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とうりゅう (潜水艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
とうりゅう
基本情報
建造所 川崎重工業神戸工場
運用者  海上自衛隊
艦種 通常動力型潜水艦
級名 そうりゅう型潜水艦
建造費 690億円
母港 横須賀
所属 第2潜水隊群第4潜水隊
艦歴
発注 平成28年度
起工 2017年1月27日
進水 2019年11月6日
就役 2021年3月24日
要目
基準排水量 2,950トン
水中排水量 4,200トン
長さ 84m
9.1m
高さ 10.3m
吃水 8.5m
機関 ディーゼル・エレクトリック方式
(水上:3,900ps/水中:8,000ps)
12V25/25SBディーゼル機関 × 2基
推進電動機 × 1基
リチウムイオン電池
推進器 スクリュープロペラ × 1軸
速力 水上:13ノット (24 km/h)
水中:20ノット (37 km/h)
潜航深度 未発表
乗員 65名
兵装 HU-606 533mm魚雷発射管 × 6門
89式 魚雷
ハープーン
C4ISTAR ZYQ-31 指揮管制支援ターミナル
情報処理装置(TDBS)
ZQX-11 潜水艦戦術状況表示装置
ZYQ-51 潜水艦発射管制装置
レーダー ZPS-6F 対水上捜索用 × 1基
ソナー ZQQ-7B 統合式
探索装置・
その他装置
潜望鏡
電子戦
対抗手段
ECM
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とうりゅう(ローマ字:JS Toryu, SS-512)は、海上自衛隊潜水艦。艦名は、奇岩の間を加古川の激流が流れる兵庫県加東市名勝闘竜灘[1]」に由来し、荒々しく戦う竜を意味するということから名付けられた[2]そうりゅう型潜水艦の12番艦(最終艦)。11番艦の「おうりゅう」に続きリチウムイオン電池を搭載し、従来型より潜航時間が延びている[3]。建造費は690億円[4]

艦歴

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「とうりゅう」は、中期防衛力整備計画(23中期防)に基づく平成28年度計画2900トン型潜水艦8127号艦として、川崎重工業神戸工場で2017年1月27日に起工され、2019年11月6日に命名・進水式が挙行された[5][6]。2021年3月24日に引渡式・自衛艦旗授与式が実施され、就役し[7]第2潜水隊群第6潜水隊に編入され、横須賀基地配備された[7]

2022年3月9日、「たいげい」の就役に伴い、第4潜水隊に編成替え。

同年10月9日から12月26日までの間、米国派遣訓練(潜水艦)に参加し、日本からハワイ諸島に至る海域及び同諸島周辺海域とハワイ州パールハーバー・ヒッカム統合基地において対潜戦等の訓練を実施する[8]

歴代艦長

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歴代艦長(特記ない限り2等海佐
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職 備考
艤装員長
- 藤本 孝[6] 2019.11.6 - 2021.3.23 とうりゅう艦長
 艦長
1 藤本 孝 2021.3.24 - 2022.3.21   とうりゅう艤装員長 みちしお艦長
2 柿本文雄 2022.3.22 - 横須賀潜水艦教育訓練分遣隊戦術科長
伊藤和典 -

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ 闘竜灘
  2. ^ 最新鋭潜水艦「とうりゅう」進水 海自、ディーゼル推進で世界最大級”. 産経. 産経新聞 (2019年11月6日). 2019年11月6日閲覧。
  3. ^ リチウムイオン電池搭載の海上自衛隊の最新鋭潜水艦「とうりゅう」が進水。韓国も同種の潜水艦を開発中”. 高橋浩祐. Yahoo!ニュース. 2019年11月7日閲覧。
  4. ^ 海上自衛隊の新潜水艦「とうりゅう」就役 そうりゅう型最終艦 横須賀に配備”. 高橋浩祐. Yahoo!ニュース. 2021年3月24日閲覧。
  5. ^ 潜水艦「とうりゅう」進水』(プレスリリース)川崎重工業、2019年11月6日https://www.khi.co.jp/pressrelease/detail/20191106_1.html2019年11月6日閲覧 
  6. ^ a b 海上自衛隊HP 命名・進水式
  7. ^ a b 高橋浩祐 (2021年3月24日). “海上自衛隊の新潜水艦「とうりゅう」就役 そうりゅう型最終艦 横須賀に配備”. Yahoo!ニュース. https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/3bb8a9127d11484f2177f90ae734c4301f4b03df 2022年4月22日閲覧。 
  8. ^ 令和4年度第2回米国派遣訓練(潜水艦)について 海上幕僚監部(2022年10月3日) (PDF)

外部リンク

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