WASP-18b

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WASP-18b
太陽系外惑星 太陽系外惑星の一覧
Exoplanet Comparison WASP-18 b.png
木星との比較図
主星
恒星 WASP-18
星座 ほうおう座[1]
赤経 (α) 01h 37m 24.95s[1]
赤緯 (δ) -45° 40′ 40.8″[1]
視等級 (mV) 9.29[1]
距離330 ± 30 ly
(100 ± 10[2] pc)
スペクトル分類 F9[2]
質量 (m) 1.25[3] M
軌道要素
軌道長半径(a) 0.02026 ± 0.00068[2] AU
近点距離 (q) 0.02007 AU
遠点距離 (Q) 0.02045 AU
離心率 (e) 0.0092 ± 0.0028[2]
周期(P) 0.94145299[1] d
軌道傾斜角 (i) 86 ± 2.5[2]°
近日点引数 (ω) 96 ± 10[2]°
通過時刻 (Tt) 2454221.48163 ± 0.00038[2] JD
物理的性質
最小質量(m sin i)10.3 ± 0.69[2] MJ
半径(r)1.106+0.072
−0.054
[2] RJ
発見
発見日 2009年8月27日[4]
発見者 Hellierら (スーパーWASP)[4]
発見方法 視線速度[4]
現況 公表[4]
他の名称
HD 10069 b, HIP 7562 b
参照データベース
Extrasolar Planets
Encyclopaedia
data
SIMBADdata
Exoplanet Archivedata
Open Exoplanet Cataloguedata

WASP-18bは、ほうおう座の方角にある太陽系外惑星である。公転周期が1日より短いことで知られる。質量は10木星質量程度で[4]褐色矮星惑星の境界とされる13木星質量にわずかに及ばない。この惑星は、スーパーWASPプロジェクトで観測を行っていた、キール大学のコーエル・ヘリアーらによって発見された[5]。ウラジミール・リラは、この惑星をFulgitruaと呼ぶことを提案している[6]

性質[編集]

WASP-18bは現在は恒星WASP-18から約310万kmの軌道を回っているが、恒星から受ける潮汐力により徐々に公転速度が減少し、100万年以内にはWASP-18に落下すると推測されている[4]。キール大学とメリーランド大学の科学者達は、この惑星が予測よりも早く終焉を迎えるのは偶発的なことなのか、それともWASP-18による実際の潮汐減速が天文学的な推測とずれていたのかを検証している[4][7]。今後の観測により、惑星の公転周期の減速率が測定されることが期待される[8]

太陽系で、これと最も似た状況なのは、火星の衛星フォボスである。フォボスは火星の周囲を、地球-間の距離の40分の1にすぎないわずか9000kmの軌道で公転しており[9]、1100万年以内には火星に落下すると推測されている[10]

スピッツァー宇宙望遠鏡による観測では、WASP-18bの表面は3000K前後の温度にまで達していることが示されている。これは低温の恒星赤色矮星)に匹敵する値である[11]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e WASP-18b”. Exoplanet Transit Database. 2009年8月29日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i Notes for planet WASP-18b”. The Extrasolar Planets Encyclopaedia. 2009年9月15日閲覧。
  3. ^ PlanetQuest: WASP-18 b
  4. ^ a b c d e f g Hellier, C. et al. (2009年8月27日). “An orbital period of 0.94 days for the hot-Jupiter planet WASP-18b”. Nature (Nature Publishing Group) 460: 1098-1100. doi:10.1038/nature08245. http://www.nature.com/nature/journal/v460/n7259/full/nature08245.html 2009年8月28日閲覧。. 
  5. ^ Suicidal planet seems on death spiral into star, breitbart.com, August 26, 2009
  6. ^ Lyra (2009年). Naming the extrasolar planets. pp. 1-28. Bibcode 2009arXiv0910.3989L. http://arxiv.org/abs/0910.3989. 
  7. ^ Hamilton, D. P. (2009年8月27日). “Extrasolar planets: Secrets that only tides will tell”. Nature (Nature Publishing Group) 460: 1086-1087. doi:10.1038/4601086a. http://www.nature.com/nature/journal/v460/n7259/full/4601086a.html 2009年8月28日閲覧。. 
  8. ^ Thompson, Andrea (2009年8月26日). “Newfound Planet Might Be Near Death”. Space.Com. Imaginova. 2009年8月28日閲覧。
  9. ^ Astrophysicists puzzle over planet that's too close to its sun, Los Angeles Times, August 27, 2009
  10. ^ Sharma, B. K. (2008年5月10日). “Theoretical Formulation of the Phobos, moon of Mars, rate of altitudinal loss”. arXiv. 2009年8月28日閲覧。
  11. ^ Nymeyer, S. et al. (2010年5月6日). “Spitzer Secondary Eclipses of WASP-18b”. arXiv:1005.1017v1.