TRUTH

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TRUTH』(トゥルース)は、THE SQUAREの12枚目のアルバムおよび同アルバムからシングルカットされた同名の楽曲。アルバムの『TRUTH』は1987年4月1日に、シングルの「TRUTH」は1991年10月10日にリリースされた。

アルバム[編集]

TRUTH
THE SQUAREスタジオ・アルバム
リリース
録音 CBSソニー信濃町スタジオ1986年11月 - 1987年1月
ジャンル フュージョン
時間
レーベル CBSソニーレコード
プロデュース 伊藤八十八
THE SQUARE 年表
S・P・O・R・T・S
1986年
TRUTH
1987年
YES,NO.
1988年
TRUTH収録のシングル
  1. TRUTH
    リリース: 1991年10月10日
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スクェアの12枚目のアルバム。このアルバムから須藤満ベーシストとして加入することになった。

音楽ライター熊谷美広は自ら監修した『ディスク・ガイド・シリーズ No.1 フュージョン』(シンコー・ミュージック2000年8月8日初版発行、ISBN 4-401-61649-9)のなかで「“スクェアといえばトゥルース”といった公式が、このアルバムで出来上がった」「彼らの“充実期”を真空パックしたような、意欲作である」と評している[1]

収録曲[編集]

  1. GRAND PRIX - 安藤まさひろ作曲
  2. CELEBRATION - 安藤まさひろ作曲
  3. BEAT IN BEAT - 安藤まさひろ作曲
  4. UNEXPECTED LOVER - 安藤まさひろ作曲
  5. TRUTH - 安藤まさひろ作曲
    F1グランプリフジテレビ)テーマ曲。(詳細後述)
  6. BREEZE AND YOU - 和泉宏隆作曲
  7. GIANT SIDE STEPS - 伊東たけし作曲
  8. BECAUSE - 安藤まさひろ作曲
    富士通テン・BiyoのCMソングに採用されている。
  9. TWILIGHT IN UPPER WEST - 和泉宏隆作曲
    バラードナンバー。 1994年に「T-SQUARE & Munich Symphony Orchestra」名義でオーケストラアレンジでシングルとなっている。

ミュージシャン[編集]

  • THE SQUARE
    • 安藤まさひろ - Guitars & Synthesizers Programmes
    • 伊東たけし - Alto Saxophone & Lyricon
    • 和泉宏隆 - Keyboards & Synthesizers Programmes
    • 則竹裕之 - Drums & Percussion Programmes
    • 須藤満 - Bass
  • Additional Musician

チャート成績[編集]

シングル[編集]

TRUTH
T-SQUAREシングル
リリース
ジャンル フュージョン
レーベル ソニーレコード
T-SQUARE シングル 年表
DROP GOAL
1986年
TRUTH
1991年
CHASER
1992年
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スクェアにとって「DROP GOAL」以来5年ぶりにリリースされたシングルであり、同名アルバムのタイトル曲のシングルカットである。当時、サクソフォーン奏者が伊東たけしから本田雅人に交代していたので、楽曲の「TRUTH」を本田のソプラノサックスによってメロディーを奏でるヴァージョンが「TRUTH 1991」のタイトルでカップリング曲として収録された。

「TRUTH」がF1グランプリのテーマ曲として使われていたので、シングルのジャケットはF1グランプリの写真(1991年のサンマリノGPモナコGPのそれぞれ1シーン)が使用されている。なおこのシングル自体は廃盤になったが、スクェアのシングル曲を収録したベストアルバム『T-SQUARE SINGLE COLLECTION』には「TRUTH」、「TRUTH 1991」ともに収録されている。

収録曲[編集]

  1. TRUTH - 安藤まさひろ作曲
  2. TRUTH 1991 - 安藤まさひろ作曲

楽曲「TRUTH」について[編集]

本曲が、当時(1987年 - 1998年)のフジテレビF1グランプリ』のテーマ曲に採用されたことで、折からの「F1ブーム」とも相まって、THE SQUARE時代・T-SQUARE時代を通じて認知度が最も高い曲となった(F1と本曲の関わりについては後述)。モータースポーツにふさわしいロック調のリズムによってフュージョンファンやジャズファン以外からも幅広く支持された。またパチンコ店のBGMとして軍艦マーチに取って代わり、若い世代をターゲットにしたマーケティングに合致させた曲でもある。

1991年のシングルカット後も、幾度かリアレンジされて近年まで発表し続けられているほか、1990年代から2000年代にかけて複数のコンピレーションアルバムにも収録されている。コンピレーションアルバムでは、途中でフェード・アウトするものや曲の冒頭にエンジン音が挿入されているものも存在する。現在でもライブなどで演奏される機会が多いためか、ライブDVDにも幾度か収録されている。

珍しい例として、1994年のフジテレビ主催アイルトン・セナ追悼式典にてT-SQUAREと新日本フィルハーモニー交響楽団による「組曲 SENNA Forever 第一楽章『闘争』」と題し、実況を含む実際のレース中継映像をバックに壮大なアレンジをかけたオーケストラ演奏が行われた事がある。

T-SQUAREおよびメンバーが関わった再録版のCD[編集]

  • 『宝島』(1995年) - 「T-SQUARE with Munchen Symphony Orchestra & City of London Wind Ensemble」の名義によるオーケストレーションアルバム
  • 『Wordless Anthology III』(1999年) - ベスト盤。リミックスバージョンで収録
  • 「TRUTH 21c」(2001年) - T-SQUARE plus名義で発売したシングル。2001年・2002年の『F1グランプリ』テーマ曲のアレンジ。
  • 『TRUTH 21century』(2001年) - T-SQUARE plus名義で発売したアルバム。シングルバージョンと異なるものが収録されている。
  • 『CASIOPEA VS THE SQUARE LIVE』(2004年) - カシオペアとのジョイントライブを収録したライブアルバム。DVD盤もあるが、別の公演を収録したもの。
  • 『TRUTH 〜20th ANNIVERSARY〜』(2006年) - 「TRUTH」発表20周年に合わせてに発売された、「TRUTH」のほぼ全てのアレンジを収録したコンピレーションアルバム。河野啓三によるピアノアレンジと安藤正容のギターアレンジも収録されている。
  • 33』(2007年) - T-SQUAREの33枚目のオリジナルアルバム。期間生産限定盤に、2006年の『F1グランプリ』テーマ曲となったEVOLUTION-K featuring T-SQUARE「TRUTH-20th ANNIVERSARY Version-」と、Masahiro Andoh Featuring Eric Martin「Tell The Truth」が収録されているボーナスディスクが付属する。
  • 『日曜はダメよ』(2007年) - 安藤正容と元メンバーの御厨裕二のユニットである「あんみつ」のアルバム。「TRUTH(Bossa Nova Version)」として収録されている。
  • 『宝曲 〜T-SQUARE plays THE SQUARE〜』(2010年) - セルフカバーアルバム。現行メンバーでは4度目の録音となる。『TRUTH』レコーディング時のメンバーであった須藤満がBassで参加している。

なお、星出尚志編曲、東京佼成ウインドオーケストラの演奏による吹奏楽版が(原曲とは異なるハ短調であるが)存在する。初出は『New Sounds In Brass'89』(1989年)で、ベスト盤などにも収録されている。この吹奏楽版にはウインドシンセサイザーの譜面があり、サックスに置き換えて演奏できるように配慮されている。

本曲が収録されたゲームソフト[編集]

F1を題材としたゲームのいくつかは、本曲をアレンジ収録している。

フジテレビ「F1グランプリ」と"TRUTH=F1"のイメージ[編集]

フジテレビ及び、系列局で放送されていた『F1グランプリ』では1987年から1998年までの11年間、オリジナルアレンジが初代オープニング曲として使用され、2001年・2002年は「TRUTH 21c」が、2003年から2005年はリミックスバージョンである「RESONANCE-TTruth Drum'n Bass Mix」が、2006年は「TRUTH-20th ANNIVERSARY Version-」がテーマ曲として採用されている。

永きにわたって『F1グランプリ』のテーマ曲として採用されていることから、F1の曲と言えば「TRUTH」というイメージからバラエティ番組などでもレース、自動車に関連する場面で同曲が使われることがあり[3]、また元F1ドライバーの登場・紹介シーンでも同曲がたびたび使用されている[4]。変わったところでは典型的な(スピードやタイムを競う)モータースポーツとは全く逆の立場の企画であるホンダ・インサイトの「エコグランプリ」のCMでも使われた。なお、同企画は「スピードではなく燃費を競う“レース”」が趣旨のためか、「TRUTH」でありながらどちらかというと力よりも優しさをイメージさせるバージョンが使用されている。

『F1グランプリ』においては1999年・2000年と2007年から2011年の間は、TRUTH以外の楽曲(松本孝弘「GO FURTHER」、QUEENFLASH」、2009年の屋敷豪太「God only knows」など)がオープニングとして使用されていたが、『F1グランプリ』の放送がBSフジへ移行した2012年からは、オリジナルアレンジの「TRUTH」が再び採用されている[5]。その後2015年まで使用されたが、翌2016年は無料中継が終了するためオープニング自体無くなってしまった。

出典[編集]

  1. ^ 熊谷監修 『ディスク・ガイド・シリーズ No.1 フュージョン』、110頁。
  2. ^ 日本ゴールドディスク大賞 第2回(1987年度)
  3. ^ あくまで無数にある例の中で放送番組・年月日を挙げるのであれば、ナニコレ珍百景2015年7月15日放送分では店舗内がRCカーのサーキットになっている「激しく遊べるコンビニ」を取り上げた際にBGMとして使用されていた。
  4. ^ こちらも例を挙げると、水曜日のダウンタウン2016年4月20日放送分「ゲーム×現実 ミックス企画」のカート対決(『マリオカート8』と実際のカートの混合競技)で小林可夢偉を紹介するVTR内で使用、同年6月15日の同じ企画に片山右京が出演した際も同様に使用されていた。
  5. ^ 『F1 GRAND PRIX 2012』 開幕戦・オーストラリアGP - BSフジ公式サイト

外部リンク[編集]