OUTLAST

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OUTLAST
ジャンル サバイバルホラー
対応機種 Linux
Microsoft Windows XP/Vista/7/8
PlayStation 4
シナリオ J. T. Petty英語版
人数 1人
メディア ブルーレイディスク、ダウンロード
発売日 2013年9月4日(Steam)
対象年齢 ESRBM(17歳以上)
CEROZ(18才以上のみ対象)
コンテンツ
アイコン
セクシャル、暴力、恐怖、犯罪、言葉・その他
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OUTLAST (アウトラスト)とは、『プリンス・オブ・ペルシャ』や『アサシンクリード』を開発したUbisoftのモントリオールスタジオに在籍していた開発者が立ち上げた会社[1]Red Barrels製作のサバイバルホラーゲーム。2013年9月4日にSteamでの配信が開始され[2]、2014年以降にPlayStation 4での発売も予定されているが[1]、日本語版の発売は2015年現在未定である。

概要[編集]

コロラド州の山岳地帯にある隔離された精神病院を舞台に、プレイヤーキャラクターであるフリージャーナリストを操作し、敵から逃げ回りながら施設内を探索、脱出経路とこの病院でおこった事件の真相を解き明かす[1]。主人公の所持品は取材用のビデオカメラのみであり、ゲーム内では敵を発見次第逃走するか、物陰に隠れる、あらかじめ敵の行動パターンを読んで裏をかく以外襲撃に対抗する手段は一切用意されていない。ビデオカメラには暗視撮影モードが搭載されており、暗所で周囲の確認や敵の先制発見に役立つが、バッテリーが切れれば使用不能となる。このためプレイヤーはマップ上に散在するバッテリーを収集して適宜充電しつつ前進する必要がある[1]

2013年10月30日にはダウンロードコンテンツの追加が発表され[3]、2014年に"Whistleblower"というタイトルのもと欧米向けにPC/PlayStation 4用DLCとして配信開始された[4]。 Red BarrelsはこのDLCを前日譚にして真の最終章と位置付けている[4]

ストーリー[編集]

本編[編集]

フリージャーナリストのマイルズ・アップシャーの元に匿名の人物から内部告発を記したメールが届いた。内容はマーコフ・コーポレーションという会社が、慈善事業として運営している精神病院で非人道的な手段を用いて莫大な利益を得ているというものであった。 早速愛用のハンディカムと共にコロラド州に飛び、山頂にそびえる巨大な隔離施設「マウントマッシブ精神病院」を訪れたマイルズだったが、彼を待っていたのは血と暗闇と狂気の支配する地獄だった。 ここで何が起こったのか?何が始まろうとしているのか?そして畏れと共に囁かれる言葉「ワールライダー」とは何を意味するのか。 極限の恐怖と死の危険が迫る中、マイルズは真相に向かっていった。

Whistleblower[編集]

マーコフ・コーポレーションのソフトウェアエンジニアであるウェイロン・パークは、「マウントマッシブ精神病院」内でおぞましい出来事が起きていたことを知り、外部へ告発しようと試みる。 行動が露見したパークが被験体として捕らえられそうになっていたその頃、院内で行われていたモーフォジェニックエンジンの実験でビリー・ホープという患者が暴走し、大惨事が起きようとしていた。

登場キャラクター[編集]

マイルズ・アップシャー (Miles Upshur)
声 - ショーン・ベイチュー
本作の主人公で、フリージャーナリスト。匿名の人物からの手紙を受けてマウントマッシブ精神病院を訪れ、ハンディカムを片手に施設内を探索するが、その途中でマーティン神父に捕まって彼の目的に強制的に協力させられることとなる。その後、様々な困難を乗り越えて遂にはワールライダーの動力源であるビリー・ホープの始末に成功、病院を脱出しようとしたところを突如ウェルニッケと共に現れた兵士達の銃撃を受け倒れる(視界が暗転後謎の声が響き、兵士達が断末魔の悲鳴を上げて倒れていくのが聞こえるが、マイルズの身体を乗っ取って復活したワールライダーの仕業と思われる)。
マーティン・アルシャンボー (Martin Archimbaud)
声 - アンドレアス・アペルギス
マーティン神父、または単に神父と呼ばれている元患者。神父のような格好をしており、「ワールライダー」を信仰している。またマイルズを「証人」と呼んでいる。他の患者達を独自の教義で従えて扇動し、精神病院内を地獄絵図とも言うべき状態に変えた上でマイルズを施設内の奥へ誘導するが、最後は患者達によって磔にされた上で焼殺される。
クリス・ウォーカー (Chris Walker)
声 - チムウェムウェ・ミラー
ストーリー序盤からマイルズを追い回す異様な体格の男性で、アフガニスタンに駐留経験を持つ軍警察の元関係者。素手で人間の首と胴体を引き裂く程の怪力を持ち、暗闇からでも対象を見つけ出すなどの夜目が利く。マイルズを散々追い掛け回し、最終的には施設内の奥までしつこく追い詰めるも直後に姿を現したワールライダーによって殺される。
ブラザーズ(The Brothers、The Twins)
マーティン神父に従ってコンビでマイルズを殺そうと追い回す正体不明の双子(兄弟)の男性。最初はマイルズを追い掛け回すが、マーティン神父が殺された後はマイルズから手を引いた。
リチャード・トレーガー(Richard Trager)
声 - アレックス・アイバノービチ
マーコフ社の元幹部。「何か」が起こった後、捕獲した患者に対して際限のない拷問を続けており、また完全な狂気に侵されているとはいえ行動や言動には計画的且つ知的なものがみられる。他の患者達がマーティン神父に従う中で彼とはテリトリーこそ分けていながらも対立しており、院内で独自の行動を取っている。マイルズを捕まえて彼の指(右と左の一本ずつ)を切断し、更には彼が拘束を解いて逃げ出したことを知ると本格的に殺そうと追い掛け回すが、最後はマイルズとエレベーターで揉み合いになった直後に作動したエレベーターに身体を挟まれて息絶える。
ルドルフ・G・ウェルニッケ(Rudolf Gustav Wernicke)
ドイツ出身の元医師。渡米後はマーコフ・コーポレーションに入社し、2009年に死亡したと記録を偽造した上で実験施設の奥で生き延びており、後にやって来たマイルズにビリー・ホープを始末するよう依頼する。その後兵士の集団とともにマイルズをも抹殺しようと試みるもワールライダーの逆襲を受け兵士たちは虐殺された模様。彼の消息は不明である。
ビリー・ホープ(Billy Hope)
患者の一人。実験体にされた後にワールライダーを生み出し、自身はその動力源として生かされ続けていたが、最後はマイルズが生命維持装置を停止したことで息絶える(と同時にワールライダーも消滅したかに見えたが…)。
患者達(Variants)
精神病院で実験体にされていた人達。全員が人体実験や傷害を受けており、事態が起こった後はその仕返しとして医者や会社関係者達を暴行したり、時には殺している。また、精神が病んでいるために蹲る者もいれば自傷をする者もおり、場合によっては襲い掛かる者もいる。

Whistleblowerからの登場人物[編集]

ウェイロン・パーク(Waylon Park)
Whistleblowerの主人公[4]で、マーコフ社のシステム・エンジニア。精神病院の現状を伝えるために行動していたが、露見して被験体にされかける。その後、施設内で起こった事態に乗じて拘束から逃れ、世間に精神病院での真実を伝えるために脱出を目指すが、その途中で様々な困難に巻き込まれてしまい、負傷しながらも何とか脱出に成功する。その後は自身を救助してくれた謎の人物の脅迫を受けるが、敢えて覚悟を決めて真実を伝えることを選ぶところで物語は終わる。
アンドリュー(Andrew)
マーコフ社の研究員。被験体となったウェイロンに実験を行おうとしたが、直後に起こった事態を知ってその場を去った。その後の消息は不明である。
ジェレミー・ブレア(Jeremy Blaire)
マーコフ社の関係者。ウェイロンが精神病院の現状を探っていたことに気付いて口封じのために彼を被験体にし、更にはウェイロンの恋人にも目を付けて監視する(病院内で見つかる資料で分かる)。その後、拘束から逃れたウェイロンを見つけた際は外部からの助けを呼ぶのを阻止し、彼を殴り倒した後に生き延びることは無理だと見なして一度は見逃す。その後は病院から脱出を図る寸前のウェイロンと再会し、直後に口封じのためにその場で殺そうとしたが、最後は姿を現したワールライダーによって殺される。
フランク・アントニオ・マネラ(Frank Antonio Manera)
患者の一人。常に不潔な顔付きと全裸で移動し、武器に電動のこぎりを使用している。また、人肉が好物で、生きている人を見つけると「僕のお肉」と叫んで追いかけたり、殺した人物を使って人肉料理を作っていたり、死体から臓器を取って食べたり、時には死体ごと貪っている。ウェイロンを食べるために追い掛け回すが、最終的には取り逃がしてしまう。その後の消息は不明である。
解離性のデニス(Dissociative Dennis)
患者の一人。一人芝居が目立っており、二重人格の如く演じ分けている。グルースキンに目を付けられないようにウェイロンを追い掛け回し、彼をグルースキンのいる場所まで誘導する。その後の消息は不明である。
エディ・グルースキン(Eddie Gluskin)
患者の一人。モーニングコートを身に纏っているためにデニスからは新郎と呼ばれており、また過去に叔父や父親から性的虐待を受けていたために多少ながら人格が歪んでいて母親からの教えで理想の花嫁にも執着している。また、狂的といえる結婚願望を抱いており、理想の花嫁を得るために捕えた患者達(当然男性)の身体を改造して新婦に見立てているが、それ故に他の患者達からは恐れられており、また首吊りのようにして殺した人物達を大量に吊るすというある意味拷問に似たことも行っている。ウェイロンをダーリンと呼んで自らの花嫁にするために執拗に追跡し、後一歩のところまで追い詰めるが、最後はウェイロンの抵抗に遭って杭が身体に突き刺さり、彼に対して花嫁に出来なかったことへの悔しさを言い残して息絶える。

舞台・用語[編集]

マウントマッシブ精神病院
コロラド州の山岳地帯にある精神病院。マーコフ・コーポレーションが慈善事業として運営しており、洋館のような趣きとは裏腹に電子ロックなどの先進的な設備を備えている。1971年にスキャンダル事件で閉鎖したが、2009年にマーコフ精神医療システムによって密かに再開された。その後、マイルズは脱出できなかったものの、ウェイロンが脱出に成功してその病院内で起こった実験の全ての真実が世間に広まることとなる。
モーフォジェニックエンジン
マウントマッシブ精神病院で行われている治療法。被験体に様々な映像を強制的に視聴させ、引き出した強力な負の感情エネルギーを元に超常現象を引き起こす。
ワールライダー
マーティン神父らの崇拝する謎の存在だが、正体は患者であるビリー・ホープがモーフォジェニックエンジンによって発現させたナノマシンの集合体である。黒い雲霞が纏わり付いたような人型の姿をしており、人間を軽々と引き裂く程の力を持ち、空を飛ぶことも出来る。

脚注[編集]

外部リンク[編集]