うらなみ (護衛艦)
うらなみ | |
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基本情報 | |
建造所 | 川崎重工業神戸工場 |
運用者 | 海上自衛隊 |
艦種 | 甲型警備艦 |
級名 | あやなみ型護衛艦 |
艦歴 | |
計画 | 昭和30年度計画 |
発注 | 1955年 |
起工 | 1957年2月1日 |
進水 | 1957年8月29日 |
就役 |
1958年2月27日 1983年3月30日(特務艦に種別変更) |
除籍 | 1986年12月25日 |
要目 | |
基準排水量 | 1,700トン |
満載排水量 | 2,400トン |
全長 | 109m |
最大幅 | 10.7m |
深さ | 8.1m |
吃水 | 3.6m |
ボイラー | 三菱コンバスチョン・エンジニアリング式船用2胴水管型缶 × 2基 |
主機 | 川崎式NS-175型蒸気タービン |
出力 | 35,000PS |
推進器 | スクリュープロペラ × 2軸 |
速力 | 最大 32ノット |
航続距離 | 6,000海里 (18ノット時) |
乗員 | 220名 |
兵装 |
Mk.33 3インチ連装速射砲 × 3基 55式533mm4連装魚雷発射管 × 1基 Mk.15 ヘッジホッグ × 2基 Mk.2 短魚雷落射機 × 2基 →68式3連装短魚雷発射管 × 2基(1971年換装) 55式爆雷投射機(Y砲) × 2基 54式爆雷投下軌条 × 2条 |
FCS |
Mk.63 砲射撃指揮装置×2基 SFCS-1A水中攻撃指揮装置 |
レーダー |
AN/SPS-12 対空 OPS-5 対水上 |
ソナー |
SQS-11A 捜索用 →OQS-12(1963年換装) SQR-4/SQA-4 攻撃用 →OQY-2(1963年換装) |
電子戦・ 対抗手段 | NOLR-1 ESM(1963年装備) |
うらなみ(ローマ字:JDS Uranami, DD-105、ASU-7005)は、海上自衛隊の護衛艦。あやなみ型護衛艦の3番艦。艦名は「浦に寄せる波」に由来し、この名を受け継ぐ日本の艦船としては神風型駆逐艦 (初代)「浦波」、吹雪型駆逐艦「浦波」に続き3代目に当たる。
艦歴
[編集]「うらなみ」は、昭和30度計画1,700トン型警備艦1605号艦として、川崎重工業神戸工場で1957年2月1日に起工され、1957年8月29日に進水、1958年2月27日に就役し、横須賀地方隊に直轄艦として編入された。
1958年(昭和33年)3月16日、横須賀地方隊隷下に新編された第8護衛隊に「あやなみ」とともに編入。同年8月から海上自衛隊第2回目の遠洋練習航海に参加している。なお、遠洋練習航海には1960年(昭和35年)の第4回及び1968年(昭和43年)の第12回にも参加している。
1958年10月25日、第8護衛隊が第1護衛隊群隷下に編成替え。
1959年(昭和34年)4月1日、第1護衛隊群隷下に新編された第9護衛隊に「あやなみ」とともに編入。
1962年(昭和37年)から1963年(昭和38年)にかけての特別修理工事の際に装備の近代化工事も実施され、未装備であった電波探知装置(ESM)NOLR-1が後檣に装備、捜索用ソナーをOQS-14へ、攻撃用ソナーをOQY-2へ換装した。
1969年(昭和44年)3月15日、第9護衛隊が第3護衛隊群隷下に編成替え。
1971年(昭和46年)2月1日、第9護衛隊が護衛艦隊隷下に新編された第4護衛隊群隷下に編成替え。 同年、対潜攻撃能力強化工事が実施され、短魚雷落射機を撤去し、68式3連装短魚雷発射管を2基搭載。
1983年(昭和58年)3月30日、第9護衛隊が廃止となり、特務艦に種別変更され、艦籍番号がASU-7005に変更。呉地方隊に直轄艦として編入され、定係港が呉に転籍。
登場作品
[編集]- 『ハワイ・ミッドウェイ大海空戦_太平洋の嵐』(1960年、東宝)
- 本艦は1960年公開の本作品に撮影協力し、艦上での撮影が行われた。
- 『サブマリン707』(小沢さとる、1963年)
- 707と給油艦ぶんごを救援し、敵艦を砲撃して撤退させた。
参考文献
[編集]- 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
- 『世界の艦船 増刊第63集 自衛艦史を彩った12隻』(海人社、2003年)
- 『世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)