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エルベ=エルスター郡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
紋章 地図
(郡の位置)
基本情報
連邦州: ブランデンブルク州
郡庁所在都市: ヘルツベルク (エルスター)ドイツ語版
緯度経度: 北緯51度41分33秒 東経13度14分08秒 / 北緯51.69250度 東経13.23556度 / 51.69250; 13.23556
面積: 1899.57km²
人口:

100,317人(2021年12月31日現在) [1]

人口密度: 53 人/km²
ナンバープレート: EE, FI, LIB
自治体コード: 12 0 62
郡の構成: 33 市町村
郡庁舎の住所: Ludwig-Jahn-Straße 2
04916 Herzberg (Elster)
公式ウェブサイト: www.lkee.de
郡長: クリスティアン・ハインリヒ=ヤシンスキドイツ語版 (CDU)
州内の位置

エルベ=エルスター郡 (ドイツ語: Landkreis Elbe-Elster) は、ドイツブランデンブルク州南部の郡である。エルベ=エルスター=ラントドイツ語版、またニーダーラウジッツドイツ語版の一部を含む。北部では、特に都市シェーネヴァルデドイツ語版は、フレーミングドイツ語版にかかっている。

地理

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郡内は地理的にみると3つに分かれる。

エルベ=エルスター=ラントは、その名の由来となるエルベ川黒エルスター川ドイツ語版、そしてこれらの支流によって明確に区切られた低地であり、郡内の他の地域とは、隔絶した趣である。シュリーベンドイツ語版の南東部は、ドーバールーク=キルヒハインドイツ語版フィンスターヴァルデドイツ語版とともに、ニーダーラウジッツドイツ語版西部にかかっている。河川シュヴァイニッツァー・フリースドイツ語版北方の地は、フレーミングドイツ語版の一部として数えられるが、南方ではさらに奥に延び、村々を文化史的に特徴づけている。特に都市シェーネヴァルデドイツ語版の地区、またアムト・シュリーベンドイツ語版北部の自治体が当てはまる。

位置

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当郡はブランデンブルク州南部に位置する。同州の郡でエルベ川沿いに位置するのは、当郡(都市ミュールベルク/エルベドイツ語版)とプリーグニッツ郡のみである。当郡の名称の由来となったもう一つの河川は、黒エルスター川ドイツ語版小エルスター川ドイツ語版である。前者は郡南部と西部を、後者は北東から南西方向に流れている。

隣接する郡は、北西部ではザクセン=アンハルト州ヴィッテンベルク郡ドイツ語版、北部ではテルトウ=フレーミング郡ダーメ=シュプレーヴァルト郡、東部ではオーバーシュプレーヴァルト=ラウジッツ郡、南部ではザクセン州マイセン郡ドイツ語版、西部ではノルトザクセン郡ドイツ語版である。

郡の面積は1,899 km²であり、その内972 km²は農業、673 km²は林業、66 km²は、建物や空地に利用されている(2005年12月31日時点)。郡の地理上の中心地点はトレービッツドイツ語版の北方にあり、2011年に決定され、中心点の付近の 51°36'51,0" N – 13°25'32,6" Oが柱によって表示されている[2]

市町村

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2003年自治体領域改革ドイツ語版の結果、郡内には自治体が合計33あり、内11が都市である。 カッコ内は2021年12月31日[1]における人口である。

都市
(¹アムト所属市)

  1. バート・リーベンヴェルダドイツ語版(9,242人)
  2. ドーバールーク=キルヒハインドイツ語版(8,633人)
  3. エルスターヴェルダドイツ語版(7,805人)
  4. ファルケンベルク/エルスタードイツ語版(6,296人)
  5. フィンスターヴァルデドイツ語版(15,748人)
  6. ヘルツベルク (エルスター)ドイツ語版(8,711人)
  7. ミュールベルク/エルベドイツ語版(3,534人)
  8. シュリーベンドイツ語版¹(2,393人)
  9. シェーネヴァルデドイツ語版(3,034人)
  10. ゾンネヴァルデドイツ語版(3,153人)
  11. ユービガウ=ヴァーレンブリュックドイツ語版(5,178人)

アムト非所属自治体

  1. レーダーラントドイツ語版(3,739人)

アムトドイツ語版及び所属自治体
(アムト庁舎所在地*)

1. アムト・エルスターラントドイツ語版(4,408人)

  1. ハイデラントドイツ語版(482人)
  2. リュッカースドルフドイツ語版(1,339人)
  3. シルダドイツ語版(424人)
  4. シェーンボルンドイツ語版*(1,490人)
  5. トレービッツドイツ語版(673人)

2. アムト・クライネ・エルスター (ニーダーラウジッツ)ドイツ語版(5,384人)

  1. クリーニッツドイツ語版(1,165人)
  2. リヒターフェルト=シャックスドルフドイツ語版(943人)
  3. マッセン=ニーダーラウジッツドイツ語版*(1,864人)
  4. ザルガストドイツ語版(1,412人)

3. アムト・プレッサドイツ語版(5,920人)

  1. ゴルデン=シュタウピッツドイツ語版(935人)
  2. ホーエンライピッシュドイツ語版(1,930人)
  3. プレッサドイツ語版*(2,568人)
  4. シュラーデンドイツ語版(487人)

4. アムト・シュリーベンドイツ語版(5,179人)

  1. フィヒトヴァルトドイツ語版(603人)
  2. ホーエンブーコドイツ語版(614人)
  3. クレーミッツアウエドイツ語版(778人)
  4. レブーザドイツ語版(791人)
  5. シュリーベンドイツ語版、都市*(2,393人)

5. アムト・シュラーデンラントドイツ語版(4,353人)

  1. グレーデンドイツ語版*(1,330人)
  2. グロースティーミヒドイツ語版(1,004人)
  3. ヒルシュフェルトドイツ語版(1,219人)
  4. メルツドルフドイツ語版(800人)

自然記念物

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歴史

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郡の歴史

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エルベ=エルスター郡は、1993年ブランデンブルク州郡改革ドイツ語版の一環として同年12月6日に旧フィンスターヴァルデ郡ドイツ語版バート・リーベンヴェルダ郡ドイツ語版ヘルツベルク郡ドイツ語版アムト・ダーメ/マルクドイツ語版の自治体シェーナ=コルピーンドイツ語版を除く)を統合して成立した。

2009年5月25日には、連邦政府から「多様性の場ドイツ語版」という称号を授与された[3]

人口動態

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以下の表は、エルベ=エルスター郡の人口動態を示している(1990年は10月3日付、1991年からは12月31日付け)。数値は統計時の郡域によるものである(当郡成立以前の1990年から1992年の数値は、1993年12月6日の領域に合わせた数値)。

人口
1990 142,679
1991 139,850
1992 139,065
1993 139,058
1994 137,947
1995 136,889
1996 136,286
1997 135,624
1998 134,684
1999 132,873
人口
2000 131,161
2001 129,066
2002 127,159
2003 125,526
2004 124,041
2005 122,031
2006 119,773
2007 117,522
2008 115,560
2009 113,586
人口
2010 111,975
2011 109,087
2012 107,649
2013 106,157
2014 104,997

出典:ベルリン=ブランデンブルク統計局ドイツ語版ブランデンブルク州建設交通局ベルテルスマン財団ドイツ語版による詳細なデータはWikimedia CommonsのPopulation Projection Brandenburg にある。

経済

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人口動態は否定的であるが、これは不動産価格にも影響を及ぼしている。一戸建て住宅は4万8,000ユーロで購入可能なほどである[4]

政治

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郡長

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郡議会

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郡議会は全50議席で、2014年5月25日の選挙結果による議席配分は以下の通りである。

政党/グループ 議席
CDU 18
DIE LINKE. 8
SPD 8
Wählergruppe Landwirtschaft und Natur Elbe-Elster (WG LUN) 6
BVB/FREIE WÄHLER 3
FDP 2
Bürger für Finsterwalde (BfF) 1
AfD 1
GRÜNE/B90 1
Wählergruppe Herzberg zählt (Hz) 1
NPD 1
Risse-Gebauer(無所属)

郡議会での統一会派は以下の通り。CDU(AfD+旧FDPの1議員を含む20議員)、LUN/BVB/BfF/Hz(11議員)、DIE LINKE./GRÜNE/B90(9議員)、SPD/FDP(9議員)である。NPDの1議員は無会派である。

紋章

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Wappen des Landkreises Elbe-Elster
Wappen des Landkreises Elbe-Elster

エルベ=エルスター郡は1995年4月24日に紋章を導入する権利を承認された。

紋章記述:「盾は4部に分けられ、上部前側は金と黒で9条に分けられ、後側は角と蹄が金で、振り返る赤い雄牛、下部前側は金地に爪と舌が赤く、後ろ足で立つ黒のライオン、後側は赤と銀で9条に分けられる」[5]

角と蹄が金で、振り返る赤い雄牛は、ニーダーラウジッツの雄牛(ルッカウの雄牛)である。爪と舌が赤く、後ろ足で立つ黒のライオンは、マイセンのライオンである。どちらも同じ方向を向き、全面を警戒する。黒と金の縞模様は、12世紀後期のザクセン=ヴィッテンベルク公領に由来する。赤と銀の縞模様はブランデンブルクの紋章に由来する。1815年のウィーン会議でにそれまでザクセン領であったアムト・ドブリルークドイツ語版アムト・フィンスターヴァルデドイツ語版、またザクセンの主権下にあったゾンネヴァルデ等族領主領ドイツ語版プロイセン王国領となった。15世紀までニーダーラウジッツドイツ語版の一部であったこれら新領土は、ブランデンブルク州ドイツ語版内に新設されたルッカウ郡ドイツ語版に帰属することとなった。

郡内のアムト、市町村の紋章はエルベ=エルスター郡の紋章一覧ドイツ語版を参照。

公印

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「公印はエルベ=エルスター郡の紋章を含み、紋章の上部に大文字でLANDKREIS ELBE-ELSTER と囲む」(基本条例第2条第1項)[6]

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「郡の旗は黒と金の2色旗である。旗の色はザクセンの紋章のものに由来する。旗は水平方向、垂直方向に掲揚する際も、垂直方向に塗り分けられ、紋章は盾の分割線が塗り分けの線と重なるようにする」(基本条例第2条第3項)[6]

文化と見所

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定期祝祭、催事

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ロートシュタイン岩塊を前にした屋外ステージ、「岩塊祭」にて

博物館

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歴史記念物

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旧ミュールベルク収容所付近の埋葬地

ナンバープレート

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1994年1月1日以来、識別記号の「EE」が割り当てられ、使用されている。2013年4月2日からは「FI」(フィンスターヴァルデ)、2013年5月29日からは「LIB」(バート・リーベンヴェルダ)が利用可能となった。

その他

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エルベ=エルスター郡では、ブランデンブルク州の諸方言(マルク=ブランデンブルク方言ドイツ語版)と隣接する他州の諸方言(テューリンゲン・オーバーザクセン方言群)が使用されている。郡北部の村々では、低地ドイツ語であるフレーミング方言が離されているが、南部ではオーバーザクセン方言が既に支配的となっている。

そのため特にブランデンブルク州内で当郡の出身者は他州出身と間違われることがある。

参考文献

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  • Autorenkollektiv des MUG Brandenburg e. V.: Heimatbuch Landkreis Elbe-Elster. Herzberg 1996.
  • Denkmale in Brandenburg, Landkreis Elbe-Elster. 7.1, Werner, Worms, ISBN 3-88462-152-1.
  • Renate Völker, Anja Schmidke, Druck- und Verlagshaus Delitzsch (Hrsg.): Entdeckungen im Landkreis Elbe-Elster. Delitzsch 1995, OCLC 75737052.
  • Manfred Woitzik, Kulturamt des Landkreises Elbe-Elster (Hrsg.): „Wer zuerst kommt – mahlt zuerst“ eine Kulturgeschichte der Mühlen im Landkreis Elbe-Elster. Herzberg 1997, OCLC 255728482.
  • Andreas Pöschl (Hrsg.): Kohle, Wind und Wasser. Ein energiehistorischer Streifzug durch das Elbe-Elsterland. Hrsg. v. Kulturamt des Landkreises Elbe-Elster. Herzberg/Elster 2001, ISBN 3-00-008956-X.
  • Kulturamt des Landkreises Elbe-Elster, Kreismuseum Bad Liebenwerda, Sparkasse Elbe-Elster (Hrsg.): Orgellandschaft Elbe-Elster. Herzberg/Elster 2005.
  • Sven Gückel, KDI Euroverlag (Hrsg.): Im Elbe-Elster Land – In Elbe-Elster Country. Cottbus 2005, ISBN 3-938634-09-X. (deutsch/ englisch)
  • Baudenkmale des Landkreises Elbe-Elster. (Blattsammlung denkmalgeschützter Bauten des Landkreises Elbe-Elster)
  • Juliane Stückrad: Ich schimpfe nicht, ich sage nur die Wahrheit – Eine Ethnographie des Unmuts am Beispiel der Bewohner des Elbe-Elster-Kreises (Brandenburg). Ludwig, 2011, ISBN 978-3-86935-046-2.

定期刊行物

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  • Heimatkalender für den Kreis Bad Liebenwerda. (für den Altkreis Bad Liebenwerda, das Mückenberger Ländchen, Ortrand am Schraden und Uebigau-Falkenberg, jährliche Erscheinungsweise)
  • Die Schwarze Elster. (heimatkundliche Schriftenreihe für den Altkreis Bad Liebenwerda)
  • Heimatkalender Herzberg (Region Herzberg, jährliche Erscheinungsweise)
  • Finsterwalder Heimatkalender (jährliche Erscheinungsweise)
  • Der Bomätscher (Heimatkundliche Schrift der Stadt Mühlberg/Elbe, quartalsweise Erscheinungsweise)
  • Der Speicher (Jahresschrift des Kreismuseums Finsterwalde)
  • EE-Grafik (Kunstmappe mit Grafiken ansässiger Künstler, jährliche Erscheinungsweise)

外部リンク

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脚注

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  1. ^ a b Bevölkerungsentwicklung und Flächen der kreisfreien Städte, Landkreise und Gemeinden im Land Brandenburg 2021 (Fortgeschriebene amtliche Einwohnerzahlen, bezogen auf den aktuellen Gebietsstand)
  2. ^ Elbe-Elster balanciert auf einer Einwegspritze.
  3. ^ Landkreis Elbe-Elster (Memento vom 19.
  4. ^ Michael Psotta: Die Kehrseite des deutschen Immobilienbooms. faz.net, 10.
  5. ^ Wappenangaben auf dem Dienstleistungsportal der Landesverwaltung des Landes Brandenburg
  6. ^ a b Hauptsatzung für den Landkreis Elbe-Elster vom 2. Dezember 2014