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ケイ素の同位体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ケイ素には多くの同位体が存在するが、その質量数は22から44の間である。28Si(最も豊富な同位体;92.23%)、29Si(4.67%)、30Si(3.1%)が安定同位体である。32Siはアルゴンの崩壊で生じる放射性同位体であり、半減期約132年でβ-崩壊により32Pに崩壊し、32Pは半減期14.28日でβ-崩壊して32Sを生成する。標準原子量は28.0855(3) u

一覧

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同位体
核種
Z(p) N(n) 同位体質量 (u) 半減期 核スピン数 天然存在比 天然存在比
(範囲)
励起エネルギー
22Si 14 8 22.03453(22)# 29(2) ms 0+
23Si 14 9 23.02552(21)# 42.3(4) ms 3/2+#
24Si 14 10 24.011546(21) 140(8) ms 0+
25Si 14 11 25.004106(11) 220(3) ms 5/2+
26Si 14 12 25.992330(3) 2.234(13) s 0+
27Si 14 13 26.98670491(16) 4.16(2) s 5/2+
28Si 14 14 27.9769265325(19) STABLE 0+ 0.92223(19) 0.92205-0.92241
29Si 14 15 28.976494700(22) STABLE 1/2+ 0.04685(8) 0.04678-0.04692
30Si 14 16 29.97377017(3) STABLE 0+ 0.03092(11) 0.03082-0.03102
31Si 14 17 30.97536323(4) 157.3(3) min 3/2+
32Si 14 18 31.97414808(5) 132(13) a 0+
33Si 14 19 32.978000(17) 6.18(18) s (3/2+)
34Si 14 20 33.978576(15) 2.77(20) s 0+
35Si 14 21 34.98458(4) 780(120) ms 7/2-#
36Si 14 22 35.98660(13) 0.45(6) s 0+
37Si 14 23 36.99294(18) 90(60) ms (7/2-)#
38Si 14 24 37.99563(15) 90# ms [>1 µs] 0+
39Si 14 25 39.00207(36) 47.5(20) ms 7/2-#
40Si 14 26 40.00587(60) 33.0(10) ms 0+
41Si 14 27 41.01456(198) 20.0(25) ms 7/2-#
42Si 14 28 42.01979(54)# 13(4) ms 0+
43Si 14 29 43.02866(75)# 15# ms [>260 ns] 3/2-#
44Si 14 30 44.03526(86)# 10# ms 0+
  • #でマークされた値は、全てが純粋に実験値から算出されたものではなく、一部体系的な傾向から導き出された推定値を含んでいる。明確なデータが得られていない核スピンに関しては、かっこ書きで表記している。
  • 数値の最後にかっこ書きで表記しているのは、その値の誤差を示している。誤差の値は、同位体の構成と標準の原子質量に関しては、IUPACが公表する誤差で表記しており、それ以外の値は、標準偏差を表記している。
  • 同位体存在比の正確さと質量数は変化によって制限される。天然存在比の範囲は、通常の地球上のどの場所でも同じはずである。

参考文献

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外部リンク

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