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コムソモーレツ・ダゲスターナ (警備艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
SKR-87
コムソモーレツ・ダゲスターナ
艦歴
SKR-87
СКР-87
起工 1968年6月6日 ヤンターリ造船工場
進水 1969年1月18日
竣工 1969年8月14日
所属 ソ連海軍北方艦隊
転属 1988年8月25日
所属 ソ連海軍カスピ小艦隊
コムソモーレツ・ダゲスターナ
Комсомолец Дагестана
改称 1990年5月29日
所属 ソ連海軍カスピ小艦隊
ロシア海軍カスピ小艦隊
SKR-87
СКР-87
改称 1992年2月15日
所属 ロシア海軍カスピ小艦隊
退役 1992年7月3日
除籍 1992年10月1日
要目
艦型 159-A号計画型
艦種 警備艦
工場番号 198
排水量 基準排水量 970 t
満載排水量 1110 t
全長 81.8 m / 78 m(喫水線長)
全幅 9.2 m / 8.9 m(喫水線長)
喫水 5.8 m / 2.85 m(中間部)
機関 CODAG機関M-2
ガスタービン機関M-2B 2 基
合計出力 30000 ht / 22050 kWt
ディーゼル機関61B 1 基
出力 6000 ht / 4410 kWt
スクリュー 3 基
操舵装置 2 基
速力 33 kn
航続距離 2000 /14 kn
活動期間 10 日
乗員 士官 9 名
水兵 99 名
武装 76.2 mm連装AK-726 2 基
400 mm4連装魚雷発射管ChTA-40-159A 2 基
12連装対ロケット砲RBU-6000「スメールチ2」 2 基
対潜ロケット弾RGB-60 96 発
爆雷投射機 2 基
爆雷BB -
機雷 20 - 30 個
指揮 戦闘情報統禦装置「プランシェート59」
電探 汎用捜索電探「フートN」 1 基
航法レーダー「ドン2」 1 基
FCS
射撃管制レーダーMR-105「トゥレーリ」(主砲用) 1 基
ソナー 「チターン」
「ヴィーチェグダ」
EW 電子戦対抗装置「ビザーニ4B」
通信 通信装備一式
IFF 「ニフローム」

コムソモーレツ・ダゲスターナ(ロシア語:Комсомолец Дагестанаカムサモーリェツ・ダギスターナ)は、ソ連ロシア連邦警備艦(Сторожевой корабль)である。艦名は「ダゲスタンコムソモール員」という意味。[1]

概要

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建造

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コムソモーレツ・ダゲスターナは、ディーゼルガスタービン混合機関搭載対艦艇である159-A号計画型警備艦の10番艦として建造された。工場番号は第198号艦で、当初はSKR-87(СКР-87)と命名された。

第198号艦は1968年6月6日ロシア共和国カリニングラート沿バルト海造船工場「ヤンターリ」で起工、翌1969年1月18日には進水した。同年8月14日に竣工し、バルチースクからスカンディナヴィア半島を廻ってセヴェロモルスクへ向かう艦隊間航海ののち、9月22日付けで赤旗受賞北方艦隊に配備された。

1977年7月20日から1978年10月13日の間と1981年10月1日から1983年3月31日の間、そして1986年6月25日から1987年3月2日の間には、ムールマンスク州ロスリャコーヴォ居住区の第82艦船修理工場で中期修理を受けた。

1988年夏には赤旗受賞カスピ小艦隊への配備替えが実施された。SKR-87は、運河を経て白海からカスピ海へ回航された。同地にて、SKR-87は1988年8月25日付けで赤旗受賞カスピ小艦隊へ編入された。1990年5月29日には、艦名をコムソモーレツ・ダゲスターナと改められた。翌1991年12月にはソ連が崩壊し、コムソモーレツ・ダゲスターナはロシア海軍に委譲された。1992年2月15日には、ソ連的な名称を避け、元の艦名に戻された。

解体・売却のため資金資産局へ引渡すため、1992年7月3日付けで海軍を退役した。1992年10月1日付けで除籍となった。なお、僚艦のバキーネツは、同日付けでロシア海軍を除籍され、アゼルバイジャン海軍に引き渡されている。

脚注

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  1. ^ 艦の建造当時、ダゲスタンは正式には「ダゲスタン自治ソヴィエト社会主義共和国」と称していた。

外部リンク

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