オーダー=シュプレー郡

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紋章 地図
(郡の位置)
Wappen Landkreis Oder-Spree.svg Locator map LOS in Germany.svg
基本情報
連邦州: ブランデンブルク州
郡庁所在都市: ベースコウドイツ語版
緯度経度: 北緯52度24分
東経14度22分
面積: 2256.75 km²
人口:

182,397人(2015年12月31日現在) [1]

人口密度: 81 人/km²
ナンバープレート: LOS
自治体コード: 12 0 67
郡の構成: 37 市町村
郡庁舎の住所: Breitscheidstraße 7
15848 Beeskow
公式ウェブサイト: www.landkreis-oder-spree.de
郡長: マンフレート・ツァレンガ (Manfred Zalenga, 無所属)
州内の位置
Brandenburg LOS.svg

オーダー=シュプレー郡 (ドイツ語: Landkreis Oder-Spree, 低地ソルブ語: Wokrejs Odra-Sprjewja) はドイツブランデンブルク州東部の郡である。

地理[編集]

当郡は南部ではシュプレー=ナイセ郡、南部及び南西部ではダーメ=シュプレーヴァルト郡、西部ではベルリン、北部ではメルキッシュ=オーダーラント郡、郡独立市であるフランクフルト (オーダー)、東部ではポーランドに接する。

歴史[編集]

当郡は1993年ブランデンブルク州郡改革ドイツ語版の一環として、同年12月6日に、郡独立市ドイツ語版であったアイゼンヒュッテンシュタットアイゼンヒュッテンシュタット=ラント郡ドイツ語版ベースコウ郡ドイツ語版フュルステンヴァルデ郡ドイツ語版が合併し、成立した。

しかし当時、オーダー=ナイセ郡内に1950年までのグーベン郡ドイツ語版を再設置しようという声があり、これには都市アイゼンヒュッテンシュタット、アイゼンヒュッテンシュタット=ラント郡、当時のグーベン郡ドイツ語版の議会の決議、また1993年に違憲抗告があったが、ベルリンからポーランドに至る大規模な郡を設置するという目的に合致せず、実現しなかった。

人口動態[編集]

以下の表は、オーダー=シュプレー郡の人口動態を示している(1990年は10月3日付、1991年からは12月31日付け)。数値は統計時の郡域によるものである(当郡成立以前の1990年から1992年の数値は、1993年12月6日領域に合わせた数値)。

人口
1990 193,753
1991 190,103
1992 186,878
1993 187,827
1994 188,986
1995 190,839
1996 193,006
1997 195,032
1998 196,655
1999 196,784
人口
2000 196,453
2001 195,670
2002 194,169
2003 193,062
2004 192,001
2005 190,728
2006 189,185
2007 188,035
2008 186,542
2009 185,062
人口
2010 183,859
2011 177,764
2012 177,047
2013 176,850

出典:ベルリン=ブランデンブルク統計局ドイツ語版ブランデンブルク州建設交通局ベルテルスマン財団ドイツ語版による詳細なデータはWikimedia CommonsのPopulation Projection Brandenburg にある。

政治[編集]

郡長[編集]

  • 1994–2002:ユルゲン・シュレーター (Jürgen Schröter, Bürgerverband Oder-Spree)
  • 2002-:マンフレート・ツァレンガ (Manfred Zalenga, 無所属、2005年までSPD)

郡議会[編集]

2014年5月25日の郡議会選挙では、投票率は48.82%で、全56議席の配分は以下の通り[2]

政党/グループ 議席
SPD 16
DIE LINKE. 12
CDU 11
Brandenburger Vereinigte Bürgerbewegungen/Freie Wähler (BVB/FREIE WÄHLER) 3
AfD 3
GRÜNE/B90 3
FDP 2
NPD 2
Bauern – Jäger – Angler (B-J-A) 2
Bürgervereinigung Fürstenberg/Oder (BVFO) 1
PIRATEN 1

GRÜNE/B90 と PIRATEN、B-J-A と FDP と BVFO は、各々、統一会派を形成している。

紋章[編集]

紋章は1996年2月23日に承認された。

紋章記述:「4分割され、上部前側は金地に赤の爪竿が2本交差し、上方には赤い六芒星が乗る、後側には黒地に斜め置かれた赤と銀の格子模様の桁、下部前側は赤字に縦方向に3つ並び、先端を外側に向けた大鎌の歯、後側は金地に5つの端部を持つシカの角」[3]

上部前側は金地に交差する赤い2本の爪竿は、レブース司教区ドイツ語版に由来する。赤と銀の格子模様の桁は「シトー会の桁」で、ノイツェレ修道院ドイツ語版ツィンナ修道院ドイツ語版を表す。赤地の銀の大鎌の歯はシュトレーラ (Strehla) の領主、金地の赤い鹿の角はビーバーシュタイン家ドイツ語版に由来する。 郡内のアムト、都市、町村の紋章についてはオーダー=シュプレー郡の紋章ドイツ語版を参照のこと。

経済[編集]

郡内の経済発展には3つの重点地点がある。ベルリンの周辺部ではベルリン人口産業集中地域と経済的に対抗している。 中心となるのは、アイゼンヒュッテンシュタットの鉄工業、鉄鋼産業、フュルステンヴァルデ/シュプレードイツ語版の機械・設備工業、化学工業、ベースコウドイツ語版の木材加工、 また全域の農業、観光である。経済拠点であるアイゼンヒュッテンシュタットとフュルステンヴァルデは、ブランデンブルク州内に15ある地域成長拠点ドイツ語版に含まれ、選定された将来性のある産業分野が特別な支援を受けている。

サイクリングロード網が広範に整備され、多くのツアー客が訪れる。オーダー=シュプレー湖沼地帯は、多くのハイキング客を惹きつけている。この他の観光地には、なかでもバート・ザーロウドイツ語版の温泉、氷河期に形成された地形のシュラウベタール自然公園ドイツ語版ノイツェレ修道院ドイツ語版がある。

郡内の失業率は2006年7月には14.9%で、失業者数は1万4,700に相当する。この割合は2006年6月には17%であったが、これらの数値はその半年前から数学的モデル上のみで算定されたものである[4]

交通[編集]

道路交通[編集]

連邦自動車道路A 12ドイツ語版が当郡を東西に貫いている。ベルリン環状道路ドイツ語版フランクフルト (オーダー)近郊のポーランド国境を結んでいる。南北方向には、現在、ポーランド国境に沿ってオーダー=ラウジッツ道路ドイツ語版が建設されている。

オーダー=シュプレー郡内の自動車登録件数 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014
乗用車登録数(1月1日付)[5] 98 498 98 630 99 476 100 297 101 027 101 318 101 375
人口1,000人あたりの乗用車数(前年12月31日付) 524 529 538 546 568 572 573

鉄道交通[編集]

郡内で最も重要な路線はベルリン-フランクフルト(オーダー)線ドイツ語版である。DBレギオレギオナルエクスプレス (RE) が通り、毎時2本がエルクナードイツ語版フュルステンヴァルデ/シュプレードイツ語版に停車し、毎時1本がファングシュロイゼドイツ語版ハンゲルスベルクドイツ語版ベルケンブリュックドイツ語版ブリーゼン (マルク)ドイツ語版ヤーコプスドルフドイツ語版 (マルク)、ピルグラムドイツ語版に停車する。

この他の東西方向の鉄道幹線にはケーニヒス・ヴスターハウゼン-グルーノウ線ドイツ語版がある。クンマースドルフドイツ語版シュトルコウ (マルク)ドイツ語版、フーベルトゥスヘーエ (マルク) (Hubertushöhe (Mark)、ヴェンディッシュ・リーツドイツ語版リンデンベルクドイツ語版ブーコウドイツ語版ベースコウドイツ語版、エーゲルン (ニーダーラウジッツ) (Oegeln (Niederlausitz))、シュネーベルクドイツ語版グルーノウ (ニーダーラウジッツ)ドイツ語版ミックスドルフドイツ語版ミュルローゼドイツ語版ニーダーバルニム鉄道ドイツ語版 (NEB) の列車が、毎時1本、週末は所により2時間おきで運行されている。

前記2線を結ぶのが、フュルステンヴァルデ-ベースコウ線ドイツ語版である。しかし運行区間は一部のみで、フュルステンヴァルデ (シュプレー) (Fürstenwalde (Spree)) からフュルステンヴァルデ南 (Fürstenwalde Süd)、バート・ザーロウドイツ語版を経て、バート・ザーロウ総合病院 (Bad Saarow Klinikum) までである。NFBのレギオナルバーンが毎時1本運行されている。

郡内の東端を南北に走るのがコトブス-フランクフルト(オーダー)線ドイツ語版である。DBレギオのレギオナルエクスプレスが毎時1本運運行され、フィンケンヘールト発電所ドイツ語版フィンケンヘールトドイツ語版ヴィーゼナウドイツ語版ツィルテンドルフドイツ語版アイゼンヒュッテンシュタットノイツェレドイツ語版ヴェルミッツドイツ語版コッシェンドイツ語版に停車する。アイゼンヒュッテンシュタットからはこの他にベルリンへ直通するレギオナルエクスプレスが運行されている。

その他の交通[編集]

河川水上交通では、オーダー川シュプレー川オーダー=シュプレー運河ドイツ語版シュトルコウ運河ドイツ語版がある。

飛行機のアクセスでは、ベルリンテーゲル空港シェーネフェルト空港がある。アイゼンヒュッテンシュタット近郊には、小型機のための「アイゼンヒュッテンシュタット飛行場 (Flugplatz Eisenhüttenstadt)」がある。

市町村[編集]

2003年地方自治体改編ドイツ語版の後、郡には7都市を含む38町村があった。2014年にマードリッツ=ヴィルマースドルフドイツ語版ブリーゼン (マルク)ドイツ語版に編入され、合計は37となった。

カッコ内は2015年12月31日[1]における人口である。

都市
¹ アムト所属市

  1. ベースコウドイツ語版(8,122人)
  2. アイゼンヒュッテンシュタット(30,416人)
  3. エルクナードイツ語版(11,668人)
  4. フリートラントドイツ語版(3,017人)
  5. フュルステンヴァルデ/シュプレードイツ語版(31,741人)
  6. ミュルローゼドイツ語版¹(4,566人)
  7. シュトルコウ (マルク)ドイツ語版(9,020人)

アムト非所属自治体

  1. グリューンハイデ (マルク)ドイツ語版(8,327人)
  2. リーツ=ノイエンドルフドイツ語版(4,124人)
  3. シェーンアイヒェ・バイ・ベルリンドイツ語版(12,311人)
  4. シュタインヘーフェルドイツ語版(4,474人)
  5. タウヘドイツ語版(3,875人)
  6. ヴォルタースドルフドイツ語版(8,092人)

Municipalities in LOS.png

アムトドイツ語版及び所属自治体
(アムト庁舎所在地*)

1. アムト・ブリースコウ=フィンケンヘールトドイツ語版(7,629人)

  1. ブリースコウ=フィンケンヘールトドイツ語版*(2,320人)
  2. グロース・リンドウドイツ語版(1,734人)
  3. フォーゲルザングドイツ語版(735人)
  4. ヴィーゼナウドイツ語版(1,270人)
  5. ツィルテンドルフドイツ語版(1,570人)

2. アムト・ノイツェレドイツ語版(6,514人)

  1. ラーヴィッツドイツ語版(602人)
  2. ナイセミュンデドイツ語版(1,610人)
  3. ノイツェレドイツ語版*(4,302人)

3. オーダーフォアラントドイツ語版(5,667人)

  1. ベルケンブリュックドイツ語版(998人)
  2. ブリーゼン (マルク)ドイツ語版*(2,806人
  3. ヤーコプスドルフドイツ語版(1,863人)

4. アムト・シャルミュッツェルゼードイツ語版(9,311人)

  1. バート・ザーロウドイツ語版*(5,251人)
  2. ディーンスドルフ=ラードロウドイツ語版(564人)
  3. ランゲヴァールドイツ語版(850人)
  4. ライヒェンヴァルデドイツ語版(1,115人)
  5. ヴェンディッシュ・リーツドイツ語版(1,531人)

5. アムト・シュラウベタールドイツ語版(9,826人)

  1. グルーノウ=ダンメンドルフドイツ語版(501人)
  2. ミックスドルフドイツ語版(906人)
  3. ミュルローゼドイツ語版、都市*(4,566人)
  4. ラーゴウ=メルツドイツ語版(516人)
  5. シュラウベタールドイツ語版(1,815人)
  6. ジーディヒウムドイツ語版(1,522人)

6. アムト・シュプレーエンハーゲンドイツ語版(8,263人)

  1. ゴーゼン=ノイ・ツィッタウドイツ語版(3,055人)
  2. ラウエンドイツ語版(1,979人)
  3. シュプレーエンハーゲンドイツ語版*(3,229人)

ナンバープレート[編集]

1994年1月1日以来、識別記号の「LOS」が割り当てられ、使用されている。

2000年頃までの旧郡時代には、特別なナンバーが与えられていた。

地域 アルファベット 数字
ベースコウ郡ドイツ語版 AからG 1から999
AAからGZ
アイゼンヒュッテンシュタット=ラント郡ドイツ語版 HからR
HAからRZ
フュルステンヴァルデ郡ドイツ語版 SからZ
SBからZZ

1993年に廃止された識別記号「BSK」(ベースコウ)、「EH」(アイゼンヒュッテンシュタット)、「FW」(フュルステンヴァルデ)は、未だに再導入されていない。

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b ブランデンブルク州の2015年12月31日時点の人口 (XLS)
  2. ^ Wahlergebnis. landkreis-oder-spree.de; abgerufen am 7.
  3. ^ Wappenangaben auf dem Dienstleistungsportal der Landesverwaltung des Landes Brandenburg
  4. ^ Märkische Oderzeitung, 5./6.
  5. ^ Statistik Fz3 Kraftfahrt-Bundesamt