 5割の売り上げを占めるに至っている[11]。
写真集・DVD[編集]
- 東山動植物園オフィシャルゴリラ写真集 シャバーニ! （2015年 扶桑社 ISBN 978-4594073480）
- 「行き過ぎた動物のアイドル化はやめてほしい」との園側の要望に応える形での出版[12]。
- イケメンすぎるゴリラ。シャバーニ （2015年 AMGエンタテインメント）
由来する愛称を持つ著名人[編集]
脚注[編集]
- ^ a b c “時代はイケメンゴリラ？主婦がシャバーニに熱狂する理由 第24回：ラグビー人気が後押し、「強くて優しいマッチョ」に熱視線”. 日経BP社. 2016年4月2日閲覧。
- ^ “「イケメンゴリラ」と一緒に写真を 東山動植物園に記念撮影用パネル”. 中日新聞 (2016年3月12日). 2016年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月7日閲覧。
- ^ “ゴリラ「シャバーニ」初の生誕祭 ５００人が１９歳祝福”. 朝日新聞 (2015年10月20日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ “ゴリラ近況 シャバーニとアイ、アニーの同居の章”. 東山動植物園 (2014年10月21日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ “厚い胸板、渋い顔つき… イケメンゴリラに黄色い声”. 産経フォト (2015年7月21日). 2016年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月2日閲覧。
- ^ “ニシローランドゴリラ・チンパンジーの引越しに伴う類人猿舎の観覧制限について”. 2023年8月14日閲覧。
- ^ “東山動植物園、２５０万人超す勢い １５年度、暖冬の影響も”. 中日新聞 (2016年3月5日). 2016年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月2日閲覧。
- ^ a b “霊長類からの挑戦状 イケメンすぎるゴリラ、DVD界に進出”. シネマトゥデイ. 2016年4月2日閲覧。
- ^ “イケメン過ぎるゴリラが「働こうぜ」”. 毎日新聞. 2016年4月2日閲覧。
- ^ “名糖アルファベットチョコレートがイケメンゴリラ「シャバーニ」と初コラボ！！” (PDF). 名糖産業株式会社 (2016年1月13日). 2016年4月2日閲覧。
- ^ a b 河北彬光"「シャバーニ」ブランド保護 グッズ人気 名古屋市が商標登録"中日新聞2016年10月8日付朝刊、社会10版30ページ
- ^ 長谷川健. “「動物は人間の玩具か」イケメンのゴリラ写真集、編集しながら考えた”. withnews.jp. 2023年8月14日閲覧。
- ^ “あだ名はあのイケメンゴリラ 竜ドラ４福が粘投 ナインも「似てる」”. スポーツニッポン新聞社. 2016年4月2日閲覧。
- ^ “【中日】ドラ４福、ド緊張でプロ初登板「めちゃくちゃ力みました」”. スポーツ報知. 2016年4月2日閲覧。
- ^ 青木美帆 (2018年4月20日). “【ただのマッチョではありません！千葉ジェッツ・原修太の肉体革命。】”. Number Web. 文藝春秋. 2019年5月21日閲覧。
- ^ “シャバーニ”. 競輪選手会愛知支部のブログ. 日本競輪選手会愛知支部 (2016年7月2日). 2019年10月4日閲覧。
外部リンク[編集]
- 動物園 東山動植物園
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