PATM

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PATM(通称:パトム)は(People (are) Allergic To Me)の頭文字を合わせた略語であり、周囲の他人に対してアレルギー反応やそれに近い反応を引き起こさせる体質または症状を呼ぶための言葉。医学的な用語ではない。

症状[編集]

2020年1月現在、医学的な定義はなく医学的に検証されたものではないが、周囲の人々がアレルギー反応やそれに近い症状を起こすといった形で認識されるとされる。確立された治療法は発表されていない。

アレルギーの症状は、咳や喉の違和感、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目や皮膚の痒みなどが挙げられるが、訴える人によって様々であり、それぞれ細かな症状や原因が別々のものである可能性がある。また一部の患者は思い込みからくるものである可能性がある。

原因とされるもの[編集]

PATMの研究者からは皮膚ガスが原因とする説、またインターネット上などでは患者に付いたカンジダなどの常在菌が原因とする説や患者特有のタンパク質が原因とする説、衣類に付着したカビ化学物質とする説などが主張されている。

東海大学理学部化学科の関根嘉香教授らの研究グループがPATMの解明に取り組んでいる[1][信頼性の低い医学の情報源?]

PATM患者の皮膚から発せられる皮膚ガスと呼ばれるものの中に通常は検出されない化学物質が混じっているとする結果や、通常人体から検出されにくいカビ菌が鼻腔から検出されたという結果も示されている[2]が、実際PATMとされる患者がアレルギー症状を引き起こしているのかどうかなど、根本的な部分の解明には至っていない[3]

2018年、PATMを訴える被験者に対し皮膚ガス測定、着用した肌着からの揮発性化学物質測定等を実施したところ、皮膚ガスからトルエンキシレンなどの化学物質が対照者と比べて多く検出された。また、被験者の皮膚から比較的高い放散量が認められたヘキサンプロピオンアルデヒド、トルエンなどが着用後の肌着からも検出された[4]

マスメディアでの認知[編集]

2018年3月6日、日本テレビ系列で放送された世界仰天ニュースで、日本のメディアで初めてPATMについて取り上げられた。[5]

2018年1月31日、ダイヤモンド社「ダイヤモンド・オンライン」で取り上げられた[3]

出典[編集]

  1. ^ PATM(パトム) ワコール ボディブック
  2. ^ KAWAKAMI, Yuji、SEKINE, Yoshika、KIMURA, Keita、TODAKA, Michihito、ODA, Hisayuki「An exploratory study on "people allergic to me" syndrome based on measurement of trace gases released from skin surface and microbial species in nasal cavity of a patient」『Indoor Environment』第21巻第1号、2018年、 19–30、 doi:10.7879/siej.21.19ISSN 1882-0395
  3. ^ a b “なぜか自分の周囲の人が咳やクシャミ…謎の現象「PATM」とは” (日本語). ダイヤモンド・オンライン. https://diamond.jp/articles/-/157697 2018年10月10日閲覧。 
  4. ^ 皮膚ガス測定および鼻腔内微生物検査に基づくPATMに関する考察
  5. ^ 自分のせいで他の人がアレルギー?|ザ!世界仰天ニュース|日本テレビ

関連項目[編集]